次の街へ
祭りが終わり
人々は来年に向けてまた一から出直す
街には多くの人が溢れそしてまた去って行く
それもまた例年の事
何処か寂しげで静かな街が戻ってくる
目の前にはアンの顔が
「坊っちゃま如何ですか?」
いつもの事なのだが今日は少し違う
アンが寝ている俺からマウントを取った状態
馬乗りになりながら尋ねてくる
下から見上げる心まで溶かされそうな美貌と流れるような青紫の髪、素敵な双丘、純白の下着に包まれた至高のコントラスト
重力をはねのけ前に自己主張をしている双丘
思考回路がショートして俺の右手が双丘に伸びる
不意に右手を両手で挟まれる
「坊っちゃま!そっちじゃなく眼鏡です!」
今まで見てきたどんなメガネっ子よりも似合っている。まるで芸術家の彫像のように
しなやかな身体流れる髪の毛、神秘的とも言える美貌そこに黒縁丸眼鏡
一見ダサいか?と思わせるその調和は
美貌と田舎クサさが最高の調和を醸し出す
まぁ俺の好みだわな
少し大きめの黒縁丸眼鏡
どこか、ポンコツ感を演出していて
なぜかエロい。エロポンだな
「お気に召しませんか?」
デカぱ...双丘に見惚れていたらアンが少し悲しそうに尋ねてくる
「いや、最高に似合ってる見惚れてたんだ」
πにね
「もう、坊っちゃまったら」
嬉しそうにくねくねしている
俺はあるものを目で追い「尊い」と呟く
ベットから出て身支度を始める並べてある服を着てズボンを履く手伝い終わったアンが
「朝食の準備をしてまいります」と部屋を出る
顔を洗い歯を磨き一階の庭に足を運ぶ
いつものテーブルに
オレンジジュース、クロワッサン、スクランブルエッグ、トマトサラダが並んでいる
仕事の速さも流石だが
深緑のドレスに薔薇の刺繍の入った白いエプロン
頭にはホワイトブリム青紫の髪をポニーテールに
で!、眼鏡
いや、皆さん!
これ以上のメイドなんていますか?
極上美人超巨乳ナイスバディ青紫髪のメイド、し・か・も!眼鏡!さ・ら・に!エロい
と誰に話しているのか分からない呟きが口から出そうになるのを我慢して席に着く
朝食を取りながら今日の予定を話し合う
「でわ、坊っちゃま駅馬車で次の街へ向かう準備をいたすますわ」
「そうだな、買い物に付き合うよ」
食料の買い込みと馬車の旅は退屈なので
本屋さんにでも寄ってみたいと思う
食料の買い出しなので
アンの後をついて行く後ろ姿も良い
デカ過ぎないお尻、俺はお尻も好きだ!いや
嫌いな健全男子など存在しないはずだ!
もし、お尻がサンドバッグなら休まず2年は叩けるだろう吊り下げてペチペチやるアレが双丘で出来ていたら6年は続けて打てる
エロが偉大なのか、女性が偉大なのか
俺の頭が煮えているのかそれは神のみぞ知る所
バカな事を考えながら街の市場を二人で歩く
山の中だけあって魚は塩漬けが多く山菜が一際多い
干した魚を大量に買い込んで山菜も籠一杯買う
山に修行でも行くのだろうか?
その他焼きたてのパン、ヤギのミルクやチーズ
香辛料などアンがいなければどうやって待つの?
と思うくらい買い込む
街の外れの古本屋を訪ねる
古びた本が並び禍々しい挿絵が書いてあるものも
中から店主のおすすめを2冊買う
冒険譚とラブロマンスだ
俺は冒険譚、アンがラブロマンス
しめて銀貨3枚まぁまぁの値段
おもったより高かった
ミランダの工房にほんの少しほんの少しだけ寄り
街を去る事を告げる
「そっか、残念だけど、また会えるよね?」
「あぁ、また会えるさ!」
アンは中指を立てながら
「義母様の愛に感謝ですわ」と何を言ってるのか
意味不明な事を呟いていた。まだ怒ってるようだ
次の街へ行く駅馬車の乗り場に向かい切符を買う
前回の倍ほどの値段がしたので聞くと
「次の街キーノサッキの周辺には下級だけど龍が出没する地帯があってね護衛が必要だから高いんだよ。でも温泉街として有名だから乗客は後をたたないのさ」
なるほど、護衛代込みでの値段なのか
と納得して二人分の切符を購入する
馬車は前回と同じく8人乗り
護衛はレプトル(二足歩行の蜥蜴)に乗り馬車の前を行く
行程は二日間
さて次はどんな街だろうな
まぁアンがいれば楽しい旅は間違いない
駅馬車の中でもアンは俺にベタベタとひっついてくる周りの目が痛い
嬉しいんだけどね
少し短めですが
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幸いです。
誤字脱字はこっそりと直していきます




