お見舞い
投稿遅れてすいません…
水野は学校に二日連続来なかった。いや日曜日を挟んでいるから休んだ日は二日なのだがもし病気などなら三日ほど何かがあったということだ。水野は部活を休み出したせいで部活の友達からまず距離を置かれそれに連鎖されたかのようにクラスでの立場を失った。クラスでは一部の人間は彼女の悪口をまるで友達の必要条件と言わんばかりに言い合っていただろう。彼女が何をしたかなどどうでもいい。もともと少しでも不快感を抱いていた人はここぞとばかりに水野に対する不満を言葉にして語り合った。
水野がもしその会話を少しでも聞いたのだとしたら。いや会話なんて聞かなくても自分の悪口なら分かるだろう。人は悪口を言う時小声で話していても悪口の対象の人を見て苦笑する。そんな動作をとる。その光景を見たのなら本人は自分の悪口を言っているのではないかと不安になるに違いない。
水野が打たれ弱い女の子ならそれで精神的苦痛により学校を休むということもありえる。水野の部活を休んでいる理由がまるっきり分からない以上ただの推測の範囲から出ない考えを頭の中に巡らせた。
「ねえ立花くん。昨日の模試はどうだった?」
人がまあまあ真剣に悩んでいるというのに無神経な女が質問をしてきた。もちろん藤野だ。
「まあまあかな。模試の出来なんてそんなもんだろ。」
「毎回一位のあなたがそんな自分を過小評価しているのを見ると私が惨めになるわ。やめて。」
謎の開き直りを見せた藤野だが今は正直どうでもいい。何故だか水野を助けたいそう思った。何度も助けは不要だと言われて、諦めた結果がこれだ。こんなの正解じゃない。そんなことは分かる。だからこそ正しい答えに持っていきたい。自己満足かもしれないけど。
「何でそんなに元気ないの?もしかして水野さんのこと?」
案外勘が鋭いのだと感心する。
「そうだよ。あいつ最近学校休みだしただろ。だから何かあったんじゃないかって心配でな。」
心配と言ったすぐ後に少し恥ずかしくなったが言ってしまったものはしょうがない。ていうか俺めっちゃ水野のこと好きなやつみたいじゃん。いやいや恋愛感情なんか抱いてないから!本当だから!
「まあ心配ではあるけども私たちにできることなんてないしね。いやあなたにはあるのかもね。水野さんも授業受けられずノートも取れてないだろうから見せてもらいたがっていると思うなー。」
明らかにわざとらしい演技をしている藤野を少し可笑しいと思いながらも放課後にお見舞いに行ってみようとそう思った。でも女子の家に一人で行くのは気が引ける。せめて女子の付き添いが一人は欲しい。
「なあ今日の放課後水野の家に行かないか?」
「行かない。」
あまりにも即答されたので驚く。
「あなたが行くべきよ。一人で。それが彼女のことを思った上での行動なんじゃないの?」
今回ばかりは藤野が言いたいことが理解できない。俺は無意識のうちに何処か間違えていてそれを多分藤野に正されている。藤野に言われた謎の言葉を考えているうちに放課後になった。俺はまだ出てない答えを頭の中にしまい。水野の家に向かう…。
水野の家ってどこ⁉︎




