表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんな○○がいたら

【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんなかばってあげたいスポーツインストラクターがいたら

【すぐ自習になるレッスン その2 気になるライバル登場!】





とあるスポーツクラブ。


今日もレッスンは自習、影のインストラクター サセル子は姿を現さないことでレッスン生を一致団結させるはず、だった。


が、今日は代理インストラクターが登場。

その彼は上下安物のジャージ姿、ダボダボで極細貧弱体型であることは間違いなさそう。本人は否定するがおそらくスポーツ経験などなさそう。

変装をし、レッスン生に混じったサセル子は影でひとりほくそ笑んでいた。


「ふふふ、アレではダメね。誰も彼について行きはしないわ」


横柄で高飛車な口調でみなを鼓舞、自ら先頭に立ち誰よりも激しくダンスエクササイズ。

だが、体がついていかない。足がもつれ転倒し骨折。

無理矢理立ち上がるも目眩、吐き気をもよおし、白目むいて再び沈んだ。


「口だけのオトコ。スポーツインストラクターの世界は甘くはないワ」


だが、男は曲がった足でガクガクしながら立ち上がり、注射器をバックから取り出し、太ももと首にブスリ。

薬の副作用で吐瀉しながらも床を叩きながらも気持ちを発した。


「ボクは、ボクは、みなさんに痩せて欲しい。体を動かして、スポーツの素晴らしさを知って、健康になって欲しいんだ! そのためなら、ボクは、ボクは‥‥‥」


そのとき、引き気味にみていたレッスン生たちがひとり、ふたり、さんにんと彼に歩み寄った。


「先生!」


不可思議な感動が生まれ、みな一致団結していた。


「そこまで私たちのことを‥‥‥」

「先生はもう動かないでください。私たちどんなメニューでもやりますから」

「私たちがトレやらないと、先生がぶっ倒れちゃうからやろう」


「うそーっ、そんなのあり⁈」


サセル子の目論見は外れた。どおする⁈


続く?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