表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラウザル 〜無限の力、覚醒の時〜  作者: 逆さのかかし
2章 新入生歓迎トーナメント開始!
6/13

新入生歓迎トーナメント編 Battle1

ようやくトーナメント本編に入ることが出来ました。

ここからの話は当分戦いが多くなると思うので戦闘シーン大目になります。

トーナメント当日


会場は2つに分かれて行われる。

1つは新闘技場、もう1つは旧闘技場。

新闘技場は去年新設され観客の入れる人数も旧闘技場の2倍である。


今回のトーナメントでは計48人が戦うため時間短縮を狙い、同じ日に2つの会場を使って行われる運びとなった。


旧闘技場といえどもその都度増改築が施されており巨大なモニターや開閉式の天井は

新闘技場とほとんど変わらない。



ダナンとアミティエは旧闘技場の会場で戦う事となっていた。

2人はルーティに5人一塊で座った方が良いと言われ会場の席に座っていた。



「お前ら、緊張してるか?」


ルーティがダナンとアミティエに聞く。

ダナンは隣のアミティエの前に顔をだし返事をした。


「少し緊張はしてますけど、わくわくしてます!」


「そうか。アミティエはどうだ?」


「私は…少し不安です」


「どうしてだ?」


「負けてしまうかもしれないですから」


「まぁそんな心配するなよ。勝負なんだし、もし負けたら

それはそれで納得するしかない。だからもっとリラックスして大丈夫だ」


アミティエはルーティの言葉に頷いて答えた。


突然大きな音でファンファーレが流れ出した。

するとモニターに理事長の顔が映し出され、開会式が始まった。


「えぇ、本日は新入生歓迎トーナメントが何事もなく開催され誠に嬉しい限りです。

そして外部からの来賓の方も沢山いらっしゃいます。本日はどうか楽しみながらご覧いただけたらと思います。おっといけない。今日は日本から賢人会の方も見に来られています。

えぇそれではトーナメント開始とします。」


すると理事長はマイクを手に取り、壇上の前に出た。

顔を空に向け言った。


「トーナメント開始ぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


開始の合図が出ると大勢の人が雄叫びを上げトーナメントが始まった。





同日 8時50分

新闘技場と、旧闘技場で同時に第1試合の組が発表された。

同時刻にスタートする為である。

ちなみに新闘技場の情報は旧闘技場には

入ってこないためニルスとミノーが逐一報告する事となっていた。開会式の間に新闘技場の方に移動をしていた。


旧闘技場の第1試合の組はCランクチームセコイア

Dランクチームシュクイッツのペアだった。

事前情報ではチームセコイアとチームシュクイッツは

男同士のペアで

チームセコイアは触れると離れられなくなる能力と

手で剣のように切る事が出来る能力を持っていて。

チームシュクイッツは触れている間だけそこを

高熱にする能力と爪を尖らせる能力と書かれていた。




「第1試合、楽しみだなぁ!」


ダナンは楽しそうだった。

他の能力を持った人たちが、どんな戦い方をするのか

気になっていたからだ。


ルーティはそれを横目で見て微笑んだ。

リラックスしている様子で安心した。

だが、ダナンたちの試合は第4試合

旧闘技場の最初の

12試合ある内にしては順番が早い位置にいた。

この位置が2人にどのようなプレッシャーを与えるか

とルーティは考えていた。


試合開始前のファンファーレが鳴る。


「おっと、そろそろ始まるぞ。

2人ともよく見ておくと良い」





特殊な防具と装備を付けた審判が4人入ってきた。

審判の1人が入場を促す。


「右手からチームセコイア、左手からチームシュクイッツ。両チーム白い線の前まで」


両チームが白線の前で止まり、会場の声も小さくなった。

主審が言う。


「両チーム、ルールを説明します。

タイムは30分、命を取ることは禁じられています。

それぞれがギブアップを宣言または気絶した場合

リタイアとします。

もしリタイアしたにも関わらず攻撃した場合

オーバーアタックと見なし審判による強制拘束を行います。両チームの誰かが1人でも勝ち残っていれば

ペアでの勝利とします。ペアで2人残る必要はありません。両チームよろしいですか?」


チームセコイアが先に答える。

「あぁ、もちろんだ」



チームシュクイッツもそれに答える。

「こっちも問題ない」


「では、10秒後に開始します。

10…9…8…………4…3…2…1…0。

それでは始め!」


審判たちが一斉に散らばり

両チームは相手目掛けて走り出す。


チームセコイアが先制で攻撃を仕掛けた。



「うぉっと、あんたのその手

情報通り何でも切れるようだな」


「やっぱ情報公開されてると対策も練られてて

やりづらい」



両者猛攻を見せた。

その様子は巨大モニターにも映し出されていた。

観客は大きな歓声を上げて熱気に包まれた。




観客席で観ていたダナンは

この体験した事の無い空気感に震えた。

自分の出せる全力で相手を倒そうとしている。

これが能力者同士のバトル。

とてつもなく興奮した。


「ふむ。ダナン、アミティエどうだ?

