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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~ベゼルバード編~魔術大会~
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~第七十七話~ベゼルバード王国~魔術大会~第三回戦~

ついに七十七話ですよ

書き始め当初はですね?

「五十話ぐらいでいいかな~完結させよっと~」とか、軽い気持ちでした。

で・・・今七十七話です。

まあ……内容的に言いますと、まだ終わらせる予定、全然無いんですよね?

こりゃ、百話行きますね、うん

これからも、この物語をよろしくお願い致します。

無事とはいかないまでも、二回戦が終了したので、俺は次の相手がどうでるのかを考える。

まあ……ゴンオウにやられた傷は、それほど深くは無く、絆創膏があれば治るような傷なので、ほっといても自然回復すると思われる。

で……次の相手だが……この魔術大会って、一体何人参加しているんだ?って思うし、あと……優勝したら、優勝商品って何が出るんだって思う。

そんな事を考えていると、控え室にルコが入って来た。

「お待たせしました、今から三回戦を始めたいと思います、コウ様……何か質問はありますか?」

「ある」

「はい、何でしょうか?」

「次の対戦相手って、どんな奴?」

「そうですね、コウ様の次の対戦相手は、氷の魔女と呼ばれた女性ですよ、女性だからと言って、油断していると氷漬けになりますね、ちなみにこの人、一回戦の相手と二回戦の相手を氷像に変えてしまっていますし」

「そうなのか?」

「はい、コウさんも氷像になってしまうかも知れませんね? まあ、氷像になってしまっても、あのマジック・シールド内では、回復する事が出来ますので、安心して下さい、では、他に質問はありますか?」

「……じゃあ、優勝した場合の優勝商品って、何だ?」

「それは、優勝したら教えます、他に質問は無いですね?」

「ああ」

「じゃあ、私に捕まって下さい、試合会場に案内致しますね」

ルコがそう言ったので、俺はルコの手を握る。

手を握ると、ルコが術を発動した。

「では、行きますね? スピードリレイン」

そうルコが言って、術が発動、気が付くと試合会場に転移していて、マジック・シールドの中に、一人の女がいた。

見た目的に言うと、水色のショートで、水色の魔術服、杖も水色をしていて、顔を見てみて思う事、平凡的な顔だった。

いや、可愛いとは思うのだが、リムやユーリ、レインと比べるとなるとな……まあ、こんな平凡な顔を好きな男だっているかって感じかと思う。

そんな事を考えていると

「何か……私の顔を見て、かなり失礼な事を考えている感じがする。貴方……」

そう言って来たので、俺は

「べーつーに?」

そう言ってやると

「言い方がむかつく……決めた、お前も氷像にしてあげる」

と、感情が篭ってない風に言って来たので、怒らせたみたいなようだが……試合相手なので、問題は無いな! と思う事にした。

「では、コウさん、マジック・シールドの中に入って下さい」

と、ルコが言うので、俺は言われた通りにマジック・シールドの中に入る。

俺が中に入ったのを確認すると、ルコが

「では、コウ様対アルレリカ様の対戦を始めたいと思います、ルールは解っていると思いますが、制限時間は十分間です、では……始め!」

と、いつの間にか銅鑼を出していて、それを叩いたので、試合が始まった。

このアルレリカとか言う女が、氷像にしてやるとか言って来たので、俺はこいつが術を使う前に、杖を構えて、こう言う。

「デス・トラップ」

そう言うと、アルレリカの動きが止まり、困惑しているようだった。

「何した……今!」

「術をかけただけだが?」

「こんな……術……聞いた事無い……貴方、何者」

「何者と言われてもな? 普通の魔術師だが?」

「普通に見えない、危険な感じがする……」

まあ、俺の術って、外道な術ばっかりだしな? 相手によると、危険に感じるかもな?

