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詩―彩の言の葉―

初恋

作者: 彩人

もしも、あの時この気持ちを「言葉」にしていたら

アナタは、振り向いてくれましたか?


私には、ずっと言えずにいた言葉がある。

それは今もきっと心の奥深くに眠っていて、淡い思い出に変わっているのかも知れない。


━アナタガスキデス━


たったこの数文字が、何年も伝えられずにいた。

始まりはいつだったろうか?

それさえも思い出せないほど、ごく自然に、アナタは私の中に入ってきて・・・やがて「大きな存在」になる。

どんどん、どんどん強くなるアナタを、隣で見てきた。

アナタが強くなるたびに、私の中のアナタの存在も大きくなって

いつしか目で追うようになった。

学校は違う。

知らない友達、知らない環境、知らないアナタ。

知らないことだらけなのに、アナタに惹かれた。

不思議だけど、タイプとか好みとか

そういうモノじゃ割りきれなくて、

「アナタ」だから好きになったんだと思う。


いつしか、傍にいる人に恋をして、付き合って

そうして「失恋」を向かえて・・・また想いは「アナタ」へと返っていく。

何度も、何度も「アナタ」に恋をする。

会えなくなって、もう何年経っただろう。

それでも、アナタを思い出すよ。

アナタの幸せを祈るよ。


━好きです━


今なら、素直に言えるのに・・・あの頃は、凄く重くて難しい言葉だったね。

これからも、アナタは私にとっての「初恋」です。きっと。ずっと。

短編というか・・・思いつくままに綴りました。

実体験・・・かも知れません。学生時代、「好き」と自分から言えずにいた作者の思いを詰めました。

読んで頂ければ幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 『初恋』っていい響きですね。 思春期の淡い思いを素直に表現されたよい詩だと思います。 誰でも持っている想いを美しい文体で素直に表現されているのに好感を持ちました。 次作も楽しみにしています。…
2010/02/21 17:09 退会済み
管理
[良い点] とても自然な言葉で綴ってあって、すっと心に浸み込みました。 作品に込められた想いが、伝わってきます。 [一言] 切ないような、嬉しいような、くすぐったい気持ちになりました(*^^)あぁ自分…
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