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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~シグルン編~豪邸模索とお家騒動~
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~第八十ニ話~シグルンの町~変な男に絡まれました~

はい、ここから新章に突入です

あと、いつもと書き方を少し変えて、書いています。

まあ、前と同じような書き方も、ありかもって感じですがね?

「コウ……朝になったみたいよ? 起きなさいよ」

そんな声が聞こえて、目が覚める。

目が覚めて、思う事は……今日で異世界生活が二十九日目に突入したと言う事だった。

じゃあ……明日で、三十日なので一ヶ月起つんだな……と実感

元の世界に戻るとか? 確か……この異世界で出会ったクレイが言うには、魔王「グレイトニブ」を倒したら、ゲームクリアとなって

元の世界に戻れるとか言っていたが……

ま、魔王が何所にいるのか? 全然解らないし、魔王を倒してくれ!とか、お偉いさんから要請も無いしな?

だから、倒さなくても別にいいか……って感じなので、それに今の目標は「豪邸」なので、豪邸を手に入れる為、動く事に決めた。

「コウ、起きたわね? 久しぶりね」

リムがそう言う。

久しぶり……と言う事は……

「もしかして……レイナか?」

「ええ、そうよ? 実はね? この体の持ち主のリムと意気投合したのよ~でね? リムにお願いして、今日は私が一日、体を使わせて貰ったって訳、だから今日は、私がリムとして動く事にするわ」

