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~異世界で、王道は目指しません~  作者: 零堵
~シグルン編~豪邸模索とお家騒動~
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~幕間~魔術師(サモナー)の事情その2~

はい、久しぶりの投稿です。

今回は、魔術師サモナーの話を書き込みます。

次から、本編を書こうかな・・・と思います。

ここが……異世界だと言うのは、十分に理解した。

ま……今の俺、金髪になっちゃってるしな?

で……なっちゃったもんはしょーがないし、これからどうするか……なんだが……はて、どうしよう?

ここがゲームの世界だとすると、魔王グレイトニブを倒すと、ゲームクリアとなるのかも知れない。けどな……魔王を倒した時、元の世界に戻れると言う保証なんか何所にも無さそうだしな?

とりあえず……当分の目標は、生活の基準を確保と言う事で、動いて行こうと思う。

まずは……今いる場所が何所なのか?を調べる事だな……

そう決めて俺は、移動する事にした。

歩いてみて、思うのは、まず家が並んで聳え立っていると言う事と、お城があったりするので、ここは何所かの王国なのかも知れない。

とりあえず、歩いている奴に話しかけてみるか……と思う事にして、歩いている男に話しかけて見る事にした。

「は、はろー」

これで通じるか……? と思いながら、話しかけてみると

「……あんた……何もんだ?」

そんな事言われてしまった。いや……何もんだ……と言われてもな……?

でも、この男の言っている事が解るので、言葉に関しては問題は無さそうなので

「ちょっと聞きたいんだが、この場所って何なんだ?」

「あんた……頭大丈夫か? 何なら医者を紹介してやるが」

「……医者って、俺……病気とかそんな風に思われてるのか……」

「うーむ、どうやら……俺の勘違いなようだな? すまんな? ところで何でこの場所って聞いたんだ?」

そう言って来たので、俺はとりあえず、こう言う事にした。

「いやな? ちょっと転送魔法をやって、この場所に来ちまったんだ、で……全く知らない場所だったから、ここは何所なんだ?って思って、だからあんたにそう聞いてみたんだ」

俺がそう言うと

「そうか……と言う事は、あんた魔術師なんだな? 杖を持っている風には見えんが……まあいい、そんな事なら教えてやる、ここはベゼルバード王国と言う場所だ、で、あそこに見える大きな城がベゼルバード城だな、で……お前さんは、この国で何をするつもりなんだ?」

「何をすると言われてもな……? 何をすれば良いと思う?」

「……もしかして、困ってるのか?」

「そう言われると、そうだな……いきなりこんな場所に来ちゃったから、帰る家も無いし、金も無いしな……困っていると言えば、困ってるな」

「そうか……よし、ならしばらくは俺と一緒に行動するか?」

「一緒に?」

「ああ、丁度魔術を使える者が欲しいと思ってたしな? 俺と一緒だと宿と飯は提供してやるぜ?」

「おお、それは助かる! なら……一緒に行動してもいいか?」

「ああ、ところでお前の名は?」

そう言われて考える。

ここで本名を名乗るのもいいが、せっかく異世界に来たんだし、ちょっとかっこよく名乗ろうと思ったので、こう言う事にした。

「俺の名は、クレイだ、あんたは?」

「クレイか、俺はレグスだ、よろしくな? クレイ」

こうして俺は、レグスの仲間になる事にしたのであった。

レグスの事を詳しく聞くと、彼は冒険者みたいな事をしていると言う。

この国の冒険者ギルドで依頼を受けて報酬を受け取って、その金で宿に泊まり続けていると言うみたいだった。

ちなみにこのレグス、二十歳とか自称していたが、どうみても髭のせいで、30代のおっさんに見える。

一度「二十とか、嘘だろ?」とか言うと、殴られたので、それ以降は言わない事にした。

レグスと行動する事になって、思った事は、この世界に出てくる魔物が、ゲーム「マジカルクエスト2」に出て来た魔物と同じだと言う事だった。

あとレグスが言うには、魔術師は杖を使わないと魔法を発動出来ないと言う。

でも俺、魔術師サモナーなので、杖なんか使う必要なんか無いんだよな……

杖が必要無いと言う事をレグスに言うと、「すげーな、それ、ま、俺は魔術の事なんか全然わかんねーけどな」とか言いやがった。

ちなみにレグスは、杖を持っていなく、剣を持っていたので、剣士なんだと思われる。

そんな感じでレグスと冒険者として、活動していて数ヵ月が経過してしまった。

数ヶ月経過してしまったので、元の俺の体がどうなっているのか? とか元の世界に帰る方法とか、全然解らないので、このままここで生活していくのもいいのかも知れないと思っていた。

あと、前は黒犬ブラック・ドックしか、召還出来なかったが、俺もレベルアップしたので、今じゃ、黒犬ブラック・ドック焔鳥フレア・バード毒蛇ポイズン・スネーク白猫ホワイト・キャットの四体を召還出来るようになっていた。

その四体を使って、敵を倒していっていると、俺とレグスに声をかけて来る者がいた。

声をかけて来たのは、武装した者で、そいつが「失礼、私はベゼルバード魔法兵団長である、君達の力をベゼルバード王国の為に役立てないか? 剣を持つ君は王国騎士に、魔術師の君は、魔法兵団と言うのはどうだ?」と、そう言ってきやがった。

それを聞いたレグスは「入る、クレイは?」と、即答しやがった。

何で入るんだよ? と聞いてみると、好きな女が王城で勤めているから、王国の騎士とかになれば、会いやすいからな? とか言いやがった。

そんな理由かよ……と呆れたが、レグスが入る気満々なので、俺はどうするか考えてから、こう言った。

「一度内部を見せてくれ」と

魔法兵団長は、俺の言った事を了承して、俺達はベゼルバードの城の中に入る事になった。

そこで出会ったのは……俺の運命を左右するかも知れない、一人の姫さんだった。

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