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メイドごーれむと異世界転生  作者: じゃこさぶろう
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人知れず消える王国と強敵

魔王国を追われ自由連合国を

ボロボロの姿で旅する一行


元魔王とその一味

一味と言ってもメイドのみ


一人と首が旅する

奇妙な一行


メイドは絡繰の国で作られた

ゴーレムであり魔王の命令をただ実行する


一見ゴーレムとは気づかない精巧な作りは

その技術の高さを現している


メイドゴーレムは自立思考し最適な行動を行う

どこか機械的に、その右手には

髭もじゃの髪の毛を掴み冷徹に前を見つめる


魔王様これから如何致しましょう?


ふむ、先ずは自由連合国の首都に向かう

大仰に答える


了解致しました。目的をお伺いしても

よろしいでしょうか?


なにはともあれ、先ずは戦力を手に入れなければ

話にならん!裏切り者どもに制裁を加えなけれ

ば!!


自由連合国の首都には貴様の姉妹とも

言うべきゴーレムが隠されている!

かの、聖技工士が作った伝説のゴーレム


貴様は戦闘用ゴーレムでは無く

執務用に作られたゴーレム

妹は実戦用の戦闘もこなす完成品だからな!!


「ドサッ」!!!

おっ!おい!我を投げるな!??

なっ!なんだその目は?!

お、おい、なにを構えてる?!あっ!

けっ、蹴るのか?!我を!けっ蹴るのかっ!


まるで、蹴球だけが友達と公言する

少年のように、見事な弧を描き遥か彼方に

消えていく元魔王。


彼はこの後

物を言う蹴球の球として世界を席巻し

エンターテナーとして活躍する


かもしれない。


さぁてと!王都にでも行ってスイーツでも

食べようかな?はぁスッキリした


満面の笑みで完璧に整った顔がホコリまみれ

になりながらメイドは呟くどこか

吹っ切れたように


この日、人知れず旧魔王国は崩壊する




魔王国に新たな魔王が誕生し

旧魔王軍との熾烈な内部抗争に明け暮れる

そんな騒乱期への幕開け


そんな時期に鍛錬?に明け暮れる

俺は、顕現しない魔法に愛想をつかして

父ちゃんと木樵を通して

強靭な身体を手に入れようと

一日中手作りの斧?らしきもので木を叩く


まだまだ父ちゃんのような

一撃は繰り出せない

だが続けていれば同じ事が出来るようになるはず!


そんなある日、森の中でいつもの様に木を叩いていると、奥の方から人々が何か騒ぎながら

こちらに、走ってくる。


ケ!ケビン!たっ!大変だ!!!

ブ、ブラックベアーが!ブラックベアーが出た!!


黒い熊?などと考えていると

近くで大木をなぎ倒していた父ちゃんが


あいよっ!て感じのどこか気の抜けた

雰囲気で斧を肩に担いで皆んなが逃げて来た

方向に歩いて行く


「父ちゃん大丈夫??」

と聞くと、あぁ、アレックスお前はここで

待ってろ直ぐに片付けてくると

イケメンスマイルで答える


頼もしい、こりゃ母ちゃんも惚れるわけだ


数分後父ちゃんは血塗れになりながら

一匹の犬の様な動物と言うより魔物を

両手で顔を挟んでぶら下げながら帰ってきた。


父ちゃんに捕まってる魔物はまるで

ロデオマシーンの様に固定された

顔を外そうと必死にもがいている


父ちゃんは極悪なスカーフェイスに

満面の笑みで「アレックス!犬捕まえた!!」

と大声で叫んでいた、とても嬉しそうに

熊に食べられる所を捕まえたんだ!!


と、父ちゃんそいつ明らかに嫌がってるよ?

で?熊は??


ばっ馬鹿野郎♩最初だから慣れてない

だけだよ!!すぐになれるって♩

熊?頭吹っ飛ばしてやったよ!

スパーンだよスパーン!


