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ここは何の変哲もない野原だ いっけん何もないように見える野原
だが・・ なぜか 数歩歩いたところにぽっかりと穴が開いているのだ
なぜこんなところに見事に穴が開いているのか 誰も知らないらしい・・
不思議な物だ これだけの穴が開いていれば何かしらのうわさがあっても良いようなものだが
うわさがないものだから逆に気になってしかたがない
そんなものだからじっくりとのぞき込んでしまったのが後の祭り
あっと気が付いた時には転げ落ちていたという始末
幸いたいしたケガはせずに済んだものの 何の気構えもなく落ちてしまったので
少々不安な面持ちであたりを見回してみることにした
というのも それなりの空間が広がっていたのだ
どんな大きなモグラが掘ったんだというような空間だ
はたまた
そんな空間に出たものだから ものの見事に頭が真っ白になってしまった
真っ白になってしまった頭でまともに物が考えられるわけもなく
よく考えもしないまま ふらふらと歩きだしてしまった
お気づきのように 歩けるくらいの高さがあったのだ
頭がぶつからないのをいいことに 道なりに ただただ足を動かしていた
足元に大きな岩でもあれば そこで止まって考えることもできたのかもしれないが
幸か不幸か 何の障害物もなく 前進できてしまっていた
その先に何が待ち受けているか少しでも考えが頭に浮かんでいれば・・
まあ 今更そんなことを考えてもしょうがないのだが。




