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⑹『残像の行く先』ー通常ー

⑹『残像の行く先』ー通常ー



自己残像というものが、如何に得難いかは、地球規模で考える必要があるだろう。思考という、この与えられた風景描写が、瞬く間に残像の行く先を捉える時、瞬時にして、自己解体と、自己発展が行われる訳であって、それは無常なものである。



ただ、残像の行く先は、結局は、誰も知りえないのかもしれない。色褪せた公園のベンチには、或る落書きがあった。もう今では覚えていないが、あの落書きは、子供たちへ残された警告の様なもので、こんなことを、してはいけないよ、という無言の圧力である。



通常、我々は、我々のこと以外知りえないが、其れこそが、知りえないということの、発端なのであって、物事は知らずしても、行き過ぎ、邂逅するのである。難しいという、命題に乗せて、明るい閃光が、額に突き刺さったなら、脳内に、残像は残り、それを通常に変えてしまうであろう。

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