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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~ユーグレスト編~
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~第二十八話~新たな依頼を引き受けました~

今回は、書き方をいつもと違う書き方で

書いてみました。

ルルルルと、時物の音が鳴り響いているので、俺は目が覚める。

今日で、異世界生活十一日目と突入した。

この異世界に来て、一週間以上か……ここの生活にも随分と慣れた感じだよな?

ま、ここの生活も結構楽しいし、思いっきり楽しんで暮らしていくとするかな? とりあえず……時物が鳴り響いているので、この五月蠅い音を止める事にして、時物のスイッチを押して、時物の音を止める。

止めた後、俺は……自分の魔力を調べる為、バックから魔証石を取り出して、自分の魔力を測ってみる事にした。

魔証石で、現れた数値はと言うと

魔力最大値140、魔力値140と、表示されている。

と言う事は……一レベルも上がってはいないらしい。ま……戦闘とか、していけばあがるのかもな? とか思ったので、洗面所に向かい、顔を洗った後、部屋の外に出る事にした。

部屋の外に出て、食堂へと向かうと、既にリムが椅子に座っていた。


「おはよう、コウ」


「おはよう、今日も早いよな? リム」


「まあね、私って、朝起きるの、結構得意なのよ」


「そうなのか?」


「ええ、時物が鳴る前に起きているしね」


そう話していると、女将さんがやって来て


「朝食が、出来たから、取りに来な」

と言ったので、俺とリムは、朝食を取る事にした。今日の朝食のメニューを見てみると、肉料理だった。

これ……何の肉なんだろな……そう思いながら、食べてみると……思いっきり、鶏肉の味がしやがった。

味的に、フライドチキン見たいな味がして、鶏の肉なのか? とか気になったので、女将さんに聞いてみると


「これは、コケッコの肉だよ。丁度昨日仕入れてね? だから、朝食に使用してみたのさ」


「コケッコって、鳥の肉ですか?」


「お、そうだよ、このコケッコと言うのはね……鳥の姿をしていて、肉を焼くと結構美味しいのさ、しかも、50ベリカとかなりの安値で売られているしね?」


「そうなんですか」

コケッコ……って、鶏の鳴き声が名前なのかよ!? ま……ネーミングがアレだが、旨かったので、問題は無いな? と、そう思う事にした。朝食を食べ終わり、宿屋をチェックアウトした後、俺とリムは、換金所へと向かう事にした。数分後、換金所に辿り着いて、中に入ると、中にいるのは、男しかいなく、カウンターにもサリューの姿がなく、マックしかいなかった。

これって……何かあるのか? とか思いながら、列に並んで、数分後、俺の番になったので、マックに話しかける。


「今日の依頼を、受けたいんだが」

そう言うと、マックが


「あ、コウ様ですね? 今日の依頼は、こちらとなっております」

マックが、依頼書を提示して来たので、俺はその内容を見てみると

そこに書かれてあった内容は

ビック・グリー 1000ベリカ

シャドウナイト 700ベリカ

荷物の運送  500ベリカとなっていた。

ブルードラゴンの討伐依頼が消えていると言う事は、誰かブルードラゴンの討伐を引き受けたって、事みたいなのか? それにしても……シャドウナイトね……このシャドウナイトと言うのは、ゲーム「マジカル・クエスト」に登場した魔物で、その正体は、黒い姿をした人型の亡霊騎士と言う姿だった。

このシャドウナイトの倒した方はと言うと、水系、火系、風系の術を使っても、たとえ最強クラスの術でも、効果はないのである。しかし、このシャドウナイトの弱点は、光系の術と状態異常術で、一番弱い「ビーム・レイ」を一発当てるだけで、あっさりと倒せるし、状態異常の効果を現す術でも、あっさりと倒せる魔物でもあるのであった。

今の俺から言わせると、俺の第二の術「デットリー・レイ」を使うだけで、倒せる魔物なので、こりゃ楽かもな……と思ったので、俺はマックに


「じゃあ、このシャドウナイトの討伐依頼を引き受けるよ」

俺がそう言うと、マックが


「畏まりました、では詳細を教えますね。このシャドウナイトは、騎士の姿をした魔物で、ここから北にある塔に最近現れた魔物でもあります、倒した時に、黒石と呼ばれる、黒い石が現れるので、この黒石を4個採取して来て下さい、期限は三日までとします、三日以降を過ぎると、無効になりますので、ご了承下さい」


「解った、じゃあ、行って来るよ」


「はい、行ってらっしゃいませ」


俺とリムは、換金所を出る事にした。

換金所を出た後、俺はリムに聞いてみたい事があったので、リムに問いかける。


「リム」


「何?」


「リムはさ……光系の術って、どれくらい覚えているんだ?」


「そうね……暗闇を照らす、ライト・アップと攻撃系なら、ビーム・レイとね、あとは……スター・シューティングかしら」


「スター・シューティングを覚えているのか?」


「ええ、知っているの? コウ」


「ああ」

スター・シューティングは、ゲーム「マジカル・クエスト」にも出てきた術で、魔術師レベル30で覚える、光系の最強クラスの術であり、効果は、敵全体に光の光線を発射、ゲームだと1000ダメージを与える最強クラスの術である。確かあれ……ゲームだと、使用魔力が、400も使う魔力コストが激高の術なのだが……リムは、連発で撃てたりするのか?


「リム……その術って、何回も使用可能か?」


「ううん……かなり魔力を使うからね。一発程度よ? まあほとんど使わないけどね?」


「どうしてだ?」


「だって、今の所、全然ピンチとかないじゃない、あの術は、本当にやばくなった時に使おうと思っているのよ、今は……コウがいるからね」


「そうか……ま、そうだよな?」


「ええ、危なくなったら、使おうと思ってるのよ」


「解った、やばくなったら使ってくれ」


「そうするわ、ところで……」


「ん?」


「依頼のシャドウナイトだけど……私、会った事ないのよね……コウは知っている?」


「ああ、知っているぞ? だが……」


「だが?」


「どっちが、北の方角なんだ? さっぱり解らん」


「あ、それなら解るわ、確か……あっちが北の方角よ」

そう言って、リムが指差したので、その方角が北の方角なんだと思う。


「じゃあ、リムの指差した方向を進んで行けば、いいんだな?」


「ええ、けど……」


「けど?」


「このユーグレストから、どれくらい離れているかなのよね? 今日中に着くかしら?って感じかしら」


「そうか……ま、行ってみないと解らないんじゃないか?」


「それもそうね……じゃあ、行きましょうか? コウ」


「ああ」

こうして、俺とリムは、北にあると思われる、塔へと向かう事にしたのだった。


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