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ヘロヘロ

 ヒズルとフィーレアは、ルナシス街を出て西側にある平原に向かっていた。

 その平原に、今回の討伐モンスターのヘロヘロが棲息しているからだ。


 平原は見通しが良く非常に長閑に思えたが、街から徐々に離れるに連れ、雲行きが怪しくなっていった。

 上空には暗雲が立ち込めたせいで、平和的な印象を与えていた平原は、今は薄気味悪いイメージをおぼつかせた。

 それに加え、ヒズルとフィーレアの雰囲気もピリピリとしていた。

 原因はほぼフィーレアにあり、ヒズルは困り果てていた。


 これまでの成り行きは全てフィーレアとルーズィのせいであったが、ヒズル自身は尾を引きずるような性格ではないので、二人の悪行は許していた。

 なので少しでもフィーレアと仲良くしようと歩み寄ろうとしたのだが、フィーレアはヒズルの好意を全て無下にするのだ。


 ヒズルはそのフィーレアの自己中心的な態度に腹を立てた結果、非常に険悪な空気になっているのだった。


 「なあ、お前さ。いい加減にしろよな。俺の何が気に食わないんだよ」


 腹に据えかねたヒズルがそう問うと、フィーレアはヒズルの顔を一瞥して、フンっと鼻を鳴らしてそっぽを向いた。


 怒りのボルテージが一気に上昇したヒズルは、フィーレアの両肩を掴み、自分の方に振り向かせた。


 「お前さ、自分勝手すぎるだろ。

 そもそも今、俺が冒険者になってるのも全部お前のせいだろ。

 謝りもしない。こっちが多少気を遣って話し掛けても無視。マジでなんなんだよ」


 身体中の血液がグツグツと沸騰するような感覚に襲われる。

 こうなると、理性より本能が優先的に働いてしまう。

 そんなヒズルに対して、火に油を注ぐようにフィーレアは云った。


 「騙すより騙される方が悪いんですのよ。

 そもそもなんで貴方なんかとクエストをしなきゃいけないんですの。

 はぁ。私はルーズィ様と二人が良かったですわ。無駄口を叩くより、先に進みましょう」


 コイツまじで何なんだ。いい加減にしろよ。


 「だったら俺、一人でこのクエストやってやるよ。お前は先に戻ってろよ。

 一緒にいても気分が悪くなるだけだ」


 「いいんですの? では、そうさせてもらいますわ」


 では、と言うとフィーレアは踵を返し、元きた道へと戻っていった。

 なんて奴だ。あんなに性格のねじ曲がった奴は見たことない。

 ふん。一人でのんびりと冒険してる方がストレスと溜まらないわ。


 ヒズルは気分を切り替えると、平原の奥に次々と進んだ。

 すると草が円型に刈り取られている地形が遠目に見えた。

 形容すると、UFOがキャトルミューティレーションで吸い上げてしまっているようだ。

 その地形の真ん中に、しっかりしない形状の身体をのそのそと動かしている物体がいる。


 ヘロヘロだ。冒険者ギルドからヘロヘロの特徴を教わっていたヒズルは瞬時に理解したのだ。

 幸いなことにヘロヘロが此方に気付いている様子はない。よし、慎重に背後をとろう。

 

 ヒズルは匍匐前進で、草の中を進んだ。

 草はヒズルの腰あたりまで伸びているので、忍び寄るにはもってこいの地形だった。


 ヒズルはある程度まで近づくと、ヘロヘロを観察した。

 ヘロヘロの身体は、頭のてっぺんと思わしき箇所からヘドロのような濃紫色の液体が放出している。

 その液体は身体中を覆っている為、非常に汚らわしい印象だ。

 大きさは小柄で、恐らくヒズルの膝の半分程度だ。

 また足がないので歩行速度が非常に遅く、傍からだと丸いナメクジのようだ。

 身体の中心には、手と思しき形状の物が生えている。


 なんだか気持ち悪いモンスターだな。

 初心者向けのモンスターだから強くはないんだろうけど、正直緊張するな。

 逡巡していると、突然と背中あたりを突かれた。

 予想だにしていなかったので、ヒズルはビクッと身体を強張らせると、サッと後ろを振り向いた。

 そこには、ヒズルと同じく匍匐をしているフィーレアがいた。


 「お前なんでいんだよ。戻ったんじゃないのかよ」


 ヒズルは囁き声で訊ねた。


 「流石に貴方一人では可哀想だと思ったので戻ってきましたわ。

 決して帰路の途中、大量の納豆スライムの群れに遭遇して、それが怖くなって引き返してきたとかじゃありませんわ」


 いたんだな、大量の納豆スライムが。

  

