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1 はじまりの詩
ついに書き始めてしまった。
ぶっちゃけて言えば、自身の黒い部分ばかりを詰め込んでいきそうなのでご注意を。
「毒毒しい花花」
刺し貫く棘の先端、
血肉裂け、今日に咲く花花。
弱さを捨て、狂気を孕んだ歪。
見よ。お前の言っていたか弱き乙女たちは
もういない。
あそこにいるのは毒毒しい花花。
痛みさえ糧とする、真に強き者たち。
「拷問機関」
泣き叫べ! 何と心地の良いことだ!
貴様の悲鳴を、私たちは欲している。
今までこさえてきた不純を吐き出せ!
もし、その全てを開放できたのならば
聖者様の末席に入れるやもしれんな!
しかし、それは私たちが許さないぞ。
貴様は地獄にいるべき人間ゆえにな。