金の斧と銀の斧
キコリが、近くのちいさな泉に愛用の斧を落としたのは数ヶ月前だ。
斧を泉に落としてしまったキコリは仕事ができなくなり、自宅に引きこもっていました。
一月の間キコリは生活の足しにと思い、せっせせっせとわらじを編んでいました。
そんな、ある日の今日、キコリの家に表れたのは首からしたが人間ではない、巨大な蛇の身体を持つ化け物だった。
当然の如く、キコリは腰を抜かして、その場にしりもちをつく。
「バ!・・・・・」
キコリはバケモノーとでも叫びたかったのだが、あまりい面妖なバケモノに口が回らなかった。
「バルス」
だが、キコリはバケモノ! と叫ぶよりも破滅へ導く古代の呪文を唱えたのだ。
バケモノは、その場で消滅し、地面には金の斧と銀の斧がカラーンと転がり。キコリは愛用の斧を手放した変わりに、バケモノを退治し、金の斧と銀の斧をてにいれたのでした。
めでたしめでたし。