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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~ユーグレスト編~
37/108

~第三十六話~シグルンの町~冒険者ギルド~

はい、今日は時間が取れたので

執筆しました。

ジャンル別月間ランク1位とりました

ありがとうございます


俺達は、依頼「荷物の搬送」を引き受けているので、シグルンの町へと、移動する事になった。

ユーグレストの町を出て、歩いていると……草むらから何かが飛び出してきた。飛び出して来たのは、銀色をした魔物で、名前は「カイザーウルフ」と言って、見た目が、ちょっとカッコイイ魔物であった。


「敵が現れたようだな……コウ、どうする?」


レインがそう聞いてきたので、俺は


「ちょっと様子を見てみようぜ? 襲ってきたら、応戦しよう」


「解った」

そう決めて、カイザーウルフの様子を観察してみると、俺達の姿を見て、戸惑っている風に見えた。


「なんか……戸惑ってませんか、あの魔物……」


「私達と戦って、勝てるかどうか見極めているんじゃないかしら、ほら、今って4対1でしょ?」


「あ、なるほど……」


そう話していると、カイザーウルフが動き出して、襲いかかってきたので


「やっぱ、戦うしかないか……」


「ああ、行くぞ!」

やる事は決まったので、カイザーウルフと戦う事になった。俺はどうしようか……と考えて、レインの出方を見て、状況を判断して、攻撃しようと思う事にした。レインは、装備している剣を持って、カイザーウルフに切りかかる。切りかかると、剣から火が吹き荒れて、螺旋状に渦巻いて、切ったと同時に火の効果を与えたみたいだった。 あれって……魔剣か……? なんか……かっこいいな……

そう観察していると、カイザーウルフが燃え始めて、動きが鈍くなり、倒れて消滅していったので、どうやら……今の攻撃で、倒したみたいだった。


「うむ……なかなか便利だ、この剣」


「レイン」


「ん?」


「その剣、どうしたんだ?」


「この剣か? この剣は魔法剣と言うらしい、詳しくは知らないが、剣を振ると火の効果を与える事が出来るみたいだな」


「どうやら、そうみたいね?」


「いいなあ……俺もこう言う魔法剣が欲しいって、感じだぜ」


「コウ……欲しいの? 魔法剣」


「ああ、だってかっこいいだろ! 魔剣……くぅーー! 男のロマンだぜー!」


「えらい盛り上がってるわね……はあ……でもレイン? 魔法剣ってなかなか手に入らない、結構貴重な品よ? 大事に使うといいわよ」


「そうか……じゃあ、そうするかな」

そう話しながら、先を進んでいると、次に現れたのは、水色をした魔物で、スライム状のネオクサライムだった。一体だけならよかったんだけど、何故か三体同時に出現して、俺達に気がついたからなのか、一斉に襲いかかって来た。


「コウ! どうする!?」


「そうだな……リム! 火系の魔術で焼き払ってくれ」


「了解、じゃあ、行くわよ! フレイ・バースト!」

リムの火系の術が発動して、ネオクサライムに命中

ネオクサライムの一体が、リムの術によって、消滅、残り二体となったが、レインが魔法剣で、一刀両断して、あっさりと退治、残り一体となって、それでも突進して来たので、俺は、動きを止める為に、この術を言う。


「デス・トラップ」

俺がそう言うと、ネオクサライムの動きが止まった。動きが止まったネオクサライムを、レインが剣で切り付けて、これで、全部のネオクサライムを倒す事に成功

うん……俺達……なんか強いのかもな? とか、そう思ってしまった。


「コウさん……」


「どうした、ユーリ」


「コウさんって、本当に杖を使わずに術を使うんですね?」


「まあな、凄いだろ?」


「はい、杖を使わずに術を発動なんて、聞いた事ないですから」


「それより、レイン、シグルンの町まで、あとどのくらいなの?」


「そうだな……もうちょっとで辿り着くぞ、それより、コウ」


「何だ?」


「その依頼品の荷物……何なんだ?」


「……さあ? 中に黒い砂みたいなのが、入っていたんだが……レインは知っているか?」


「黒い砂……いや、知らないな、リムとユーリは?」


「私も知らないわよ」


「えっと……多分ですけど……鉄屑じゃないでしょうか?」


「鉄屑?」


「はい、その鉄屑を加工して、鉄製の武器とかを作り出すと、聞いた事がありますし」


鉄屑ね……じゃあ、これを使って鉄製の武器とか作るって事か? 鉄製の品を思い出す物って、調理器具のフライパンかなあ……そんな事を考えながら、移動して、数十分後

「着いたぞ、ここがシグルンの町だ」

俺達は、シグルンの町へ辿り着いた。シグルンの町は、ユーグレストの町とは比べ物にならないほど、町が大きく、建物もなんというか……豪勢な感じがする。金持ちが住む町か?って感じがするし、町の住人らしき人達を見てみると高そうな服を着た男や、豪華なドレス姿の女もいて、舗装された道路を馬車が走っていた。家もなんか、高そうな感じがする。

もしかして……この町で、豪邸を購入出来るって事か?


