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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~シグルン編~
51/108

~第五十話~シグルンの町~夜のお散歩~

はい、零堵です。

今日から連載再開です。

うーん、これからどんな展開にしていくか、まだ何も決めていませんが

出来る限り書いていこうと思います。

これで連載五十話目達成です。

何所まで続けるか?ですかね~

リムの変わりに、レイナが出てきてしまい、レイナが「町の中を見たい」とか言ったので、夜のシグルンの町へと行く事になってしまった。部屋を出て、受付に行くと、受付にいるエリーが


「あら、どうしました?」

そう聞いて来たので、俺は


「ちょっと外に出たいんだが、それは構わないか?」


「そうですね、武器は預からせて貰いますね? あと何時頃お戻りになる予定ですか?」


「それが解らないんだが……」


俺がそう言うと、エリーが


「では、ちょっとお待ち下さい」

と言って、何所かへ行った後、戻ってきて


「これを渡して置きますね?」

俺に鳥型の置物を渡してきた。


「これは?」


「簡易型の時物です、これは二時間後に、泣き声が鳴りますので、その泣き声が鳴ったら、戻るようにしてくれませんか?」


「解った、二時間後に鳴るんだな?」


「はい、では、行ってらっしゃいませ」

そうエリーが言うので、俺は簡易型時物をバッグの中に入れる。うん、これって所謂……タイマーウォッチ見たいな物なのか?って思ってしまった。泊まっている宿屋、ルーンライトを出た後、俺はリムに憑依中のレイナに


「レイナ、お前の事は、リムって呼ぶから、そのつもりで答えろよ?」


「まあいいわ、この体の持ち主の名前だしね」


「でだ……リム、一体何所に行きたかったんだ?」


「そうね……私がいた頃とこの町がどう変わったのか、ちょっと見てまわりたいのよ、いいでしょ?」


「解った、じゃあ一緒について行くな」


「何でよ、一人で大丈夫よ」


「何かトラブルを起されると、困るからな? ちなみ逃げようとすると、俺の術で拘束するからな? 覚えておけよ」


「っく、解ったわよ……と言うか……杖が無いんだから、術なんか使えないでしょ?」


「なら……試してみるか?」

そう指を構えて、脅すような感じで言ってみると、リム(レイナ)が


「わ、解ったわよ、言うとおりにするわよ!」

そう言ったので、俺は一緒に町の中を見て回る事になった。町の中は、すっかりと夜なので、やっているお店が少なかった。リム(レイナ)が「この店、まだやってたのね…あ、あの店、潰れたんだ……」とか懐かしむように、町の中を見学している。疑問に思うのは……このリムに憑依しているレイナなんだが、いつの時代を生きていたんだ?って思ってしまうのだが……まあ深く聞かない事にした。

そういや、あの家って売りに出されるんだよな……一応、このレイナは、家にいた幽霊だったので、家の所有者を知っているか……と思ったので、聞いてみる事にした。


「リム」


「何?」


「お前がいた、あの家なんだが……売りに出されるんだが、持ち主って誰になっているんだ?」


「私の家が!? ちょっとそれ、どう言う事!?」


「ああ、化け物を退治しちゃったから、あの家、改装して売りに出される事が決まったんだ、リム、あの家の持ち主って、誰なんだ?」


「私の家の持ち主は、私のお父様よ、でも……結構な日にちが経過しているみたいだし……お父様もいなくなっている可能性があるわね、こうなると……持ち主が不在って事になってるから、売りに出されるわ……確実に」


「そうか……で、お前はそれでいいのか?」


「良くないわよ、私の家よ? 何とか阻止しないと!」


「どうやって? お前、リムの体に憑依している唯の幽霊だろ? 幽霊に「私の家よ」って言われても、信じては貰えないと思うぞ?」


「う……じゃあ、どうすればいいのよ?」


「あの家、俺が買おうと思っているんだが、そしたら問題は無いんじゃないか?」


「コウ……私の家を買うつもりなの?」


「ああ、部屋も沢山あるしな? 今持っているお金で買えるんだったら、買うつもりだぜ?」


「なら、買って下さい、お願いします」


「えらく素直になったな、おい」


「家が無事なら、私は何でもするわよ、で……いつ、売りに出されるの?」


「それはまだ決まってないな、決まったら連絡が入るしな……ところで……」


「ところで?」


「あの家の相場ってどれくらいなんだ? 豪邸だから、結構値がつくんじゃないか?」


「私に聞かれても解らないわよ、でもそうね……基準が解らないけど、2万ベリカはあった方がいいとは思うわね」


リム(レイナ)がそう言ったので、俺は考える。二万ベリカね……今持っているコイン袋は、銀貨だと最大で1万べりカが上限だから、つまり……コイン袋満杯の二個分って事か……それが最低ラインなのか……? とか思うが、まだ家の値段がどれくらいなのか解らなかったので、とりあえず2万ベリカを目標にしていけばいいのか? と思う事にした。そんな事を考えながら、町の中を歩いていると、バックの中に入っている、簡易型の時物が鳴り始めたので、二時間経過したみたいだった。


「リム、時物が鳴ったから、戻るぞ?」


「えー? まだいいでしょ?」


「駄目だ」


「……解ったわよ、それじゃあ、戻るわよ」


「ああ」

そう言って、宿屋「ルーンライト」に戻る事にして、宿屋ルーンライトに辿り着く。

中に入り、受付にいるエリーが

「お帰りなさいませ、では、時物を出してくれますか?」

と言ったので、バッグから時物を取り出して、エリーに渡す。


「はい、確認が取れました、では、お部屋にお戻り下さいね?」

エリーが、そう言うので、泊まっている部屋に戻る事にした。

戻る途中、俺はリム(レイナ)に


「リム」


「何よ」


「毎回出てこられると、リムが休めないだろ? だから出てくるなよ」


「えー……別にいいでしょ?」


「駄目だ、せめて一週間に一回ぐらいにしろよ」


「……はいはい、解ったわよ………で、コウ?」


「ん?」


「私の新しい体、ちゃんと探してよね?」


「ああ」


「じゃあ、一週間後にまた出てくるわよ、それじゃあ」

そう言うと、リムがふっと気力が抜けたかのように倒れこんできたので、俺は支えてやると


「……あ、あれ……コ、コウ?」

どうやら……元のリムに戻ったみたいだったので、俺は


「何してるんだ? リム」

と言うと、リムが


「私、部屋で寝たつもりなんだけど、何でここにいるのよ?」

不思議がっていたので


「寝ぼけてたんだろ?」

そう言って、レイナの事は誤魔化す事にした。

「なんか……体がちょっと重いけど……まあいいわ……お休み、コウ」

「ああ」

リムがそう言うと、部屋の中入って行ったので、俺も用意された部屋に戻る事にした。

部屋に戻った後、眠くなったので、寝る事にして、今日の一日がやっと終わったのであった。

疑問なのですが、キャラ投票で

ヒロイン投票で、何であんまり出て来ないユーリが

トップなんでしょう・・・謎ですね、うん

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