光の線
俺は今天上に手が届き、落ちかけてる時だった。
時がとまった感覚...いやスローモーション近い感覚を感じた。それも定かではないが何か光のようなぼんやりとした一筋の線が自分から大男までに光の線が見えている。この線は何なんだ。そんな事を俺は思いつつ何をすればいいのかハッキリわかってはいた蹴りを入れることだ。今現状大男は膝蹴りを交わされ両手を地面につけ前転をかまし、着地する予定らしい。その両手に当て上からは無防備の背中に蹴りをいれろとこの光は言っていたのであった。「やるしかねぇ様だな」こういう時は気合いの声でも入れた方が良さそうなどと戯言を抜かしながら重力に身を任せ、蹴りの体制をとった。「そんぐらいの対策ワシも練っとるわい」大男は前転ではなく地面に手を付きそのまま俺に蹴りをして力勝負をさる気だったらしい。光の線は希望ではなく死の線だったらしい。「それはどうかしら」彼女...咲樹は大男が足に全体重を乗せるのを読んでおり、手に向かって軽い足払いを決めた。うぉぉぉ!、俺はそれに乗り大男の腹へ渾身の蹴りを入れた。「さすがにそれは読めんかったわい」だがしかし、大男はかろうじて手で俺の蹴りを最小限のダメージにする為ガードしていたが、もう動けないようだ。「まぁよくも、ここまで派手にやらかしてくれたねぇい。お嬢さんと風太よ。んふはぁっはっ!」その声は実に聞き慣れた中二病ちっくな言葉が聞こえてきた。「ルシファー、久しぶりね。話がしたくてきたのにこれは何?」「いゃ、何?かるぅく腕を試したいっていうからさすがにここまでにはならないと思ってたんだがなにかね?そんなに気に入ったのかい、彼が」ルシファー...俺の親友は彼女にそういうと俺はなんだが照れるが彼女は違った「うっさい。そして死ね」俺の腹に膝蹴りクリーンヒット!痛いしなんで俺なん...あれ意...くなってき...。
こうして俺の青春ラブストーリーは間違った始まり方をして幕が降りた