何もかもかとんでいって
自分の中で目の前の光景はもちろん全てが印象が強い為スポンジのように吸収しては深く深く知ろうとしていた俺は今この瞬間に全てが弾け飛ぶようにして真っ白になった。
「お前が、突きたおしたのか?」
俺は今の状況をまだ理解していないがためにただその単純にして誰もが「は?」と顔をするような無恥な質問をしていた。
「そう、邪魔だったから」彼女からは冷たく軽い表情をしながらまるで手の平にある花びらを吹くような感じで一言呟いた。俺はここまでお前...咲樹のためにきて...。こんな一言を聞きに来た訳じゃない。それに来てみればなんだこの状況は!、頭の中がこんがらがってそれを無理やり解こうとする感覚が頭の中で苛立ちと共に浮かび上がる。「なんか取り込み中悪ぃが、邪魔なんで消えてくんね」彼女のほかにおけを持った身長175ぐらいの大男がおけをまたひとふりしようとしてるのが見えとっさに腕をクロスに構え、足に力を入れる。大男のひとふりの風がこちらに真空波として伝わってきた。足はその真空波に耐えきれず浮かび、体はころがっていった。先ほど遠目で見ていて知っていたからといって受けるのとはまた別物。想像以上の真空波いや、これは拳で殴られたような一種の打撃みたいな感覚も味わった。「いてぇな、大男」渾身の力を踏みしめ以下にも全然くらってないアピールをして威嚇をしてみるがそんなような事ができる相手ではなかった。
「うぉぉ、よく耐えたな。まぁそれが何回続くのかが問題。楽しみだわい、フンッ」徴発が返って相手のやる気とモチベをあげることになってしまった。
「もう1発いっとくかー?」大男は直球タイプとして見た。
物事を直接的...いや感情的にみるやつだ。つまりうさぎ1匹獣が情けを掛けず本気でかかるのと同じ、ならば。
俺はここまで役立つで終わりたくない一心で彼女にアポをとった。通じるかはわからない。だが俺はもう覚悟を決めた。この一撃を全面的に受け止める!。
「おいおい。俺はここまでそこにいる女に倒されて走ってきたんだそれに見ての通りど素人。こんな奴に一撃耐えさせられたなんて赤っ恥まっしぐらじゃないか。ミノタウロスさんよぉ」ここが今回の鍵だったかもしれないこのセリフで彼のこれからの行動が決まる。今のセリフが彼の心のどこまで広がりどこまで掻き立てるのか。さぁ俺のセリフのナイフよこころを一突きして決めてくれ...吉となるのか凶となるのか...。そんな中彼は止まっていた。「ミッミノタウロスっ!?おマイ本気で死にたいようだなこれで決めちゃるよ死ねぇい」!?...。飛び膝蹴り。それも1度真空派を1個2個手前に貼り完全に自分は無空の空間で渾身の一撃を作っている。しかも風の抵抗が無い為予想以上に早くそれにいて鋭い。受けるか、いやこれ受けたらまず気絶レベル。なら避けるか、避けるにもどこにどうやって...横は真空派により遮断されているなら下と思ったが一つの考えが浮かんだした斜めに飛んでみろ、フリーハンドで俺を掴みそのままノックアウトじゃねえか。そんな中彼はオケを膝にはめ、威力をあげようとしている。どこだっどこに逃げればいい。俺はとっさに力を全身全霊地面に叩き入れジャンプした。天井になんと手が届いた。「なんだそれはぁ」俺も正直おどろいた。手が天上に届いたんだもん。そんな中自分の空中に手が届き落ちようとしてた時だった。