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はみだしっ子再読、で、思ったこと。

作者: eiko

何十年ぶりかで「はみだしっ子」を再読しました。

花とゆめコミックス、全部で13巻!!

とにかくその濃さにびっくり。なんでもっと早く再読しなかったのだろう?


最初は9巻からでした(小学生の時に「別マ」をちょこちょこ読んでいたから、三原順さんの名前には見覚えがありました)、中学生の時に友達の影響で(その友達はとても頭がいいコで,だから彼女が好きなサーニンも私も好きだって思った。私の好きなんてそんなもん、主張がない)。

今でも9巻と8巻はお気に入りで、9巻は「濃い!」の一言、とにかく1頁の密度が濃い、絵も内容も情報量がすごい。グレアム、アンジー、サーニン、マックス、ジャック、パム、ロナルド、それぞれのキャラが立っている。

8巻は「カッコーの鳴く森」。サーニンが夏の森で一日中座ってひたすら指を回しているクークーに持っていった飲み物、コーラ、アイスティ、オレンジジュース、ソーダ。そのアプローチが素敵、展開も素敵。


改めて読むと恋するならアンジーだなあ。だってサーニンには絶対に好きになってもらえないしさ。アンジーは底抜けに優しいし、リアリストなところも安心できる。いやグレアムも好きです。けど相当に理想主義なグレアムのこだわりってとっても危ういから、アレと恋するのはめんどくさい。マックスは描かれ方が今一つ、恋愛対象にはなりにくい(5巻はかっこいい)。


いまだにグレアムのこだわりの本質がわからない。なんで自分じゃないマックスが犯した殺人を最後までひっぱるのか? アンジーがその場で罪をひっかぶって死のうとすること、その後で何があってもマックスを守ろうとすること、はとってもよくわかるしかっこいい(サーニンは殺人にゃ蚊帳の外だけど、その場にいたらアンジー的な反応だろうと思う)。グレアムは何もできなかったのに理不尽なこだわりに対して、とんでもない行動力で場をひっかきまわす迷惑モンだと思ってしまって…。けどその理不尽さが人間くさくて愛おしいの?

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