決意と覚醒
少し賑やかな夜を楽しみ
裸の二人に挟まれて眠る天国は近くにあったんだ
今日は邪魔されたから明日も泳ぎに行きたいな少しの間滞在しても良いかもな
ポチは枕元に丸まって眠っている
両手に美女の感触を楽しみながら目を閉じる
「ブフォッ」朝早く大きな音で目を覚ます
何の音だ?辺りを見廻すと目の前にポチのケツがあった物凄い臭い匂いまるでヘドロのような匂いに襲われる
「く!くさ!くさい!!」このやろう屁をこきやがった!
幸せそうに眠るポチをベッドから放り投げる
転がりながらもまだ寝ている
フサフサの毛がクッションのように衝撃を吸収しているヌイグルミのようだ
あまりの匂いに隣に眠る二人も目を覚ます
「何かおかしな匂いがしますわ」
「くさい」
窓を開けて空気を入れ替える
「おはよう」
「うふ、おはようございます坊っちゃま」
アンが抱きついてきてキスをする
「おはよアレックス♩」
ミストも身体を起こしキスをする
今日も浜辺でゆっくりとしたいとみんなに告げる
反対はなく二人とも喜んで賛成してくれる
早速アンは新しい水着を作る準備と朝食の準備を始める、やっと起き出したポチを連れて朝の散歩に二人で出かける
気持ちのいい浜風を浴びながら海岸を散歩する
浜辺を泳ぐ人の姿は無く同じように浜辺を散歩する人影がぽつぽつと見える
そんな浜辺をポチの嬉しそうに振られる尻尾を眺めながら進む
少し進むと岩場の陰から声が聞こえてくる
「エデン!本気で言っているの?」
「ああ、グランサーラ俺は本気だ」
「私のことは!愛していないの?!」
「愛しているからこその決断だ!」
「私には分からないわ!」
「俺を信じてくれ!」
「少し考えさせて」
「グランサーラ!」
水に飛び込む音と男の叫び声
今度こそ振られたな
うちの馬鹿犬の助言なんて真に受けるから....
そんな風に考えながらエデンに近づく
「大丈夫か?」
「なんだ、驚かすなよまたカッコ悪いところ見られたな」
「グランサーラの気持ちを考えてなかったから誤解されてしまったみたいだな」
そりゃ愛人になれって迫れば殴られても仕方ない
「アイテノキモチナンテカンケイナイヨツヨイオスガシソンヲノコスシゼンノセツリデトウゼンノコト」
「オニイサンガドウシタイカダヨニガシタクナイナラムリヤリニデモテニイレタラキモチナンテアトカラツイテクルヨ」
ポチが 無茶苦茶な助言をしている犯罪だぞそれは
「気持ちは後から....分かりました!師匠!」
うちの馬鹿犬に弟子入りするのか?
どこか危ない目をした青年は気持ちは後から自分のやりたい事をするなどと呟きながら去っていく
あーあ知らないよ
宿に戻りアンの作る朝食を食べ
新しい水着の要望を聞かれる
アンにもTバックのスクール水着が似合うんじゃないかと伝えてみる
アンの瞳に炎が灯り物凄い勢いで自分の水着作りに燃えている
アンのスタイルとアンバランスな水着楽しみだ
◆◆◆
海での説得に失敗したエデンは新たな目標を携えて家に戻ってくる
「今帰ったぞ」
「おかえりなさいませエデン様ご主人様がお呼びです」
「わかった、直ぐに行く」
廊下を抜け父親の部屋へと向かう、扉をノックして中からの返答を待つ
「入れ」
「ただ今帰りました何か御用でしょうか?」
「うむ、エデンたった今連絡があり花嫁がこの街に着いたそうだ直ぐに屋敷に来るらしい」
「そうですか、少し二人で話しがしたいので私の部屋に案内して下さい」
「わかった。用意して待っておれ」
父親の部屋を後にして自分の部屋に向かう
エデンは自分のしたい事をするそんなポチの助言を真に受けて実行するつもりだ
しばらく待つと使用人がノックをする
扉を開けると、とんでもない美人が入ってくる