さて……術はかかる事は解ったから、どうするかだが……とりあえず……十秒待ってやって、このアルレリカがどんな術を使うか、観察するか? と、そう決めて、何もしないで待つ事にした。

十秒後、俺の術の効果が切れて、動けるようになったアルレリカが、自分が動く事を確認した後、俺に向かって、杖を構える。

「何か考えている気がするけど……私が勝つ……フリーズ・スネーク」

と、アルレリカがそう言った瞬間、アルレリカの杖から、空中に魔方陣が出現して、その中から、氷の蛇みたいなのが出現、その蛇もどきが、吹雪を吐いてきたので、これが氷漬けにする効果なのか? と思いながら、その攻撃を移動して、避ける。

俺が移動しなければ、その場所が氷漬けになっているのを確認が取れたので、やはり……あの氷蛇が、吹雪を吐いて、相手を氷像に変えるんだな? と言う事が解った。

「この術が発動したから、貴方は氷漬けになるのが決まった、だから……私の勝ち」

そう言ってきやがったので、俺は

「それは、どうかな? まだ解らないぜ?」

と言って、俺はこの氷蛇に術が効くかどうか、実験してみる事にした。

氷蛇を対象物に設定、効果を睡眠にして、俺の術を発動してみる。

「デットリー・レイ!」

俺の術が発動、氷蛇に効果があるのか、観察してみると、効果があるみたいで、その場に崩れて、動かなくなった。

それを見て、アルレリカが

「な……なんで……動かない……」

と、驚いていたので、俺は次の術を発動する事にした。

対象物をアルレリカにして、俺は術を発動する。

「ハーデス・ドライブ!」

俺の術が発動して、杖から黒い靄が出現、アルレリカに吸収されると、アルレリカの動きが止まった。

確か……この術は、相手を一分間だけ操れると言う事だよな?

なら、ここで「服を脱げ」とか命令すると、服を脱ぐと思うんだが、それをやるとルコがいるから、変な目で見られそうだな……

まあ、時間制限があるので、とりあえず俺は、アルレリカに

「アルレリカ、このマジック・シールドが張られている会場から、外に出ろ」

そう命令すると、少し頷いてから、スタスタと移動して、自分からマジック・シールドの外に出て行った。

アルレリカが、マジック・シールドの外に出ると、試合会場にいるルコが

「アルレリカ様、試合会場から退場しました、よってこの勝負、コウ様の勝ちとします!」

と、宣言したので、俺の勝ちが決まったみたいだった。

うん、改めて思う。

この術、使い方によっては、使えるな……と言う事に

一分経ったのか、アルレリカが「な、何故……私が、こんな場所に……」と驚いていたので、ルコが「アルレリカ様、貴方の負けです」と、そう言うと、アルレリカが俺の方を見て

「納得いかない……私に何をした……!」

と、怒っていたので

「べーつーに? ただ俺の術をかけただけだけど?」

と、ムカツク感じに言ってやると、アルレリカが

「次は必ず勝つ……覚えていろ……」

そう言って、会場内から消えてった。

アルレリカが消えると、ルコが

「では、控え室に移動しますね?」

と、そう言ったので、ルコに控え室に連れてって貰う事にした。

控え室に辿り着くと、ルコが

「では、マジックポーション改を渡しますね?」

そう言って、俺にマジック・ポーション改を渡して来た。

それを受け取った後、一気に飲み干して、魔力を回復させる。

魔力が回復したのを感じると、ルコが

「では、コウ様? 次は準決勝となりますよ? それに勝ては決勝ですので、もしかしたら……コウさんが優勝するかもですね」

「そうか?」

「はい、では……準決勝の試合開始まで、時間があるので、待機して下さいね? 時間になったら、呼びに来ますので」

そう言って、ルコが控え室から出て行く。

ルコが出て行った後、考える事は、次が準決勝って事だから、あと二試合と言う事になるって事なので、次の相手がどんな奴なのかは、もう問題は無いと思う。

だって、俺の術であっさりと勝つ事が出来るって事が、証明されたしな?

ま、相手がどんな奴でも、問題は無いので、気楽にやってやるかな~っと、そう思っていたのであった。

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