~第四十話~宿屋ユーグレ~リムと同じ部屋~
はい、零堵です。
「お知らせ」から、内容を変更して
新たに執筆を始めたいと思います。
ホワイトエリアで依頼「スノータイラント」の討伐依頼を完了したので、俺達は、ユーグレストへと戻る事にした。戻る途中、前から走って来た魔物がいて、その魔物はと言うと……
銀色をしている個体名「カイザーウルフ」だった。カイザーウルフは、俺達に気がついたからか、分身をして、二体に分裂して、俺とリムに襲い掛かってくる。
俺は、カイザー・ウルフに向かって、術を発動する事にした。
「デス・トラップ」
そう言うと、一体の動きが止まったので、その一体に別の術をかける事にして、対象物をカイザーウルフに設定、効果を麻痺にして、こう言う。
「デットリー・レイ!」
俺の術が発動して、一体のカイザーウルフの動きが、ぶるぶると震えだして、痺れている風に見えた。
ふう……これで何とか足止め出来たな……と、そう思い、リムの方に向かっていた、もう一体のカイザーウルフはどうなったのかを確認してみると、リムが術を使わず、杖でカイザーウルフの攻撃を弾き返していた。
「リム、何で術を使わない?」
「術を使う前に、襲い掛かってくるのよ、だから、コウ! 手助けして!」
リムがそう言うので、俺はリムに襲い掛かっている、もう一体のカイザーウルフに、同じ呪文をかける事にした。対象物をカイザーウルフに設定、こっちも麻痺効果にして、術を言う。
「デットリー・レイ!」
俺の術が発動して、リムに襲い掛かっていた、カイザーウルフの動きが止まり、二体とも痺れだして、動きが止まる。
「ありがと、コウ」
「良いって、それより……今なら術を発動出来るよな? リム」
「ええ、じゃあ、行くわよ! エアーブライド!」
リムの風系の術が発動、二体のカイザーウルフに命中し、真っ二つに切れたので、カイザーウルフの姿が二体とも消滅していく。その場に何も残らなかったので、アイテムは落ちてないみたいだった。
「他に魔物もいないようだし、ユーグレストに戻るか」
「ええ」
ユーグレストに戻る事にして、数時間後、夜になった頃に、ユーグレストに辿り着く。
ユーグレストに辿り着いたので、早速換金所へと向かう事にした。換金所に辿り着き、中に入ると、カウンターにいるのは、一人だけで、サリューさん一人だけだった。依頼者もいなかったので、俺はサリューさんに話しかける。
「依頼を完了したぞ」
そう言うと、サリューさんが
「あ、コウ様ですね? コウ様の引き受けている依頼は……「スノータイラントの討伐」となっております、では、依頼品を提示して下さい」
サリューさんがそう言うので、俺はバッグから「タイラントの角」を取り出して、サリューさんに見せる。
「では、確認しますね…………確認が取れました、では、依頼料をお支払い致しますので、少々お待ち下さいませ」
サリューさんがそう言うと、奥の部屋に行き、数分後
「お待たせしました、こちらが依頼料の800ベリカとなります」
サリューさんから、800ベリカを受けとった後、俺は気になったので、サリューさんに
「サリューさん、そのタイラントの角の使用方法が全く解らないんだが……それって、どうするんだ?」
「これですか? これはですね、剣の材料になるんですよ、この角と鉄を混ぜ合わせて作られた剣は、結構な値打ち物となって、切れ味もよくなるんです、だからこのタイラントの角は、その為に使われますね」
「そうなのか……教えてくれて、ありがとう」
「いえ、ところで……コウ様、他の依頼を引き受けますか?」
サリューさんが、そう聞いてきたので、俺は
「いや、今日はもういいよ」
「畏まりました、では、またのお越しをお待ちしております」
そうお辞儀をしてくれたので、サリューさんと別れて、換金所を出る事にした。換金所を出た後、リムが
「コウ、結構溜まって来たんじゃない? お金」
「ああ、この金を合わせると、結構な金額になると思うぞ」
「それで、その800ベリカはどうする?」