 「それよりあのチンチクリンなモンスターがヘロヘロですのね。あんなヘンテコな見てくれしたモンスター相手にこそこそするなんて、よほどの慎重派なのですわね」


 フィーレアの表情には嘲りが伺える。相変わらず尊大な態度だ。


 「偉そうに抜かすならお前がどうにかしろよ」


 「いいですわ。こういった狩りは初めてですが、貴方の様な臆病者とは違うところをお見せしますわ。格の違いってのをみせてあげますわ」


 フィーレアは、おもむろに立ち上がると、堂々とヘロヘロに近づく。

 果敢にヘロヘロへ近づくフィーレアの背中を隠れながら見つめているヒズルは、やられちまえ、と内心毒づいていた。

 

 どうやらヘロヘロは攻撃的なモンスターではないようで、近づいたフィーレアには無関心で、気にせずゆっくりと移動している。

 ヒズルは、あいつここからどうすんのかな、と映画を見るような心持になっていた。


 フィーレアはヘロヘロの背後に立つ。

 そして、えい、と掛け声と共にヘロヘロの背中を踏みつぶしたのだ。

 踏みつぶすされたヘロヘロは、「ヘロ! ヘロヘロ! ヘロ! ヘロヘロ!!」と奇妙な悲鳴を上げている。

 フィーレアは何かのスイッチが入ったように容赦なくヘロヘロをガシガシと踏み付け、その都度ヘロヘロが悲鳴をあげるのだ。

 その光景を見ていたヒズルは、なんだか動物虐待のワンシーンみたいだな、と傷心した。 


 「おかしいですわ! 全然死なないですの!」


 フィーレアの辞書に慈悲はないようだ。嬉々としてヘロヘロを殺害する手段を模索すている。 何か閃いたようで右手に左拳をポンッと乗せた。

 

 「鉤爪Lv.1!!」


 どうやら狂戦士(バーサーカー)クラスのスキルの様だ。

 フィーレアの右手の爪が異様なほど鋭く伸びていた。

 あれで切り裂くのか。残酷な。


 想像通り、フィーレアは右手を振り上げると容赦なくヘロヘロの背中を切り裂いた。


 「ヘロ!!!!」


 ヘロヘロは死にゆく最後の断末魔のような叫喚を出すと、短い手を前方に伸ばし、そしてこと切れように倒れた。

 フィーレアは、動かなくなったヘロヘロを足でチョンチョンと確かめている。


 「ま、こんなもんですわ!」


 したり顔で、口に手を添え笑っている。

 

 --その時だった


 「「「「ヘロヘロ」」」」 


 フィーレアの周辺にある土が、モリモリと盛り上がると、土から這出るように数体のヘロヘロが現れた。

 ヘロヘロ達は仲間の死を悼むように、死んだヘロヘロを中心に輪を作るように囲んでいる。

 フィーレアは、何が起きてるのか理解できないような表情で、しどろもどろしている。

 すると、同志を打った憎き相手を見つけたと言わんばかりにヘロヘロ達は、

 フィーレアに向かって毒沼のような上体を上へと伸ばしている。威嚇行動のように思えた。

 

 フィーレアは、その光景に少したじろぎながらも、左足でシッシと蹴りはらっている。

 ヘロヘロはフィーレアの攻撃に対しても臆した様子はなく、それどころか好戦的になったようで、一体のヘロヘロがフィーレアの背中に飛びついたーーと、同時にフィーレアが奇声を上げる。

 「いやあああ。気持ち悪いですわ」と背中に張り付いているヘロヘロを振り払おうと必死に舞っている。

 

 滑稽な姿に少し胸のつっかえが取られる気持ちになる。

 その行動が裏目に出たらしく、

 フィーレアが足で牽制していた前方にいるヘロヘロ達も絶好のタイミングだ、とフィーレアに猛襲を掛け始めた。

 

 フィーレアは全身ヘロヘロに包まれ、

 傍からみると人型をしているヘロヘロのような出で立ちになっている。

 助けてやろうかな、と一瞬思料したが、今までのヒズルに対しての態度を鑑みて、やっぱり観察したままでいいやと思いとどまった。自業自得だ。


 それにヘロヘロは、

 相手を殺すような手段を備えていないと冒険者ギルドから報されているので、

 特段心配はしていない。


 フィーレアは、一頻りもがき苦しむように片手を上空にあげたりジタバタするなどしていたが、

 電池が切れのロボットのように両肩をゆっくりと下げ、

 無気力なポージングをして動かなくなった。

 

