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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~シグルン編~豪邸模索とお家騒動~
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~第九十三話~シグルンの町に戻って、レイン達と遭遇しました~

はい、零堵です。

近況報告を言います。

なかなか執筆時間取れないです。

次・・・いつになるかなあ・・・そんな感じです。

とりあえず……この町、ユレイドの町での用事は終わったので、俺達は、シグルンの町へと戻る事に決めた。

シグルンの町への戻りかたなのだが……銀の羽を手に入れて、戻る方法しか浮かばなかったので、銀の羽を所持している魔物、ホーンラビットの情報をこの町で見つける事に決めたのだが……

「なあ、リム……」

「何?」

「一体誰に声をかければいいんだ? 何と言うか……この町の住人の女性の視線がさ……? 凄い眼で見ている気がするんだが……」

さっきからこのユレイドの町にいて、やたら視線を感じるのは、気のせいでは無いと思う。

「そうね……ここは私が聞きに行った方が良いかも知れないわね? ちょっとここで待ってて?」

「あ、ああ」

リムがそう言って、俺から離れて行く。

リムが離れた瞬間、俺に話しかけて来た者がいた。

「あのー」

「ん?」

話しかけて来たのは、二十代ぐらいに見える女性だった。

見た目的に、ちょっと可愛いと思うけど、リムの方が可愛いと思ったので、俺の好みな感じでは無かった。

「えっと……何?」

「貴方……腕輪装着してないですよね?」

「あ、ああ……この町の住人じゃ無いしな?」

「なら、私と一緒になりませんか! 大丈夫! 私の家は裕福なので、幸せに暮らせますよ! あと……貴方が望むのでしたら、何人でも子供を産んであげますし! どうか、私の夫になって下さい!」

彼女がそう言った瞬間、他の女性達が何所からか現れて

「ここは早い者勝ちよ!」「そうよ! 私だって狙っていたんだからね!?」「だから、私の夫にするのよ!」とか、そんな事を言いながら、女達が俺に突撃して来たので、ちょっとと言うか……かなり怖く感じてしまった。

とりあえず……逃げるか? と考えていると、リムが戻って来て

「解ったわ、コウ、えっと……何か凄い事になってるみたいね?」

「ああ……だからリム! この町を抜け出すぞ!」

「了解、さ、こっちよ」

リムがそう言って、俺の手を握って来たので、このままリムと一緒に、このユレイドの町を出る事にした。

何とか無事に町を出る事が出来て、良かったんだが……

改めて思うのは、この町……出来れば来たくないな……って、感じに思ってしまった。

「リム、西の方角が解ったんだろ?」

「ええ、詳しく教えてもらったからね? こっちよ」

「解った」

そう決めて俺達は、ユレイドの町から西の方角へ向かう事にした。

西の方角に歩いて行く事数分後、草むらから何か飛び出して来た。

飛び出して来たのは、スライム状の物体をしていて、見た目がクサライムにそっくりなのだが、この飛び出して来たスライムの色が、真っ白だった。

「ねえコウ? これってクサライムなのかしら?」

「見た目はクサライムそっくりだよな……けど、白色をしていないか?」

「ええ、じゃあクサライムの別個体なのかしらね? とりあえず……様子を見ましょうか?」

「そうだな」

そう決めて、このホワイトクサライム? を観察する事にした。

白色をしたクサライムは、俺達の姿を見つけたからか、白い粘着性の物体を飛ばしてきた。

スピードが遅かったので、軽く避けると、その粘着攻撃が当たった地面が、少し解けていたので

これって……溶かす効力のある攻撃だという事が解ったので、こんな攻撃を食らうと、痛そうなので、俺はこのホワイトクサライムに指先を向けて、一言こう言った。

「デス・トラップ」

俺の術が発動、ホワイトクサライムの動きが止まったので、俺はリムに

「リム、魔術を頼むぞ」

「了解、じゃあ行くわよ……ファイヤー・ボール」

リムの火系の術が発動、ホワイトクサライムは俺の術で動かないので、あっさりと命中

しかし、一発では倒せないみたいだったので

「リム、別の術を頼む」

そう言うと

「解ったわ、じゃあ……フレイ・バースト!」

リムの別の火系の術が発動して、一撃で消滅させる事に成功した。

地面を見てみると、白い玉みたいなのが落ちている。

「なあ、これって何だ?」

「さあ……? でも……一応取っておきましょうよ?」

「そうだな……」

俺は地面に落ちている白い玉を持って、バッグの中に入れる事にした。

バッグに入れた後、西に進んで行き、森が見え始めた。

「なあ……あの森の中に入るのか? 確か……草原にいるんじゃなかったか?」

「大丈夫、森の中にボーンラビットがいるって言っていたしね? ちなみにね? この森の名前って「静寂の森」とか言うらしいわ、何が静寂の森なのかしらねえ?」

「俺が知る訳ないだろ……ま、とりあえず……ボーンラビットがこの森の中にいるんだったら、静寂の森だっけ? この静寂の森の中に入ろうぜ」

「ええ」

森の中に入って見ると、まず感じたのが、気温が低くて、結構涼しい事と音が全くしないので、かなり静かに感じる事だった。

「人の気配が全くしないっぽいし……この森の中にいるのって、私達だけなのかも?」

「そうかもな……ま、ボーンラビットを探そうぜ」

「了解」

そう決めて、ボーンラビットを探す事になったのだが……

二時間経過しても、全く見付ける事が出来なかった。

「なあ、本当にいるのかよ? この森の中に」

「えっと……きっといるわよ、森の中を彷徨って二時間たったけど……大丈夫よ? きっと」

「きっとてな……暗くなる前に見つかるといいけどな」

「そ、そうね」

この静寂の森とか言う森の中で彷徨って三時間、腹も減ったし暗くなり始めてるし、これは中断した方がいいんじゃね?って感じに思えて来たんだが……でも、何とか一匹、ボーンラビットを発見

見付けたので、逃がさない為に、俺は指先をボーンラビットに向けて、効果を麻痺にして、呪文を発動する。

「デットリー・レイ!」

俺の術が発動して、ボーンラビットが動かなくなったので、その隙に持っている武器、光夢で一刀両断

一撃で倒す事が出来て、地面に落ちているのは、欲しかった銀の羽だった。

「よし! 銀の羽だ、これを使ってシグルンの町に飛ぶぞ」

「解ったわ、早くシグルンの町に戻りましょう? お腹減ったし……かなり疲れたしね」

「ああ」

そう決めて、銀の羽を使って、リムと一緒にシグルンの町へ転送する事にした。

銀の羽の効果で、一瞬で転送されて、目の前に現れたのは、シグルンの町が見えたので、無事に転送されたみたいだった。

「ふー……シグルンの町に無事に辿り着いたみたいね? 早く宿屋「ルーンライト」で休みましょうよ? コウ」

「そうだな……今日は本当に疲れたしな……そうするか」

「ええ」

こうして、何とか無事にシグルンの町に戻ってきた俺達は、この町の宿屋「ルーンライト」に向かう事にした。

町の中を歩いて、ルーンライトに辿り着くと、そこにいたのは

「お、コウにリム、丁度良かった」

「そうですね、リムとコウさん達となら、出来るかも知れないですね」

と、そう言って来たのは、前に俺達と一緒だった、レインとユーリだった。

丁度良いって、一体何をさせるつもりなんだ……って感じなんだが……?

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