「なあ、レイン」


「何だ? コウ」


「この町の住人ってさ……もしかして……貴族とかいたりするか?」


「そうだな……いたりするぞ? あと王族の関係者が住んでいたり、伯爵家もあったりするから、町としてはかなり大きな町だと思うぞ」


「そっか、じゃあさ……豪邸に住むには、どうしたらいいと思う?」


「ふむ……とにかく金を貯めて、家を売っている仲介人に相談すればいいのではないか?」


「そうか……じゃあ、とりあえず……金を貯める事だな、豪邸はそれからって感じか」


「さっきからコウは、豪邸と言っているが……そんなに家が欲しいのか?」


「ああ、レインは欲しくないのか?」


「そうだな……欲しいと言われれば……まあ、欲しいかもな……でも別に私は、豪邸じゃなくてもいいんだが……二人はどう思う?」


「私? そうねー……広い部屋というのも憧れるしね? 私は豪邸に住む事に賛成よ?」


「私は……まだ、よく解らないです」


「お、じゃあ、一緒に住んでくれるのか? 俺は大歓迎だぜ?」


「……私はコウを気に入ってるし、まあ、いいわよ……でもまだ先の話じゃない?」


「確かに……でも、家の値段がどのぐらいなのか、全く解らないしな」


「そうよ、とりあえずさ……一万ベリカを貯めて、そこから考えて見ましょう?」


「ああ……ユーリは、どうする?」


「私は……ちょっと考えてから、決めたいと思います……」


「そうか……まあ、とりあえず、コウ、冒険者ギルドに案内するぞ」


「おう」

レインが言うので、俺達は、冒険者ギルドに案内して貰う事にした。町の中を歩いて、数分後、冒険者ギルドと思われる建物に辿り着く。中に入ると、カウンターにいるのは、四十代ぐらい男と二十代ぐらいの男で、ユーグレストとは違い、女の職員がいないみたいだった。

とりあえず……どっちに話しかけるか、考えて、若い男の方に話しかける事にした。


「荷物を搬送したんだが?」


「……荷物の搬送ですか? 何所からです?」


「ユーグレストから」


「ユーグレストからですか……少々お待ち下さい…………はい、確認が取れました、確かにユーグレストに荷物の搬送をお願いしております、では、依頼品を差し出して下さい」

そう男が言うので、俺は背中に背負っていた依頼品を、カウンターの上に置く。


「では、確認しますね……………………確認が取れました、では受取書を発行しますので、少々お待ち下さい」

そう言って、男が紙にサインを書いた後、こう言った。


「はい、こちらが受取書になります」


男がそう言ったので、それをバッグの中に仕舞う。これで依頼を完了したので、あとはユーグレストに戻るだけだが……俺は、気になったので男に


「なあ」


「はい、何でしょう?」


「この町では、どんな依頼を引き受けているんだ?」


「はい、ではお答えしますね? 私が引き受けているのは、小額依頼となっております。依頼料の上限が2000ベリカまでの依頼です。で……あちらの職員が受けているのは、高額依頼となります、簡単な依頼を引きうけたいと思うのでしたら、私に声をかけて下さいませ、高額の依頼を引き受けたいと思うのでしたら、あちらの職員に話しかけて下さいませ」


「なるほど……よく解った」


「では、依頼を引き受けて行きますか?」

そう聞いてきたので、俺は


「いや、いい、ユーグレストに戻るし」


「畏まりました、では、またのお越しをお待ちしております」

そう言ったので、俺達は冒険者ギルドを出る。


「コウ、お金を貯めるには高額依頼を引き受けるのも手だぞ?」

レインがそう言って来たので、俺は


「いや、もうちょっとユーグレストで依頼を受けてから、こっちの町で依頼を受ける事にするよ」


「そうか……コウがそうしたいなら、そうするといいぞ」


「ああ」

とりあえず……今の目標は、新しい術を覚えてから、こっちのシグルンの町の依頼を受けるのもありかと思う事だった。そう決める事にして、ユーグレストの町まで、戻る事にしたのであった。



人気ランキングを見てみたら

圧倒的にコウが人気ですね

ヒロインはリムが人気となっているみたいですね

他のキャラ(ロマスとか)を追加してもいいのですが

追加すると、一度リセットされて、0になっちゃうんですよね・・・

追加するかは、考え所って感じかもです

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