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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~ユーグレスト編~
40/108

~第三十九話~ホワイトエリア~スノータイラント討伐~

はい、零堵です。

この作品の評価ポイントが5000いきました~

ありがとうございます。

追伸、キャラクタープロフィールにイラスト追加

人気投票を一部変更しました。

雑貨屋で新しい物を購入した後、俺達は、換金所へと向かう事にした。

換金所に辿り着き、中に入ってみると、今日は、カウンターにいるのは、二人ともいて、結構混んでいるみたいだった。マックか、サリューさんのどっちに並ぶかな……と、考えてから、今日は、マックの方に並ぶ事にして、待っていると、俺の番になったので、マックに話しかける。


「依頼を受けたいんだが」


「あ、コウ様ですね? 今日の依頼は、こちらとなっておりますので、ご確認くださいませ」

そう言ってから、依頼書を出してきたので

内容を見てみると

ビック・グリーの討伐 1000ベリカ

スノ-タイラントの討伐 800ベリカ

荷物の運送 500ベリカとなっていた。

うん……一つ気になるのは……このスノータイラントと言う生物だった。

これ、聞いた事のない魔物だな……気になったので、俺はマックに


「なあ、このスノータイラントと言うのは、何なんだ?」

そう聞いてみると、マックが


「はい、このスノータイラントと言うのは、ホワイトエリアと呼ばれる大地に現れる人型の大型魔物です、この依頼を引き受けますか?」


そう聞いてきたので、どうしようか……と考えてから、まあ、どんな相手なのか、気になるし、これにするか! と、そう思ったので、俺はこう言う。


「じゃあ、この依頼を引き受けるよ」


「畏まりました、では、詳しい詳細を教えますね、このスノータイラントは、人型の魔物で、頭に二本の角があって、体が白色の魔物です、このスノータイラントの攻撃方法は、自身が持つ武器、棍棒みたいな物で殴りかかってくるだけなのが確認が取れています、このスノータイラントを倒すと、「タイラントの角」と呼ばれる品が出現します、そのタイラントの角を二つ持ってきて下さいませ、期限は三日までとします、三日以上を過ぎると、無効になりますので、ご了承下さいませ」


「解った」

そう決めて、俺とリムは換金所を出る事にした。換金所を出た後、俺はリムに


「リム、ホワイトエリアの場所、覚えているか?」


そう聞いてみると


「ええ、覚えているわよ、どう行けばいいのかもね」


「そっか、じゃあ、今から行ってみようぜ」


「そうね、行きましょうか」


「ああ」

前に一度行った事のある場所、ホワイトエリアと呼ばれる所へと向かう事にした。ユーグレストの町の外に出て、ホワイトエリアへ向けて、歩いていると、草むらから飛び出してきたのは、スライム状の魔物、クサライムだった。クサライム一匹だけだったので、様子を伺ってみると、俺達に粘着攻撃を飛ばして来たので、その攻撃を避けた後、クサライムの動きが、攻撃態勢に入っているみたいだった。


