プロローグ
前に書いたものを新しく書き直したものです
物語の終わりまで書きあげます
今桜舞い散る道を朝早くから一人で学校に向かっている。今日は入学式で、朝早めに家を出た為周りには誰も居なかった。
学校には、家から駅まで15分、電車に乗って最寄りの駅20分、駅から学校まで15分かかる、公立 星光高等学校に今日から通う予定だった。
あんなことが起こるとは知らずに……
高校デビューをしようとしており行きの電車の窓で身だしなみを整えて電車を降りた。
「早く家を出すぎたかな」と俺は周りを見て呟いた。
学校に続く道を歩いていると、反対車線で犬の散歩をしている女子がいた。
それを見ていると犬に女子が車道の方に引っぱられその子が車道に飛び出した。すると横から車が来ていた。
俺は、とっさの判断でその女子の方に走り歩道の方に突き飛ばした。
「え?」とその子は驚いた顔をして泣いていたが俺は、「大丈夫だよ」と言って目を閉じた。
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目を開けると病院のベットで寝ていた。少し顔を上げるとそこには助けた女子が横で寝ていた。
少しばかりその女子に見蕩れていたが「おい…起きろ」と声を掛けると「ふぇ…?」と力のない声を出し、俺の顔を見た途端泣き始めた。
「よかったよ…本当によかったよ……」と言いつつ抱きついてくるが正直、体が痛い…いや、体に当たる柔らかい物体はすごくよかったです!けど「痛い…」と声を漏らしてしまった。
その子は「あっ、ごめんね」と言い、顔を赤らめながら体を離した。
うん惜しいことしたなぁと俺は心の中で思いずっと気になってた事を聞いてみた。
「あのさ…俺の名前は神無月蒼佑だよ。俺の事は、蒼佑と呼んでくれ。ちなみに君の名前は何て言うんだ? 」と言うと女子は、「あ…ごめんね、私の名前は、霜月詩乃です。えっと…助けてくれてありがとうございました!あとは、これからよろしくお願いします!蒼佑君!」
「お…おう、よろしくな」といい俺はそっぽを向いた。
詩乃は、「ふふっ」と笑って急に思い出したかのようにこう言った。
「そういえば蒼佑くんは、同じ高校なんだね!再来週から来れるんだよね楽しみにしてるよ!」と天使のような笑顔で言われ、「そうだな、同じ高校なんだな俺も楽しみだよ。」と答えると詩乃は、「そっかぁ〜あっもう遅いし今日は帰るね、また明日来るね」と言って病室から出ていった
「明日も来るのかよ」と苦笑いを浮かべてまぁいいかと心の中で思いつつまた俺は、瞳を閉じた。
これから俺と詩乃関係が大きく変わることも知らずに………
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