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ランクレス・レガリア

作者:下朴公脩
最新エピソード掲載日:2025/10/17
50年前、世界はのちに『一次再臨』と呼ばれる大災害によって崩壊し、人類文明に大打撃を受けた。だが、それと同時に全世界に出土した、神の理を宿すオーパーツ『聖遺物』は、人類に『マナ』という恩恵を与え、人類文明は復興だけでなく、それ以上の発展をもたらした。

しかし、世界は突如として発生した、マナを捕食し、喰らった存在を世界の記憶から消し去る人類の天敵――『歪象(ノイズ)』によって侵食されていた。

人智を超えたその特異災害に対抗できるのは、聖遺物から生成された神の理を宿した兵器『神律武装(レガリア)』と、それに適合した少年少女たちだけだった。

憧れの対歪象養成機関・天照学園の入試当日。
天束 維(アマツカ ユイ)は、無情にも「不合格」の通知を受け取る。才能なし、適合率ゼロ。夢は潰えたかに思えた。
だがその直後、帰路につく維の目の前で、街が歪み、歪象が出現する。
逃げ惑う人々。そして、彼らを守るために孤軍奮闘し、瀕死の重傷を負って倒れる少女――学園を首席で合格した天才、東雲 一華(シノノメ イチカ)。
「逃げて」と叫ぶ彼女を、維は見捨てなかった。
彼女を、人々を救いたい。その渇望に呼応するように、維の右手に適合者の証である聖痕が刻まれる。
歪象を撃破した維は、その功績により特例として学園への入学を許可される。

しかし、待っていたのは称賛ではなかった。
訓練中、制御不能の力で同級生に重傷を負わせてしまった維は、学園中から危険因子扱いされ、『序列外(ランクレス)』という蔑称を背負うことになる。

最底辺からのスタート。周囲は敵だらけ。
だが、誰も知らない。維が振るうその力が、既存の神律武装とは一線を画す、世界の秩序そのものを『再構築(リビルド)』する禁忌の力であることを。

「さぁ、神託の刻だ…!」

これは、神の理すら書き換える規格外の少年が、仲間と共に絶望を切り裂き、神をも超える英雄へと至る、世界への叛逆の物語。
序章
始まりの日 その1
2025/10/17 15:16 (改)
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