「リム、クサライム一匹だけだし、倒すか?」


「そうね、攻撃して来たし、とりあえず……倒しましょうか」


リムが杖を振って、呪文を言う。


「ファイヤー・ボール」


リムの火系の呪文が発動、クサライムにあっさりと命中して、簡単に倒してしまった。


「うん、他に魔物の姿がないようだし……行きましょうか」


「ああ、あ、ちょっと調べてみる事が出来たんだった」


「調べてみる事?」

俺は、バッグから魔証石を取り出して、自分の魔力値を計ってみる事にした。

魔証石で、計って見ると魔力最大値200、魔力値150と表示されている。

と言う事は……クリスに使用した、第四の術「ハーデス・ドライブ」の使用魔力量が50だと言う事が、これで判明した。


「で、何か解ったの?」


「ああ、新しい術の使用魔力量なんだが、50なんだ、これって多い方なのか?」


「あのねえ……50でも少ないほうなのよ、まあ……コウにしてみれば、多いのかも知れないわね」


「そうなのか?」


「ええ、とりあえず……ホワイトエリアに向かってみましょう」


「ああ」

そう話ながら、俺達は道を進んで行って、数時間後、ホワイトエリアと呼ばれる大地に辿り着く。前に来た時と全く同じで、地面が白くなっていて、前に来た時は、レッド・ドラゴンを退治しに来たけど、今は別の魔物「スノータイラント」の討伐にやって来たので、とりあえず……スノータイラントを探す事にした。数十分後、スノータイラントと思われる魔物を発見。

見た感じを一言で表すと……鬼じゃねーか?って感じの醜悪な顔つきをしていて、頭に二本の角が生えていて、手に棍棒らしき物を持っていた。


「あれが、スノータイラントか?」


「だと思うわよ……それにしても……なんか、怖い顔をしていない?」


「そう見えるよな……ま、あれが討伐対象なんだし、とりあえずさっさと倒そうぜ?」


「ええ、そうね、まずは……私が魔術で、先制攻撃をしてみるわ」


そう言って、リムが杖をスノータイラントに向けて、呪文を言う。

「ファイヤー・ボール」

リムの火系の術が発動して、スノータイラントに火の玉が向かったが、スノータイラントが棍棒を振り回し、火の玉を棍棒で叩きまくり、火を打ち消してしまった。うん……リムの術が全く効いてないみたいだった。


「ファイヤー・ボールを消しちゃったぞ……あの魔物……」


「ええ、見たわ……火系のこの術は、効かないみたいね……あの魔物」


「あ、こっちに向かって来るみたいだな」

俺がそう言うと、スノータイラントが棍棒を振り回しながら、怖い形相で突っ込んで来たので、俺は、慌てる事なく、術を言う事にした。


「デス・トラップ!」

俺の術が発動して、スノータイラントの動きが一時的に止まったので、俺はバックから、包丁を取り出して、突き刺して見る事にした。突き刺してみたけど、皮膚が硬いからなのか、全く刺さらず、十秒経過したので、再びスノータイラントが動き出したので、俺は


「デス・トラップ!」


二回目のデス・トラップを発動して、再び動きを止める。


「リム、他の術を試してみてくれ!」

俺がそう叫ぶと、リムが


「解ったわ! じゃあ……これならどう! エアー・ブライド!」

リムの風系の術が発動、二枚の風の刃がスノータイラント目掛けて、飛んで行き、スノータイラントに命中、切れ味がいいのか、三等分に別れたので、これで動けるようだったら、化け物だよな……と思ったけど、動く様子がなく、消滅していったので、どうやら……倒したみたいだった。

スノータイラントが消滅した場所に、黒色の角らしき物が落ちていたので、これが依頼品「タイラントの角」なのだと思う。これ……一体何に使用するんだろうな……? とか思いながら、二つ落ちていたので、それをバッグの中に仕舞い込んで、これで「スノータイラントの討伐依頼」を完了したのであった。


「よし、依頼を完了したし、ユーグレストに戻る事にしようぜ?」


「そうね、そうしましょうか、あ、ところで……」


「何だ?」


「コウの新しい術って、すっごく気になるんだけど、一体どのような術なの?」


「そうだな……一言で言うと……相手の意識を奪って、命令できる操作系の術って感じだな、ちなみに、操作系の術って他にもあったりするのか?」


「そうね……ある事にはあると聞いた事があるけどね」


「そうなのか……なあ、リム……お前にその術って、かけていいか?」


「嫌よ、何言ってるのよ? コウ」


「だよな、言って見ただけだ、さ、行くぞ」

そう言って、俺達はユーグレストに戻る事にした。新しい術の使い方……気に食わない奴とかにぶっ放す事にするか……と、そう思っていたのであった。

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