そうリム(レイナ)が言うので、いつの間に仲良くなったんだ?って思ってしまった。

丁度良かったので、俺はリム(レイナ)に

「なあ……リムは、俺の事をどう思ってるんだ?」

そう尋ねて見ると、リム(レイナ)が

「一緒の部屋にいるのでしょう? それが答えよ……少なくとも嫌いと言う事じゃないと思うわね、でもね? コウ」

「何だ?」

「私がこの体に入っている間は、いやらしい事とかしない事ね? そう言うのは、解るんだからね?」

「ちょっとぐらいいいんじゃね?」

「だーめ! そんな事をしたら、リムに嫌われるわよ? だからコウ? 私の新しい体、見つけないとね?」

「そうは言ってもな? リム(レイナ)は、どんな体を希望なんだよ」

「そうね~……生前と同じような体がいいわね? あ、性別は勿論女よ? 男の体になるとか、冗談じゃないしね」

「あ、そう……まあ、とりあえず……今日のやる事だが……まずは、家を手に入れると言う事を目標だな」

「手に入れるって……その家って、もともと私の持ち家よね?」

「ああ、あのお屋敷だ」

「で……コウ? 手に入れる事は出来るの?」

「今はまだ無理だな、でも……すぐに溜まると思うから、まずはそうだな……ここの冒険者ギルドに行って、依頼を受けて、お金を溜めて行こうと思っているぞ」

「そう……じゃあ、私も手伝うわね、もともと私の家だし」

「そうだったな」

そんな事を話していると、扉をノックする音が聞こえて

「朝になりました、朝食が出来ていますよ」

そう言ったのは、ここの従業員の見た目がおこちゃまのオリフィアだった。

俺は、オリフィアに

「解った、もう起きているから、食堂に向かうな」

俺がそう言うと、オリフィアが

「畏まりました、では……先に食道でお待ちしております」

「ああ」

オリフィアの足音が遠ざかっていったので、俺はリム(レイナ)に

「リム(レイナ)、オリフィアがあー言うんだ、早速食堂に行かないか?」

「解ったわ、コウについて行けばいいのね?」

「ああ」

とりあえず、忘れ物が無いかをチェックした後、部屋の外に出て

食堂へと向かう事にした。

食堂に辿り着き、空いている椅子があったので、そこに座る。

リム(レイナ)と向かい合わせに座り、待っていると

「おはようございます、今日は何をお食べになりますか?」

そう言ってきたのは、オリフィアに病気療養中と聞いていた、オリフィアの妹のエリーだった。

「エリー、病気はもう治ったのか?」

「はい、軽い病気でしたので、お薬と睡眠で治りましたよ」

「そうか」

「ねえ?」

「はい、何でしょうか?」

「ここの今日のおすすめのを頂きたいんだけど、いいかしら?」

「畏まりました、今日のおすすめですね? コウ様はどうします?」

「じゃあ俺も同じのを」

「では、少々お待ち下さいね?」

エリーがそう言って離れて数分後

「お待たせしました、今日のお勧めは、うどんを使った創作料理となります」

テーブルの上に出されている物を見てみると……

御椀の中にスープに浸されたうどんが入っていて、その上に何か赤い生き物みたいなのが乗っていた。

凄く気になったので

「この赤いのは?」

「最近この町で売られるようになった、エビと呼ばれる生き物ですね、結構美味しいですよ」

エビ……なら、美味いんじゃないか……と思ったので、うどんと混ぜて頂いてみる。

味に関して一言言うと……

俺が別世界で、よく食っていた海老にそっくりと言うか、ほぼ同じだった。

まあ、噛み応えが硬いので、ちょっと食べづらかったが……この程度なら、全く問題は無かったので、残す事無く食べ尽くす。

リム(レイナ)も「こんな美味しいの食べた事ないわね~」とか言いながら、リムの残さず完食

食べ終わったので、食堂を出て、受付に行くと

「あ、チェックアウトしますか?」

そう聞いて来たのが、さっき出会ったエリーの姉のオリフィアだった。

俺は、オリフィアに

「ああ、武器を返してくれ」

「畏まりました、少し待って下さいね?」

オリフィアに言われたとおりに待っていると、男がやって来て、俺の武器とリムの武器を返してくれた。

武器を受け取った後、オリフィアが

「では、宿泊料金を頂きますね」

そう言うので、オリフィアに宿代を支払って、外に出る。

宿屋「ルーンライト」を出て行くと、リム(レイナ)が

「コウ? 一度……イゴールに会いに行かない?」

「イゴール……誰だっけ?」

「何言っているのよ? 今の私の家の持ち主じゃない」

「そうだった、あの家が売られてないか、確認しないとな」

「そうそう、じゃ……行くわよって……えっと……」

「なんだ? どうしたんだ?」

「あはははは……イゴールがいる場所ってどっちだっけ……?」

「おい……」

「しょうがないでしょう! 私、道覚えるの苦手なのよ!」

「何きれてんだよ……はあ、じゃあ……俺が覚えているしな? それで問題ないだろ」

「そ、そうね? 問題ないわね」

そう二人で話して、この町に住んでいる

イゴールの家に行く事に決めたので、町の中を二人で移動する事にした。

移動中、リム(レイナ)が「へー、ここはこうなってるのね?」とか、「あ、この店知らない……何の店なのかしら?」とかやたら五月蝿かったので、無視する事にして、歩いていると

「リ、リム! 見つけたぞ……この町にいたんだな?」

「え……?」

リム(レイナ)がそう言い、俺はリムを呼んだ奴を確認してみる。

そこにいたのは、二十代ぐらいの男で、剣を二本装備していて、二刀流の剣士だった。

俺は、リム(レイナ)に

「知り合いか?」

そう聞いてみると

「知らないわよ? コウの知り合いじゃないの?」

「俺じゃないぞ? 明らかにリムの事を呼んでたじゃないか」

「そ、そうね…………え、えっと……貴方……誰?」

「何を言っているんだ! リム! 俺の事を忘れたのか!? そうか……そうなんだな……それに……リムと一緒にいるお前! 一体なんなんだ!?」

「何って、一緒に旅する仲間だが?」

「嘘をつけ!」

えー……いきなり嘘呼ばわりかよ? 一体なんなんだこいつって思ってしまうじゃないか?

「俺は認めないからな? リムの隣なんてな……リムの隣に相応しいかどうか、見極めてやる! ここじゃ不味いな……そこのお前、俺について来い!」

そう言って、男が何所かへと立ち去っていく。

その姿を見届けた後、リム(レイナ)が

「ねえ、いいの? ついて行かなくて?」

「だって、了承していないしな? 俺が行く理由ねーだろ? さ、イゴールの家に行こうか」

「そ、そうね」

あの男はほうって置く事に決めて

イゴールの家へと、向かう事にした。

あの男……なんだったんだ? 何か厄介な事に巻き込まれる可能性大だな……って感じなのだが?

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