 全身がヘロヘロに包まれている為、表情は伺えない。

 ヘロヘロは満足したようで、フィーレアの身体からボトボトと落ちると、

 仲間の死骸を担いで何処かに消えていった。

 もう安全だな、と判断したヒズルは、起き上がると片手を上げてフィーレアに近づいた。

 

 「大丈夫か?」


 微塵も思っていなかったが、とりあえず言っておいた。

 しかしヒズルの問いに対して、返答はない。

 それどころか先ほどと同じ姿勢のまま動かない。何度問いかけても全く反応がない。

 まるで封印されてしまった悪魔の石像のように、ひたすら停止している。

 虚ろな眼つきは、どこをみるでもなく見開かれている。

 もしかしてこれは本当に不味いのでは思ったので、

 フィーレアのフリル付きの赤いドレスのスカートを捲りあげた。真っ白だった。

 しかしフィーレアは微動だにしていなかった。

 これは本当に重症だと思ったので、次は後ろに回り込んでから胸を揉んでみた。

 残念なことにこれにも反応がなかった。ここまで来たらパンティーを脱がすしかないとヒズルは判断した。

 

 「へ...ロ...へ...ロ」


 ヒズルは、ヘロという言葉に反応して素早く周囲を見渡した。

 しかしヘロヘロの姿は見当たらない。 どこだ。まだいたのか。まさか次は俺を攻撃する気なのか。


 「ヘロ...ヘロヘロ......」


 まただ! どこだ! そしてヒズルは"ヘロ"の正体を捉えた。

 フィーレアだった。

 

 「お、おい。だ、だいじょうぶかよ。頭おかしくなったのか?」


 のっそりした動作でフィーレアはヒズルに向き直る。すると、首を少し傾げている。

 色のない目が大きく見開かれ、首を傾げているのでホラーさながらの迫力がある。

 ヒズルは、この光景を見るのが昼まで良かったと安堵した。

 夜だったらチビっていたかもしれない。


 「わ、悪ふざけはやめろよ。少し腹が立ってたんだ。助けなかったことは謝るからさ。

 これでお相子ってことで仲直りしよう」


 「.........」


 ひたすらヒズルの顔を凝視しているフィーレア。

 瞬き一つせず、ただただ見つめている。

 ヒズルは一歩後ずさる。するとフィーレアは一歩踏み出す。 

 

 「ヘロヘロヘロヘロヘロヘロヘロヘロ」


 壊れた様に同じことを繰り返すと、さきほど披露していた鉤爪を使用して襲い掛かってきた。

 フィーレアは躊躇なく右手でヒズルの顔面を引き裂こうと振り抜きーーヒズルは間一髪、

 上体を後ろに反らし回避した。


 マジだ。本気で殺そうとしてきた。どうやらシャレじゃないようだ。

 ヒズルはおちゃらけスイッチをオフにすると、真面目に思考を切り替える。

 どうやったら正常になるんだ。こんなことになるならスグにでも助けとけばよかったな。

 てっきりヘロヘロって名前から、相手を無気力なダメ人間にするんだろうな、と考えていたけど全然違うようだ。ましてや自分に牙を向けてくるなんて蚊ほども思っていなかった。これこそ自業自得だなーーとヒズルは独りごちた。

 フィーレアは表情一つ変えず、ヘロヘロと不気味に呟きながら両手の鉤爪で攻めてくる。

 フィーレアの動きは、ヒズルの想像より遥かに速い。人間の頃の自分だったらとっくに殺されていただろう。

 それほどに速い。当たればタダでは済まない。防戦一方になるヒズル。

 