これがトーナメントだ」


「す、スゴイです!これがバトル…」


「両者ともに対策を練れているから

相手の動きを読んで攻撃を回避している…。

私たちも今日戦うんですよね…」


アミティエは驚いていた。

Cランクのチームセコイアが思いのほか

動きが速い。

それにチームシュクイッツは

完全に手を抜かれて戦われている事が

ここから見ていても分かった。

AランクやBランクはこれを遥かに凌駕してくるということが容易く予想出来た。


ルーティは何かに気付いた様子のアミティエに聞いた。

「アミティエ、どっちのチームが勝つか

分かるか?」


「え?えっと…多分ですけど

チームセコイアが勝ちます」


「何故だ?」


「私が見た感じですけど…チームシュクイッツは

手を抜かれてます」


ダナンはアミティエの言葉に驚いた。

「えぇ!?そうなのか!?全然分からなかった!」


「ダナンは分からなかったか。

その通りだ、アミティエ。そしてこの試合はすぐ終わる」



_____


チームシュクイッツはチームセコイアに

苦戦を強いられていた。


「このまま戦ってても勝てねぇ…!どこかで隙を作らないと!」


「そんな事は分かってる!だが、能力の相性が悪すぎる…!」


チームシュクイッツは爪を伸ばす能力を使って

相手よりリーチが長く有利そうだったが

チームセコイアの手刀の能力の前にジリ貧な戦いをするしかなかった。

手刀で長くした爪を切られ、何度も即再生し攻撃をする。

こちらは防御する事で精一杯だった。

仲間は相手と同じ直接触れる事で発動する能力のせいで攻撃のタイミングを掴む事が出来ていなかった。



次の新しい一手を考えている間に

相手に仕掛けられ勝負は決まった。


「ぐはっ!」


「うぐ!」


チームセコイアが上に跨り、腕を首元でクロスさせ

言った。


「ギブアップを宣言しろ…」


もう1人の仲間の方を見たが勝ち目は無かった。

両手を上げ言う。


「ぎ、ギブアップ…」


会場にファンファーレが鳴る。

主審が勝敗を言った。


「ただいまの試合、チームシュクイッツの

ギブアップが宣言されたので

チームセコイアの勝利とします。勝者チームセコイア!」



観客は大きな歓声を上げた。



アミティエの予想した通り、チームセコイアが勝ち

タイムは10分程しかかからなかった。


会場内にアナウンスが流れた。


「あと、10分程で第2試合を開始します。出場者は準備をお願いいたします」


ルーティは席を立ち、人通りが少ない壁際に来た。

耳に付けていたインカムでニルスを呼び出す。


「ニルス聞こえてるか?こっちの第1試合が終わった。そっちの進行状況を教えてくれ」


「こっちも第1試合がさっき終わって勝ったのはAランクのペアでしたよ。

もう5分もしたら第2試合が始まります」


「そうか、分かった。逐一報告してくれ」


「了解です」


ルーティはニルスと会話を済ませるとダナンたちがいるところに戻った。


「あと何分で始まる?」

ルーティの問いかけにアミティエが答える。


「えっと、あと3分です」


ルーティはポケットからトーナメント表を取り出した。

さっきニルスからの情報では新闘技場でAランクペアが勝ったと言っていた。

今年の新入生のスーパースペックコースのAランクは2人しかいないことが分かっていた。

幸いにも旧闘技場の組にはBランク以下の能力者しかいなかった。

これはダナンとアミティエが少しでも勝てる要素の1つだと考えていた。

こちらの組にはBランクが2組、その他はCランクが4組、Dランクが5組

そしてEランクのダナンたちが1組。

ランクだけ見れば圧倒的力量差は明白だが

2人にはまだ今よりも強くなれる素質を持っている。

それをこの試合で見つけることが出来ればランク関係無に勝ち進めることが可能ということも

あった。


そんなことを考えているうちに第2試合開始30秒前になっていた。


























また新しいキャラクターを出してしまいました。

そのうち、キャラクターの相関図のようなものを作る予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