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魔法学園と鬼氣使い(ヤンキー)  作者: みっしゅう
第1章『全てはここから始まった! 最強の日本人ヤンキー 異世界の魔法学園に転移!』
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第42話『野生に産まれた少女』

 ()ている最中(さいちゅう)にフル◯ンになっていたヒロト、それに(ほお)を赤くし目を(おお)(かく)すラビット、そしてヒロトの股間(こかん)のそれを(にぎ)興味深(きょうみぶか)げに見つめる、突然(あらわ)れた全裸(ぜんら)の少女。

 見れば見るほどこの状況は(なぞ)であり、ラビットにとっては気が(くる)うようだ。

 だが、ウブなラビットは指の(あいだ)から(のぞ)いてみる。

 すると、20cmのそれが視界に入ってきた。

「…いやぁっ!」

「わざわざ(のぞ)くんじゃねえよ!…──あとお前は何だ!いつまでもチンコ握るんじゃねえよ!」


 ヒロトがやっと一喝(いっかつ)し、少女の猛攻(もうこう)は止まったかに思われたが、まださらに続くらしい。

「じゃあ、そろそろ…本番(こうび)?」

「マジでいい加減(かげん)にしろやもう…」

 ヒロトはその手をはらって()がされた制服を着直(きなお)す。

 服を着てくれて落ち着いたらしいラビットだったが、目に焼き付いた例のブツが頭から(はな)れない様子だ。


「そうだ、お前何モンだ?」

「そうですよ!しかも(はだか)でっ!」

 だが、その少女は何も答えない。ただ首をかしげるだけだ。

「(何だコイツ…つうか、何でこの場所に…)」

 そう、(もっと)()に落ちないのはそこだ。このような場所に、こんな無防備(むぼうび)格好(かっこう)でいる人間がいるものか。

「(しかも、コイツの態度も何もかも、どこか子供みてえだ…)」

 考えれば考えるほど、コイツへの(なぞ)は深まっていった。

「…その、わたくしの替えの体操服をあげるので、そろそろ…──はッ!?」

「…?──ッ!おい咥えてんじゃねェエッ!!」



「よし、じゃあバーギラの様子を見に行くか」

 二人はテントを片付(かたづ)けて、少女を()れてバーギラの(もと)へ向かう。

「この少女が(だれ)だろうと、ここで見放(みはな)すわけにはいきませんね」

「ああ、この森を抜けたら、こいつはどこかに引き取ってもらうことになるだろうな」

 そういったやり取りに後ろを()(かえ)ると、そこには少女がいなかった。


「はぁ?あいつどこ行った」

「あっ、あそこ!」

 ラビットが指を指した先は、まさかの木の上。

 なんとさっきの短時間で(のぼ)ったらしい。いや、()()ったというべきか。

「すごいジャンプ力ですね…」

「でもあいつ、何で木の上に…」

 木の上に上った少女は、何やら一点を(にら)んでいた。

「がルルっ…!」

 さながら野生(やせい)哺乳獣(ほにゅうじゅう)のような声で(のど)をならす少女。

 二人が驚いていると、その少女が睨む先から何かがやって来る。


「グェエエーッ!」

 体長1.3mほどの野鳥(やちょう)が飛んできたのだ。

『魔物化バンドラード:危険レベル6』

 かなりのスピードで飛んでくる野鳥の標的(ターゲット)は、その少女であった。


「あぶね…ッ!」

 ヒロトが助けに入ろうとしたのと、少女がその野鳥に(おそ)いかかるのはほぼ同時であった。

「がぁああーッ!!」

 野鳥に飛びかかった少女は(うで)を降り下ろすと、野鳥は地面に(たた)き落とされる。脳震盪(のうしんとう)をおこし死んだらしい。

 なお、少女はその()綺麗(きれい)に着地していた。


「二人とも…あぶなかった…もうだいじょうぶ」

「「…」」

 二人は、驚きで何とも言えなかった。

 だが、二人はこれだけは確信していた。

 この少女はただ者ではないと…。

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