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失恋

作者: りんも

初めて書く小説なので、間違いが多いかもしれませんが、そこらへんはご了承ください。

朝、とても眠かった。なのに、学校には必ず行きたかった。だって、好きな人がいるから。今、私は片思い中です。だんだん彼と仲良くなってきたの。よく他の人を混ぜて一緒に遊んだりした。登校中、

「ハナ~!!」

っと彼が私の名前をよんだ。そう、私の名前は「山本 葉菜」って言うんだ!

「あっ、おはよぅ!つばさ」

っと私は片想い中の彼の名前、「大空 翼」を呼びながらあいさつをした。朝の会話はそれだけだった。翼は女の子にもモテモテだったが、男子からはもっと人気があった。あっちこちから、翼を呼ぶ声が聞こえる。

授業が始まった。もちろん片想い中の女の子だから授業のことなんてまるっきり頭に入ってはこない。ずっと翼のことを考えながら、いろいろ説明する先生の話を聞いていたら、突然

「おい!!や~ま~も~と!ちゃんと授業の話聞いてないだろぅ!!バツとして今日の放課後、居残りだ!!」っと先生の怒鳴り声が聞こえてきて、みんなの笑い声が聞こえた。私は、ハッとして、翼の方を向いた。翼も笑っていた。私は、恥ずかしくて顔が真っ赤になり、涙が出てきそうだった。

キーンコーンカーンコーン・・・チャイムがなり終わり、居残りの時間となった。もともと、私は、勉強は苦手だった。そこへ、翼が忘れ物を取りに来た。

翼は、「おい!まだのこってんのか!?早く終わらせろよ!ハナと遊びたいんだしさ」

葉菜は、「だって・・・分からないんだもん!」   

その後、翼が少し考えた後面倒くさそうに

「まったく、教えてやるからよ!どこがわからないんだ??」

翼のおかげで、問題がスラスラと解けてやっと帰れることになった。

私と翼は帰る方向が同じなので、一緒に帰った。帰る途中、沈黙が続いた・・・・・「あのさぁ・・」っと最初に口を開いたのは翼だった。

「俺、ずっと考えてるんだけど…」

私は、翼が話すことが全く予想できずに

「何?」っと答えた。

翼が少し恥ずかしそうに、

「好きな人ができたりとかしたら、相談・・・してもいいよな??」

私は、驚いた。こんがらがってしまった。でも、その雰囲気に連れられて、

「私に任せなさぁい!」

っと言ってしまった。その後、翼は「ありがとう」と言って走って帰って行った。

家に着いた私は、後悔した。なんであのときあんなこと言っちゃったんだろう・・・・・・

次の日の朝、私は、とぼとぼ歩いていた。すると、翼が私の顔のを覗き込んだ。

「おい!どうしたんだ!?なんか、元気ないぞぉ??」

私は、びっくりして翼を突き飛ばしてしまった。

「あ・・・・」

「ぃってぇなぁ・・・なにすんだよっ!!おまえ、朝から感じわりぃぞ!!」

翼は、怒りながら走って教室に行ってしまった。私は、親友の「山田 優奈」にこれまでの出来事を話した。すると優奈は、

「・・・・そっかぁ、でもこれからあやまりに行けばいいじゃん・・・・ファイト!ハナ!!」

「うん・・・ありがとぅ!!」

そこで、私はあやまるきっかけを探そうと翼の様子を見ていた。何度も言うチャンスはあったけれど、なかなか言い出せなかった。私が、オドオドしているせいか、翼はさっきよりも機嫌が悪くなっていた。それから、1週間が過ぎて行った。また、私は先生に怒られて居残りをしていた。すると、教室のドアが開く音がした。翼だ!また忘れ物を取りに来たみたいだ。私はあやまるチャンスは今しかない!!っと思い、

「あ、あのさぁ・・・・」

翼が後ろを向いて立ち止った。そして、怒りながら言った。

「なに?」

「あ・・あの・・・あのさぁ、こ、こここここの前はご・・・ごめん・・・・・ね。・・・えっと、急に顔を近づけてきたからびっくりしちゃってさ・・・」

私は、すごく噛みながら話してしまった。翼は、にっこり笑って

「まだ気にしてたのかよ??俺が怒ってたのは、ハナが、俺の話を聞こうとしてくれないからだよ」

「え?」

「せっかく俺の好きな人・・・できたのに・・・」

沈黙が続く。私は、考えていた。翼のことが好きなら、翼の幸せを願ったほうがいいんじゃないか・・・・・・

「翼…私に任せて!!でっでも、私の相談も聞いてよね!!」

「よかった。俺・・・ハナにしか話せないからさ・・・じゃあな!!」

翼は、走って家に帰って行った・・・・私も帰った。

「ただいまぁ・・・」

お母さんは、なんだかあわてている感じだった。「どうしたの」っと尋ねてみた。すると、思いもよらない言葉が返ってきた。

「ハナ…怒らないで聞いてね…今度…この家を引っ越すことになったの…」

「え!?どこに??いつ??」

「明後日・・・お父さんの仕事の都合ですごく遠いところに引っ越すの」

「・・・そう・・・・」

私は、黙って自分の部屋に入ってその日は寝てしまった。

次の日、私と翼は一緒に帰ることになった。

「なんか、俺さぁハナと一緒にいるとすごく落ち着くんだよなぁ・・・だから、ずっと一緒に下校したりしたいよな♪」

私は、その言葉を聞いて、涙が出てきて泣き崩れてしまった。

「!?おい?どうしたんだよ?」

翼はすごくあわててた。私は、引越しをすることを話した。

「そっかぁ、でも一生会えないわけじゃないんだろ?俺のメルアド教えるからよ!」

「ありがとう」

そうだ・・・今しかない!!ふられてもいい!!この気持ちをきっぱり終わらせたい!!

「ねぇ、翼に言っておきたいことがあるんだけど・・・・・」

「なんだぁ??かしこまっちゃって・・・・」

「好き!!!!!!!!!!!!」

「へ??」

「べべべ別に、答えは知ってるから言わなくていい!!」

沈黙が続く・・・

「・・・・あのさぁ、何て言ったらいいかわからないけどさぁ、俺のこと好きになってくれてありがとな!」

「・・・相談したかったら、メールじゃんじゃん送ってよね!!」

私は、涙を拭きながら言った。

「wwあぁ・・・」

次の日の朝…荷物をまとめてこの家を出ようとすると、

「おい!!!!まてよ!!見送りくらいさせろって!!!」

「またねぇ!!」

私は、笑顔で手を振った。

私の片想いは、終わった。



みなさん、最後まで見ていただいてありがとうございます!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 僕にも似た経験があります。 実らずに終わる恋もまた恋には違いないし、自分にとって想い出になったりするものですからね。
[一言] かなり 面白かったっす。
2010/12/26 19:38 退会済み
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