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メイドごーれむと異世界転生  作者: じゃこさぶろう
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間違って異世界へ??(夢だよね?)

上条 崇24歳

2年前に兄を亡くし天涯孤独に

両親は物心がつく前に他界、兄と二人で苦しいながらも幸せに暮らしていた。

そんな兄が急な事故で他界。他方にくれるも歯を食いしばり真面目に生きてきた。

彼女いない歴24年


生きて行くために働いて働いて遊ぶ暇など無かった、そう自分に言い聞かせて20歳を超える時には

彼女とは妄想の物で現実には存在しないと納得


彼女とは画面の向こうにいるんだよと死んだばぁちゃんも言ってた気がする


そんな悲しい普通の仕事帰り、ふと誰かに呼ばれた気がして振り向くと


目も眩むような光と小さな女の子のクシャミが

聞こえ意識が遠のいていった


......??あれ...?

ここ..は.どこだ??

目を覚ますと、真っ白な何もない空間に

横たわっていた。


あれ?何してたっけ?記憶を探るも何も思い出せない。ふと人の気配がした方を向くと、そこには場違いなほどド派手な女の子が真っ赤なドレスで俺を見下ろしていた。


金髪の縦巻きロール、映画でしか見たことのないようなレースが沢山あしらわれたとても高価そうなドレス。



不意に目が合った


「...あ!気がついた?

良かったぁ〜ずぅっと起きないんだもん!

このまま放置も出来ないし、どうしようか悩んでたんだ。あ!私は神様!気軽に神ちゃんとでも呼んでね♪」


「.......なんだ、夢かぁ〜?

やべぇやべぇ、目が覚めたら幼女が神様とか

俺ってそんなにストレス抱えてたのか??

はぁ〜やだやだ」

俺は一人愚痴りながら横になる


何気に幼女を見ると、目に涙を浮かべプルプル肩を震わせて何かお怒りのよう??


「泣くよ!?いいの!?

目が醒めるまでずっと待ってたのに!!!!」

ヒステリックに幼女が叫ぶ

泣いてるよね?


ふむ...夢でも幼女を泣かす(泣いてるが)趣味は無いので

取り敢えず?話を合わせておくことにしよう。


起きたらどうせ覚えて無いしね


「ごめんごめん、夢だと思って、別に無視した訳じゃないんだよ。で?ここはどこ?」


「........神界。」


なかなか、ご機嫌が直らないようで幼女(神様)は

目を逸らしながらボソボソと答える

何やらめんどくさい


「へぇ、神界かぁ始めて来たよ!すごい真っ白で何にも無い所なんだね、神様は一人でここに住んでるの??」


「............神ちゃん」


「あ!ごめんごめん!

で、神ちゃんは一人??」


「そう.....一人」


「どうして俺はここにいるのか教えてくれない?? 」


「........」


あれ?またプルプル震えてる、何かまずい事聞いたのかな?ていうか俺の夢めんどくさいなぁ

早く目が覚めないかな?


「.....間違って」


「え?...何を間違ったの??」


「...神様の仕事で寿命が終わる時に魂を体から抜き取る仕事があるんだけど....」


え?それで間違って俺がここに?

夢でもマジでコメディか!って突っ込むところだよ


「...ごめんなさい」

泣きそうな顔で呟く


「いや、まぁ夢だからいいけどさぁ

何で間違ったのか教えて?」


...夢?何が??と呟きながら首を傾けて


「本当は、横にいた女の人だったのに、ちょうどクシャミが出て...それで」


ふむ、それで俺の人生が終わったらマジでシャレにならない

「で?元に戻してくれるんでしょ?時間を巻き戻したり」


「...無理」

俯向きながら悲しそうに呟く



「え?じゃぁここで何してるの??

ここから天国に行くか?地獄に行くかが決まるってこと?」


「...元の世界には.......無理だけど 」


「異世界には転生させる事が出来る。もし、嫌ならここで一緒に...」

何かを期待するような?寂しそうな目でこちらを伺い呟くがそれは無い


「オッケー!じゃぁ、異世界転生でお願い。

どうせ、2年前に兄ちゃんが死んで天涯孤独の身の上だし、悲しむ彼女も現実にはいなかったしね?」




...夢でも涙が出そうになった

負けるな俺!


「.........わかった、何か希望はある?」

少しがっかりした顔で不満気に尋ねてくる


どんな、異世界があるのかまずはそこからだな


「やっぱり、近未来的な?宇宙を旅するのも憧れるけど、時代は中世くらいで魔法が有ってモンスターが溢れかえっているけど、そこまでやばい状況じゃなくてのほほんと旅行がてらに異世界を旅する冒険者になりたい!!

なるだけイージーモードで!!

貴族か大商人の子供に生まれてぬくぬくと育ち

凄い仲間に恵まれて何もしないでも勇者御一行に

果てには王女様や村一番の娘なんかと結婚して

沢山の子供に恵まれて幸せに」


...あれ?呆れてる??


「魔法は?」


「使いたい!!」


「剣術は?」


「いいねぇ〜」


「格闘は?」


「それも、いいな!」


「物作りは?」


「物作り?例えばどんなの?」


「錬金、鍛治、裁縫、大工、細工、料理?」


「いいね!いいね!」


普段は何も出来ないフリして窮地には俺が!

的な?最高じゃん


「人間じゃなくてもいい?」


「え?例えば?」


「今言った事全部するなら魔王?

リッチの亜種、あとは〜特殊なドラゴン?」


「それって...討伐されるやつだよね?? 」

「大丈夫よ?勇者に遭わなきゃ......」


「あ!でも、メイドは欲しいこれ絶対!!

いつも陰で支えてくれる某お姉さんみたいな

メイドさんが俺には絶対に必要!」

異世界ときたら!美人メイドでしょ?


それから、かなり長い時間詳細を詰めて

いざ!異世界転生!

身体の周りを眩ゆい光が包み込む


「...ほんとうに.....ごめんね」


「もう、いいよ!気にすんなよ!最後は笑顔で見送ってくれよな!そう励ましながら幼女を見る」


「うん!ありがと!」


そうそう、やっぱ笑顔の方が幼女は可愛い

けっしてロリではない!

少しずつ身体が先の方から消えて行くけど怖くない

だって夢だし...夢だよね??


「元気でね!あと、お兄さんの事もほんとにごめんなさい!」




ん???


?????





えーー?

何て?今何て言った??


ハ.ハックション!ああ!

可愛らしい幼女のクシャミと共に薄れ行く意識




「ちょ、おま...」






こうして、夢?から覚めないまま異世界転生??

がスタートする。


後書きって何書けばいいんすかね??

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