表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/20

⑼『残像の行く先』ー通常ー

⑼『残像の行く先』ー通常ー



残響は、残像となって、脳内で拡散される訳だが、しかしそれが、確かな何かを、自己に与えるなら、残像を拾ってみようという気になるものだ。それこそ、残像の行く先であろう。しかし、我々の前には、無差別に壊れた、残骸が横たわって、行く先を阻むのである。



光を渇望するのは、決まって夜の闇の中である。全てが消えてしまうのかと、思わされる程、世界はカオスである。ただ、自分には、自分があるじゃないか、と思わされ、気付かされるのだ。自分は、自分の分身の様に、文章を書いている、執筆衝動の原罪であろうか。



そうすると、やはり、現在の自分は、残像を意識していると、言わざるを得ない。確かな、確証として、空位を舞う世界に、自己を投げ出して、箱の中のロマンティストを、鏡が演じているじゃないか、すると、やはり、残像も通常に、範疇化されるのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