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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~ユーグレスト編~
13/108

~第十二話~新たらしい依頼を受けて、別の町に行くことにしました~

はい、零堵です。

最近、アクセス数がすごいですね~

今日二本目です。

明日は、どうかなあーって、感じですねー

異世界生活四日目

時物が鳴り響いているので、俺は目覚めた。まあ、何というか……この音にもすっかり慣れてしまったな……まあ、五月蝿い事には、変わりないんだけどな? 俺は鳴っている時物の音を止めて、早速魔力を確認する為、魔証石を取り出して、魔力を調べてみる事にした。

もしかしたら、レベルが上がっているかも知れないしな?

測ってみると、魔力最大値110、魔力値110となっている。

うん……どうやら、レベル……上がってないみたいだな……

コロボンとネオクサライムの討伐だけでは、上がってないみたいだった。

ま、今日も依頼を受けて、魔物を倒していけば、上がるだろーな? とか思いながら、洗面所に向かい、顔を洗って、身だしなみを整えて、部屋の外に出る。

部屋の外に出て、食堂に向かうと、既にリムが椅子に座っていた。


「あ、おはよう、コウ」


「ああ、おはよう」


「ねえ、コウ? 今日の朝のメニューって知ってる?」


「朝のメニュー?」


「ええ、今日は月に一度のサービスデーなのよ、まあ、見ていれば解るわ」

サービスデーね……一体どんなサービスデーなのか、気になって、待っていると、宿屋の女将さんがやって来て、こう言って来た。


「今日はサービスデーで、ユーグレ限定、ユーグレ汁だよ」


と言ったので、カウンターに行くと、大きめのお椀の中に、スープがあって、中に野菜と肉が入っていた。


「これが、サービス?」


「ええ、月に一度にね? このユーグレ汁が振舞われるのよ、しかも、おかわり自由よ、美味しいから食べてみて?」


リムが言うので、ユーグレ汁を食べてみる。味的に言うと、味噌煮込み……な、感じがした。確かに美味い、けど……出来ればこれに、うどんかそばが欲しいなあ……と、思ってしまった。

そしたら、絶対に美味しいのに……おかわり自由だったので、結局3杯もおかわりして、宿屋をチェックアウトする。宿屋を出た後、リムが


「コウ、今日も依頼を引き受けるのでしょ?」


「ああ、なるべく高額の依頼を受けようと思ってるんだが……」


「じゃあ、メタルウィザードの討伐?」


「いや、それはやめとく、俺達のレベルだと、倒せそうにないしな? とりあえず、行ってから考えようぜ?」


「そうね、じゃあ、行きましょう」


今日も換金所へと向かう事にした。換金所に辿り着き、中に入ると、今日カウンターにいるのは、マック一人で、特に多かったのが、魔術師の格好をした人が、マックに話しかけて、依頼を受けている感じがした。


「今日は、魔術師が多いみたいね……何かあるのかしら?」


「なあ、リム、普段はどんな人物がここに来るんだ?」


「そうね……この換金所に来るのは、大抵は剣士が多いわね? そのアシストとして、魔術師がいるくらいね、だから……魔術師がいるのは、そんなに多くはないわよ?」


「そうか、じゃあ、この魔術師が多いのは、ちょっと異常なんだな」


「まあ、そんな感じね? とりあえず、どんな依頼があるのか、見てみましょう?」


「そうだな」


そう言って俺は、並んでいる列に並ぶ事にした。数分後、俺の番になったので、マックに話しかける。


「今日も、依頼を受けたいんだが」


「あ……コウ・ドリム様ですね? 今日の依頼は、こちらとなっております」

そう言って、俺に依頼書を見せてくる。その依頼書を確認してみると

「危険指定魔物、メタルウィザードの討伐 8000ベリカ」

「魔術師限定依頼 スペルゴンの除去依頼 1000ベリカ」

「ビック・グリーの討伐 1000ベリカ」

そうなっていた。俺は、この三つの依頼を見て、考える。ビッグ・グリーの討伐は、あのユーグレストの森にいた、熊モドキの魔物なので、これにしようとしたが、二つ目のスペルゴンの依頼の方が、簡単そうだった。何故なら俺は、このスペルゴンを知っているからである。このスペルゴンは、ゲーム「マジカル・クエスト」に出てきた魔物で、体力が少ない魔物なのだが、この魔物は、ある特徴があった。

それは……水系の術しか効かないのである。ゲームで、初めて会った時、俺は火系の術を当ててみたが、効果はなしで、ダメージもゼロだった。他の術を試してみても、効果はなく、水系の最弱の術を一発当てるだけで倒せたので、リムが、水系の術を覚えているので、この依頼は、楽かもな……と、思ってしまった。

だから俺は、この依頼を引き受けることに決めて、こう言う。


「この、スペルゴンの除去依頼を引き受けるよ」


「かしこまりました、スペルゴンの除去依頼ですね? では、詳細を教えます、ここから西にある町、シリルの町の中に、スペルゴンと呼ばれる魔物が、大量発生しました、町の住人が駆除しようとしましたが、物理攻撃が全く効かなく、剣で倒せなかったので、魔術で倒せる事が確認がとれましたので、魔術師限定の依頼です、殲滅が依頼なので、出来るだけ多くのスペルゴンを退治して下さいませ、町にスペルゴンがいなくなり、向こうの町から連絡がとれましたら、賃金をお支払いします、では、参加証明として、このリングを腕に装着してください」


そうマックが言って、俺とリムにリングを渡してきたので、俺は、右腕に装着、リムが、左腕に装備した。


「これで、参加証明となりました、依頼が完了した時、このリングをお返し下さいませ、では、行ってらっしゃいませ」


マックに言われて、俺とリムは、換金所から出て行く。外に出て俺は、リムに話しかける事にした。


「リム」


「何?」


「スペルゴンは、退治した事あるか?」


「ないわね、コウは、この魔物の倒し方、知っているの?」


「ああ、だけどな? 俺……シリルの町の場所知らないんだよ? リムは、知らないか?」


「シリルの町なら、行った事あるわ、このユーグレストから、そんなに遠くないし、すぐにたどり着くわよ?」


「そうか、なら、案内してくれ」


「了解、じゃあ、行きましょう」

こうして、俺とリムは、シリルの町へ行き、スペルゴンの駆除に、行くことにしたのだった。 







何とか無事に、シグルンの町にたどり着き、そこの冒険者ギルドの店員に、輸送した荷物を渡して、証明書を書いて貰えたので、後は、ユーグレストの町に戻るだけだった。

戻ろうとすると、私に話しかけて来る者がいた。


「あ、あの……」


話しかけられたので、振り向くと、真っ白い魔術士の格好をした女の子がいて、私より、背が低かった。

何だ……子供か?って感じなんだが……?


「私に何か用か?」


「あ、はい……もしかして…………ユーグレストの町に行きますか?」


「ああ、そうだが……」


「あの! 私、ユーグレストの町に行きたいんです! でも場所が解らなくて……それに、私、魔術士として駄目駄目なので、魔物退治が出来ないんです……だから、連れて行ってくれませんか?」


そう言われて考えてみる。見た目的に、強そうに見えないし、一人で、町の外に出て行って、すぐにやられてしまうのでは? と、思ってしまったので、私は、こう言う事にした。


「解った、じゃあ、一緒に行こうか?」


「あ、ありがとうございます! あ、自己紹介がまだでしたね? 私の名前はユーリ・クロウネルです」


「私は、レイン・スノウだ、よろしくな?」


「はい! レインさん」


こうして、私の旅仲間に、ユーリが加わった。


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