長い黒髪、黒い大きな瞳をきゅっと結ばれた唇
大きな胸とくびれた腰豊かなお尻
自分の部屋に招き入れるのを忘れ少しの間見惚れてしまう
怪訝な表情の婚約者に気付いて、エデンは使用人に何があっても入ってくるなと念押しして、部屋の鍵を気付かれないように掛ける
「初めましてエデン様ユーリ・メルテスでごさいます」
「エデンだ」
「末永く可愛がってくださいませ」
「ふむ、その件に関してだが幾つか条件がある」
「条件ですか?どんな事でしょう?」
「これは、これから俺と夫婦になるには避けて通れないものになる、お前の覚悟を教えて欲しい」
「畏まりました、仰ってください」
「驚くなよ!俺はお前の他に愛人を作る!」
「はぁ?」
「それも一人や二人では無く何十何百人もだ!」
「エデン様?冗談ですよね?」
ユーリは眉を逆立てて怒りを露わにする
「いや、本気だ!」
ドヤ顔で言い切る
「そんな馬鹿な事許せる訳が無いでしょう!婚約は無かった事にしていただきます!!」
「いや、もう遅い!俺はお前を気に入ったもう俺のものだ!」
「な!なにを!ひ、人を呼びますよ!」
「この部屋には誰も来ないんだ、お前は俺のものだ!」そう告げ服を脱ぎ捨て、エデンはユーリに襲いかかる
最初は嫌がるユーリも諦めたのかなすがままにエデンに抱かれるその強引さに惹かれ始める
幼少から決められていた婚約者なので、両親からいつも話を聞いていたユーリはエデンに会う前から恋に落ちていた
何度も何度も抱かれ次第に気持ちが通じ合う
犯罪でつかまってもおかしくない作戦は奇跡的に上手くいく
何時間も愛し合い疲れからかベッドから起きる事の出来ないユーリは「本当に酷い人ね私は初めてなのにこんな目に合わせるなんて責任とってもらいますから」
「ああ、俺は嘘は言わない男だ黙ってついて来いお前に最高の世界を見せてやる」
「愛人の候補はもういますの?必ず私にも会わせて下さいね?妻として譲れないものもありますから」
「最初は人魚を愛人にする!」
「え?人魚!?」
「ああ、そうだ!」
今から行う作戦を考えながら妻になる女に笑顔で答える
翌日昼前浜辺には人魚とエデンの姿が
話しがあるから自分の家に来てくれと強引に海から人魚を引き揚げ肩に担ぎ家へと連れ込む
妻に合わせて愛人第一号を紹介する
驚くグランサーラは海へと帰ると怒り出す
エデンは慌てる事なく自分の部屋に連れ込み妻も一緒に愛する。何時間も何時間もかけてユーリの協力もありグランサーラは自分の中で何かが弾け全てを受け止める覚悟を決める
人魚と人間は変わった交尾が出来るんだと訳が分からなくなるほど三人で愛し合う
二階から聞こえてくる嬌声に顔を歪めた父親の心配をよそにエデンは二人の心を奇跡的に手に入れる
同じ事を行うと間違いなく逮捕されるだろう
エデンは全てをやりきり清々しい顔で窓を開ける
今まで他人の気持ちを優先してきた為我慢していた事が馬鹿らしくなったのだ
この後106人の愛人を作り400人以上の子供を産ませ、[南海の種馬][性慾魔神][後家殺し]の異名で呼ばれ
アーザル商会の財産を食い潰すのかと噂される中、商会の中興の祖と呼ばれる。販路を拡大し世界の海へとその販路と性欲を拡げていく
アーザル商会の店先にはふわふわの犬の銅像が立ちアーザル商会を救った犬として大事に扱われる事になる
◆◆◆
浜辺に寝転びながらアンとミストを眺める
二人は膝まで浸かり水の掛け合いを声をあげながら楽しんでいる
紺のスクール水着に包まれたアンは最高にエロくて背徳感を覚える
遠くで人魚を担いだエデンが見えるが俺は関係ない関係ない
その日も二人の美人に囲まれて幸せに暮らしました。
エデンの真似はしないでください
犯罪です