「そうだな……あと、金剛石もあるだろ? これってさ……売れるのか? この町で」
「うーん……それは解らないわね、でも、金剛石は別の町に持って行った方がいいんじゃないかしら? もしかしたら、この町より高値で買い取ってくれるかも知れないしね」
「そうだな……そうするか、で、とりあえずさ……俺のマイ包丁を強化したいんだけど、この金で強化とか出来るかな?」
「そうね……とりあえず、武器屋に行ってみるといいんじゃない?」
「ああ、そうする……あ、今の時間帯って、武器屋って閉まっているよな?」
「そうね……もう夜だしね、もう閉まっているわね、じゃあ、武器屋は明日にして、今日はもう宿屋に行きましょうか?」
「ああ」
俺とリムは、宿屋「ユーグレ」へと向かう事にした。
宿屋、ユーグレに辿り着くと
「いらっしゃいませー、あ、コウさんとリムさん、こんばんはです」
そう言って、出迎えてくれたのが、エプロン姿のここの女将さんの娘、クリスだった。
クリスに宿代を払おうとすると、クリスが
「すいません、コウさん、今日はお客が沢山いて、部屋が一部屋しか空いていないんですけど、リムさんと同じ部屋でいいですか?」
そうクリスが言うので、俺は
「是非! それで!」
そう言うと、リムが
「……はあ、しょうがないわね……きょ、今日だけよ!」
と、ちょっと顔を赤らめながら言って来たので、ちょっと可愛かった。
「では、ご案内しますね? あ、それと……コウさん?」
「ん?」
「部屋の中で大きな音を立てないで下さいね? ここは宿屋ですので」
「っふ、解ったぜ」
「何で、かっこつけているんです?」
「何でもないぞ」
「まあいいですけど……では、部屋に案内しますね」
クリスがそう言うので、俺とリムは部屋に移動する事にした。部屋に辿り着き、中に入ると、ベットが一つしかなかった。これって、一緒に寝ろって事だよな……そんな事を考えていると、クリスが
「この部屋は時物がないので、朝は私が起こしに来ますね? 私が起こしに来た時に、変な格好とかしてないで下さいよ? コウさん」
「何で俺に言うんだよ」
「だってさっきからにやにやしていますし……では、お休みなさいませ~」
そう言って、クリスが部屋から出て行く。部屋からクリスが出て行くと、リムが
「はあ……コウ」
「な、何だ?」
「私に変な事しないよね?」
「……したいと言ったら?」
「軽蔑して、嫌いになるわ」
「じゃあ、今までは好きだったのか?」
「な、何言ってるのよ……ま、まあ……これでもコウの事は認めてるのよ」
「そっか……ありがとな? リム」
「で……信用してもいいのよね?」
「ああ」
「じゃあ、なんか……疲れたし、寝ましょうか」
「一緒にか?」
「…………ええ、変な事しないんでしょ? 信じてるからね? コウ……」
そうリムが、可愛く言ってきたので、俺は頷いて、リムと一緒のベットに入り、そのまま眠る事にした。
布団の中に入ると、リムの体温が伝わってきて、ちょっとドキドキして来て、リムを観察してみると、目を閉じて、眠りに入るみたいだった。そういや……今まで女の子と一緒に寝た事って無かったなあ……この世界に来て良かったな、うん……でも俺は諦めてない。一緒にいてくれるから、少なくとも俺の事を嫌いって事は無いと思う。リムの方から「好き」って言って来るのを待つ事にするか……
リムがすやすやと眠ってるし、これって、俺の事を信用しているから、寝てくれるって事だよな……じゃあ、期待を裏切っちゃいけないよな……とか、思いながら、俺も眠くなって来たので、そのまま眠る事にして、今日の一日が終わったのであった。
最近思う事は、この作品を
OVLに登録するかどうか?何ですよね
一応規定の「異世界・ハーレム・文字数十万文字」は、クリアしていますしね、他の作者様の作品を見て思った事は
第七十話以上いっているので、文字数が三万文字しかないって、これってどうなんでしょう?って感じだったりします。
まあ、この物語は文章力低い感じですし、一次審査が残れるかどうか?とか何ですよね~まあ、残らないと思いますが