そう言いながら犬?の頭や身体を撫で回している

犬?は、キャインキャイン鳴きながら

父ちゃんの腕や脚に噛み付いているが

鋼のような父ちゃんの筋肉には全く効いてない


やがて、諦めた顔で、なされるがまま

撫で回されている、周りには抜けた毛が

山盛りに積もっている


あちこちハゲてんじゃないか?と可哀想に

思いながら、母ちゃんが許してくれるのか

聞くと、「アレックスがどうしても飼いたい

んなら反対はしないはずだ」と、とっ父ちゃん...


俺は猫派なので犬はあまり好きでは無いことを

口にすると、とてもショックを受けた

顔で口を開けたまま

こちらをゆっくりと向く一人と一匹

顎が外れそうだ


まるで、嘘でしょ!マジかよ!

などと犬に言葉が解るはず無いのだが

まぁどう見ても魔物だし、解るのかも


でも、犬おまえこの筋肉馬鹿と暮らしたいのか?

と心の中でつぶやき


仕方ないので連れて帰る事に了承して

話を合わせる約束をする。


犬はどこか不服そうな顔で俺を睨み

唸り声を上げる、牙が凄い

この牙が通らない父ちゃんの身体は

何かおかしいんじゃ?


そんな事を考えながら家に帰る


家に帰ると打ち合わせ通りに

父ちゃんが助けた犬を俺が気に入り

駄目だと諭す父ちゃんの反対を

押し切って連れて帰って来た事に


母ちゃんは一言私よりも好きなの?

と、何故か犬に対抗しているが

当然母ちゃんの方が大事だと伝えると


もぅ♩仕方ないわね

アー君がどうしてもって言うなら

ちゃんと面倒みるのよ、と許してくれた


少し背中を冷たい物が流れたが

まぁ無事飼うことが出来て良かった


名前は俺がポチと名付けた


母ちゃんがポチの前に行くと

父ちゃんには反抗していたのに

凄い速さで腹を見せて服従のポーズをしていた


そんなに怖かったのだろうか

まるでチワワのように小さくなり

尻尾を振って媚びている


あれ?この子って月狼の子供ね男の子かあ〜

どうする?去勢しとく??


キャインッキャイーーン

その言葉を聞いたポチは盛大に漏らす

嬉ションでは無いのは顔でわかる

この世の終わりのような顔をしている


父ちゃんが「大きくなってから考えよう」

との救いの言葉をかけて玉無は免れた

ポチはくぅ〜んくぅ〜んと

鳴きながら父ちゃんに甘える

男同志なにか感じる所が有るのだろう


その日から、ポチは我が家の一員として

暮らして行く事になったのたが


何故か俺にはなかなか懐かない

犬は家族に順位を設定して

自分より下には媚びないと

昔テレビでやってた事を思い出した


見た目は子供でも中身は三十手前の

いい歳した俺を舐めている!

やってやんよ!この犬っころが!


ポチがニヤリと笑った気がした

やっちまうぞ?小僧

まるでそう言うように


それを、合図に俺たちは取っ組み合い

俺のパンチを受けながら腕に噛み付くポチ

その腕に噛み付いた鼻に噛み付く俺


子供VS子狼

俺は右腕から血を流しポチは鼻から血を流し

お互いニヤリと笑いながら(そんな気が)

一進一退、そんな血みどろの戦いを


気の抜けた一言がその場を制す


まぁ!アー君どうしたの?その手

あら?この駄犬まさかアー君に噛み付いたの

かしら??


まるで室内が急に冷凍庫に変わったように

温度が下がった気がした。


うふふ、駄目よ

危ないから、牙全部抜いちゃいましょう

奥からペンチのような器具を手に

背後に般若が顕現しているような

母ちゃんがポチの首根っこを掴み奥へと引き立っていく、ポチは恐怖から気絶している


か、母ちゃん!

だっ駄目だよ!俺はポチとどっちが強いか

決着つけたいんだ!


もぅ!危ない事したらいつも駄目だって

言ってるでしょ!でもやっぱり男の子ね♩

と、どこか嬉しそうに呟き


怪我したら直ぐに母ちゃんに言うんだよ!

とポチを放り投げ台所に去って行く


それからは、毎日ポチと格闘の毎日を過ごし

生傷の絶えない幼年期が終わりを告げようとする


この世界の学校は6歳から

成人とされる15歳まで


俺も6歳になり町の学校へと通う事になるのだが












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