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保土ヶ谷ゾンビ

4日目以降は、変化が続いた。


トースト、肉料理、ゆで卵、リンゴ、牛乳。の3食を食べて昼過ぎにはゾンビ映画を1本見る。

肉料理と映画は毎日異なり、どちらも楽しみになっていた。


その日の映画を見終わり、

ゾンビが実際にいたら現代社会はどうなるだろう?

ゾンビが全速力で襲ってくるのは違くないか?

ホームセンターに立てこもってどう対処しよう?

ゾンビの腐敗臭で隠れていても居場所が分かるのでは?

そんな妄想をしていたら夕食の時間になった。


夕食はハンバーグだった。

シンプルなハンバーグだった。

ゾンビは嫌な予想をしながら恐る恐るトレイの上のハンバーグを割った。


嫌な予想が当たった。

トレイの上のハンバーグにそれ以上手を付けることはせず

ため息をつきつつトレイを片付けた。


嫌なことは続くもので翌日の夕食もハンバーグだった。

デミグラスソースのかかったハンバーグだった。

今までどのメニューでも完食していたゾンビが手を付けなかったことへの疑問か

それとも残されたことへの反発か分からないが普段より丁寧な調理だった。


デミグラスソースをキレイにトレイの端にどかし、恐る恐るトレイの上のハンバーグを割った。

また嫌な予想が当たった。

トレイの上のハンバーグにそれ以上手を付けることはせず

ゾンビはため息をつきつつトレイを片付けた。





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