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魔法学園と鬼氣使い(ヤンキー)  作者: みっしゅう
第1章『全てはここから始まった! 最強の日本人ヤンキー 異世界の魔法学園に転移!』
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第66話『ヒロトとクレアの会話』

「てなことがあってな…」

「その新担任の人、結構怖いんですね…」

 ヒロトは、クレアと一緒に屋上で話し合っていた。

「俺はあいつにバチボコにやられたけどな…」

「お気の毒に…」

 だが、ヒロトは彼にも認めているところがあった。

「あと、あいつは俺たちの知らないところまで、俺たちを理解していた…──10組のみんなは、あいつの言葉一つ一つに図星をつかれてた」

「…例えば、どんなことを?」

「…10組のお前らは、志の達成に向けた努力がない…──だとさ…みんなも叶えたい夢があって、それも平和な学園生活で風化しちまったのかもな…」


 クレアはそこで、ヒロトに聞く。

「ヒロトくんも、頑張ってきたんでしょう?」

「…え?ああ…どうなんだろうなぁ」

「あっ、ごめんなさいっ…ヘンな質問でしたよね…」

 クレアは焦ったように言いよどむ。

 だが、ヒロトはそれに大笑いする。

「ハッハッハ!」

「ぇえ?」

「努力なぁ…ンなもん散々して来たが、今はもう全部水の泡なんだよなぁ」

「ああっ…本当にひどいこと言っちゃいました…!?」

「フッ…いいや?」

 呆気にとられるクレアに、ヒロトは口角をあげて振り返る。

「もう一度ゼロからのスタートだ…鬼神のオーラもきっと元に戻る」

「えっ!ビジョンがあるんですか」

 そして、ヒロトは満面の笑みになって、ハッキリと言う。

「実はねェんだよなぁ」

「あらら…」


「──で、その先生の名前って?」

「名前?確かテンカって言ってたけど…」

「えっ!?」

 クレアは声をあげて驚く。

 訳がわからなかった。

「実はその人、私を引き取ってくれた人なんです」

「なに!本当か」

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