 おかしいぞ。コイツただの人間だよな。レベルは同じでも、こっちは仮にもオークだ。

 人間より身体能力は桁違いに優れてるはずなんだけどーー直後、腹部に衝撃が走った。

 「グフッ」っとうめき声を上げ、ヒズルは後方に吹っ飛んだ。一瞬呼吸が止まる。

 どうやらフィーレアに腹を蹴られたようだ。

 イテェ。あんな華奢な足のどこにこんな力なんだよ。

 フィーレアは休む暇を与えてくれないようで、仰向けになっているヒズル目掛けて跳躍してくると、勢いに任せて鉤爪を振り下ろしてきた。

 死んでたまるかよ! ヒズルは、ぐるりと転がり横に避けるとすぐに態勢を立て直す。


 「仕方ない。気絶させるか」


 ヒズルはムエタイ選手の様に構える。もちろん武術などの経験はないので、単にテレビで観たポーズを真似ているだけだ。

 このポーズをとると自然と強くなった気になる。 よし、来い。

 フィーレアは、人間とは思えない速度で間合いを詰めてくると躊躇なくヒズルの身体を切り裂きにきた。

 ヒズルは全神経を集中させて、フィーレアの猛撃を回避する。そして隙を見つけてフィーレアの腹部目掛けてボディーブローを放った。

 もちろんかなり手加減をしてだ。

 その数秒後、手加減したことを後悔する事態に陥った。

 なんと加減していたとはいえ、ヒズルのパンチをモロに受けたフィーレアだが、まったく怯まなかった。

 ヒズルは不味いとさとり手を引き抜いたが、フィーレアの攻撃の方が僅かに速くボディーブローを放った右腕は容赦なく抉られた。

 あとコンマ寸秒、手を引っ込めるのが遅ければ腕は切断されていただろう。

 

 幸か不幸か興奮状態の為、そこまで痛みを感じない。

 正常な状態ならさぞ激痛に悶え苦しんでいたことだろう。

 今も右腕からは血がポタポタと滴っている。


 それにしても頑丈すぎる。

 もしかするとフィーレアの職業、狂戦士(バーサーカー)の恩恵のなのかもしれない。

 

 非常に困った。右腕を負傷して使い物にならなくなってしまった。どうする。

 そもそもなんでこんな状況になっているんだよ。初級クエストだぞ!

 死にかけてるんだけど、俺!

 くそ。あの時フィーレアを助けていれば良かったんだ、とヒズルは臍を噛んだ。

 

 フィーレアは、のそりと近づいてくる。 どうする。どうする。どうしよう。あ、待てよ。

 そうだ、スキルだ! 同レベルのフィーレアがスキルを使ってんだ。俺にも何か使えるはずだ。

 確認方法は、ギルドカードの裏面を見れば分かるってギルドのお姉さんが言ってたな。

 ヒズルはポケットに入れていたギルドカードを取り出し裏面をみた。

 唾液交換(ステータスコピー)という能力に目が付いた。

 どうやら自分の状態を相手にコピーする能力みたいだ。


 自分が状態異常に罹っていなければ仲間の治癒に扱え、

 状態異常に陥ってる場合は敵に対して感染させることができる勝手の良いスキルのようだ。

 これだ。これしかない。保有しているスキルポイントを全てつぎ込み、唾液交換(ステータスコピー)を習得した。

 すると頭の中に、自然と技の使い方の情報が流れ込んできた。

 キスをすればいいみたいだ。しかも濃い方のキス。

 いま治してやるぞ、フィーレア! もちろん邪な思いなど蚊ほどもない。いや、ほんとうに。

 なんだかとてもやる気が満ち満ちてきたヒズルは、近づいてくるフィーレアと正対する。

 フィーレアは馬鹿の一つ覚えみたいにひたすら、へろへろへろへろ、と繰り言を吐いている。

 散々迷惑かけやがって。戻してやったら今までのことキチンと謝ってもらうからな。

 ヒズルは、右足に力を込める。

 フィーレアは右腕を振り上げーーヒズルは、地面を思い切り蹴り上げ、フィーレアに突進した。

 ヒズルはロケットのような推進力でフィーレアに突撃する。

 ぶつかる寸前に、フィーレアの両肩をがっちり掴む、そのまま一緒に吹っ飛び、そして押し倒す。

 攻撃されないように、フィーレアの両肩をしっかり押さえる。 

 フィーレアは顔色を変えない。フィーレアの虚ろな瞳がヒズルを見つめている。

 

 「"唾液交換"(ステータスコピー)」

 

 唱えるとヒズルの口から茶色い湯気のようなモノが迸る。


 「今、お前を治してやるぜ!」


 ヒズルは唇を突き出すように尖らすと、フィーレアの口先に重ねるように動かす。

 そしてフィーレアと唇を重ねた。 

 フィーレアは必死に抵抗しようと四肢をジタバタと動かしている。

 率先してやってるわけじゃないんだ。お前を治す為なんだ。俺も心が痛んでるんだぜ!

 ヒズルは、意を決してフィーレアの口に舌を入れた。

 するとフィーレアは嘘のように大人しくなった。 ヒズルは気が抜け、その場に尻餅をつく。


 「ふう。しんどかった」


 フィーレアはそのまま気絶してしまっている。

 ヘロヘロも一匹は倒してるし、街に戻るか。

 ヒズルはフィーレアを肩に担ぎ、ルナシスに戻った。

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