情報の駆け引き
久々の投稿です。読んでくださると、とても光栄です。
「やっぱり、受けてくれるんですねー。よかったー。断られたらどうしようかと思ってたんですよねー。いきなり、依頼内容を聞くあたりプロの殺し屋って感じがしますねー。あー元殺し屋になったんでしたっけ?(笑)」
言葉とは、あわないくらい殺気がある。断っていたらどうなっていたのだろうか。
しかも、死神ってこんな、人を煽るのが上手いのか。
いや、まてよ。こいつが人を煽るのが上手いのは、誰かとコミュニケーションを図ってきたからでは、ないのか。
さっきの会話の中で、「普通の神ではないです」と言っていたし神は、他にもいる可能性という仮説をたてた方がよさそうだ。
まだ情報がなさすぎる・・・。表情から、言葉から、態度から、何でもいい情報を探れ。
「無視ですか(笑)まあいいです。依頼内容はですね。ゴミの殲滅です。簡単ですよね?」
なんだ。ゴミの殲滅か。となるわけないだろ。
我々暗殺者でいう「ゴミの殲滅」とは、「政治家の殺し」のことだ。
だがこいつは、違う意味で言っているような気がする。
わからない。
「情報が少なすぎる。ターゲットと道具と日時と場所など色々教えろ」
俺は最低限のことを聞いた。
「まぁそうですよね。情報が欲しいですもんね(笑)色々と私の言葉とか表情で探ってみてるみたいですけどそういうことは、聞かないと分かりませんもんね」
気づかれたていたか。
「えーとあなたには、これから異世界というところに行ってもらいます。道具や日時は、好きにしてください。魔法やスキルと呼ばれるものが存在するのでそれを利用するのもかまいません。ですがここが重要です。ターゲットは、勇者パーティーと王国と魔王の幹部です。わかりましたね?」
魔法?スキル?勇者?なんだそれ。
わけがわからない。
「わけがわからない。って顔していますね。あーそうそうーあなたのステータスを見せてください。ステータスって念じるだけでいいですよ」
顔にでてたか。
ステータス?今の俺の状態値みたいなものか?
ステータス、、、
死神があなたのステータスの閲覧をしようとしています。
スキル 解析分離 を使用します。
ステータスの閲覧を阻害します。
頭の中で声が聞こえる。なんだこれ。
「あれ?ステータスの確認ができない。何ででしょうか。あなたなにかしましたか?」
死神は、スッと手に持っていた銃の銃口をこちらにむけた。瞳の奥が黒くそまっていた。
「なにかできるわけないだろ。」
俺は、ごく当たり前のことを言った。
「それもそうですね。でもあなたのような適応能力に長けている人ならできますよね。」
疑っているようだ。
俺だって何なのか知りたい。俺の力なのか?
「まぁいいですよ。依頼内容も伝えましたし、情報も与えました。あなたは、ここに来た時点で、死ぬまで私の一生の奴隷何ですから。(笑)」
俺は、黒い闇に包まれ気を失った。
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