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父親

作者: 長月李穏

梅雨に入っている筈なのに、カーテンの隙間から差し込む日の光で部屋の主が目を覚ました


彼は枕元に転がった携帯電話を起動し時間を確認すると


09:05


寝坊した!?


慌てて布団から飛び起きてから気が付く……


あぁ……今日は日曜日、仕事も休みか

焦って損した


そう思いながらノロノロと布団を畳んでいると、家の前で車が停車する気配がした


ピンポーン


少し間があいて、インターホンが鳴り響く


「あいよ~~!」


(少し掠れた声ではあったが)返答をしながら玄関までノソノソと出てみる


『おはようございまーす、○○運輸ですー!

お荷物のお届けに参りましたー!』


一人暮らしの中年(というよりジジイか?)の所に、誰が何を!?


差出人を確認すると他県に住む息子だった……


彼は配送員に礼を言いつつ何処かのギフトボックスだと分かる箱を受け取る


家の中へ戻りカレンダーを見ると、今日は6月の第3日曜日……父の日


【お父さん、ありがとう!】


そんなメッセージカードのついた箱の中身は、息子の住む県の地ビールの詰め合わせだった


「まったく、アイツもガラじゃねぇだろ……」


礼を言いがてら久しぶりに声を聞こうか……


彼はボソリと呟きながら携帯電話に手を伸ばした

職場にいる人をモデルに書いてみた(苦笑)

ちなみに「父の日」当日に1時間くらいで描き殴った話なので、時間が経過する毎に色々と修正したくなっているのですが、暫くはこのままにしておこうと思っています……

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― 新着の感想 ―
[良い点] 父の日に相応しい作品でした。 心が温かくなりました。
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