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プロローグ
アトランティスシティの街中の公園でのこと
「ねぇカズくん、私たちはどのくらいこの世界にいたのかな?」
「約3年、あっという間だったな」
「時には悲しいこと、時には嬉しいことがあったり色々な思い出ができた3年間だったね〜」
カレンが俺の手を握って
「このゲームが始まったあの日、何もできずにただ立ち尽くすことしか出来なかった私をここまで連れてくれてありがとう。これからも、よろしくね!」
公園のど真ん中で手を握ってきたので少し照れてしまったが
「カレンがいなかったら俺も何もできなかった、こちらこそよろしく」
この何気ない会話が俺の記憶を呼び覚ました
俺は忘れない、あの日の出来事を……