殺したい。
死にたい。
そう考えるようになったのはいつ以来だろう。
でも、そんな考えを持ったのは君の性だろう。
だから責任をとって殺してもらおう。
その日僕は死んだ。
ああ、セラミックがあばら骨とぶつかってかける感覚すら伝わってくる。
僕が死んだ後、君はどうするのだろう?
それを思うだけで笑いが止まらない。
絶望した君だけが僕の希望だ。
赤く染まった両手と、青くなってくあの人の唇。
私は右腕をその人の唇につける。
するとその人は笑ってみせた。
「そっか。」
少女は持っていたセラミックを喉から飲み込み、あの人のように笑った。
二つの作品を読んでいただけたらしあわせに存じます。
人の簡単な判断は、人を人として見られなくなる場合があることをお見知りおきを。
といっても、このお話は私が突拍子もない簡単な判断で作りました。
たまたま読んでくださった人は有難うございます。