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登場騎神兵紹介〈挿絵あり〉
〈騎神兵とは〉
人類には敵わぬ力を持つ魔神の軍勢に対して、神々より与えられた人型兵器。
人が操り、全長は8.5ニーク(約5メートル)ほど。
その構造は、人の精神に感応する管状生物を金属の骨格に沿ってコーティングし、鎧状の外殻で覆っている。
これを動かす騎手は、騎神兵の顔の一部でもある兜を被り胴体内部へと乗り込み、兜を通して思考により操縦する。
〈素体〉
神々より人類に下賜された初期状態の騎神兵。
最低限の甲冑を身にまとった簡素な姿をしており、それが後に各国へと渡り、それぞれ意匠を凝らした姿となる。
〈ラーガント〉
ラーグリス王国の白銀の騎神兵。
ベリュン領には、領主に受け継がれるものと、歴代の軍司令官が引き継いでいる2騎が存在する。
〈蒼装の騎神兵〉
メイベルの従士エルラッカムのために造られた騎神兵。
聖域にのみに植生する植物を染料に染め上げた装甲を身にまとい、海水に対して耐性がある。
〈赤装の騎神兵〉
メイベルの従士ネルセダのために造られた騎神兵。
特殊な鉱物より作られた塗料でコーティングされた装甲を身にまとい、熱に対して耐性がある。