6、神魔対戦、あるいは幼女の戯れ
筆は遅いし、入力も遅いし、編集も確認にも時間がかかる私を許しておくれ。
今回、気合入ってます。
これからも頑張ります。
はるか上空に小さな穴のようなものができ、そこから何かが出てきている…気がする。
「小っさ、見えんわ!」
そう言った途端、急に視界がズームになり穴のあたりがくっきりと見えるようになる。
「…まじでこの体、便利すぎん?ってえぇ!」
なんと穴から出てきたのはザ・悪魔っ子といった風貌の褐色ロリ美少女だったのだ。
口元の動きから何かを言っているようだが、流石にこの距離では何を言っているのかわからない。
「あーはっはー、あーはっはっはー。」
突然、笑い声がクリアに聞こえはじめる。
恐らくこの体の機能だろう。指向性マイク的なものなのだろうか。魔法とかではないんだろうなぁ。
「なっ!」
そして唐突なフラッシュ。
しかし、私の目はハイスペックなのだ。まぶしさを感じても見逃すことなどない。それでも驚いたのはフラッシュの中心に白を基調し、天使のような輪と光の翼を纏ったロリ美少女が現れたからだ。
「しょーこりもなく、また来やがったんですね。前回どーよー、ぼっこぼこにしてやるです。」
声かわいい。若干舌っ足らずなのも、口が少々悪いのもかわいい。
「はっはっは、このあいだのボクと同じだと思うなよ。此度のボクはチョーすごいのだからなー。」
穴から出てきた娘も負けじと言い返す。
張り合う幼女、かわいい。ちょっとバカっぽいとこもかわいい。
かわいいが飽和しそうだ。
しかし、和やかにかわいい、かわいいと眺めていられたのはここまでだった。
ロリっ子たちはお互いに黒と光の球体を自身の周りに漂わせたかとおもうと、その球体からレーザーを相手に向けて撃ち始めたのだ。
「ゆけい、イカ墨的、黒の奔流!」
「いきなさい、穏やかなる陽光!」
イカ墨とは比べ物にならない脅威のレーザーと、穏やかさの欠片もないまばゆい光のレーザーがぶつかり合う。
しばらく拮抗したのち、同じタイミングで収まった。
「うそ、私の光と互角なんて…。」
「へへーんだ、これが特訓のせーかよ。」
呆然としながらその様子を見ている私。
どうやら穴の娘は前回よりも強くなっているらしい。
いや、そうではない。そんなことよりレーザーだ。あれはもう魔法と言ってもいいはずだ。ずるい。どうやったら使えるようになるんだろ。しかも二人とも飛んでるし。
「ひ、ひきょうだぞ。」
「勝てば正義なのです。勝たねば意味はなく、手段を選ぶ必要などないのです。」
飛行とレーザーについて考えている間に状況は進んでいたらしい。
それにしても光の娘もなんだか物騒なことを言っている。
そして穴の娘は空中で拘束されたらしい。
両手足に光の輪がついている。でも、球体で攻撃してたんだから意味ないんじゃないだろうか?
「辞世の句を聞いてやるです。」
「チクショー、おぼえてろよー、いずれこのボクがお前を…」
「消え去るです」
言葉の途中でレーザーをぶっ放す光の娘。
ひでえ、聞いてやるんじゃねえのかよ。
小説につけたタグ、少しは回収できたでしょうか?
そのうちそういう要素も入るかなって感じで入れたものもあるので全回収はまだまだ先だと思います。