3 悩みと祈り
何だコレ…。変だぞ。何か変だ。あの先輩が頭から離れない…。どうしよう…。だからと言って好きになったわけじゃない。逆に、好きな人がいるから困っている。その好きな人とは…
・同じクラス
・私よりはるかにちっちゃい
・男(←当たり前)
・カッコイイと言うよりカワイイ系 ってカンジの人。
私があの先輩から受けた印象はこんなカンジ…
・カッコイイ(少し)
・おもしろい(?)
・(先輩の)笑顔が好き ってカンジだった。でも、タメに恋をしてるのに、あの先輩に恋なんて…出来ない。だって仮に恋しても辛いだけじゃん。会えない日々に辛いだけじゃん。あの先輩とタメどちらを選ぶか…。あの先輩が現れてからの私の中の悩み。
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この時の私は、あの先輩のせいで後々、大変なことになるなんて知るよしもなかった…。あの時、アイツのことで悩むんじゃなかった…。だって、そしたら全部水に流せて忘れてたかもしれないのに…。
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まだずっと悩んでるけど、あの先輩と会えることを願っている。あの先輩が現れてから少しずつ、上手く行ってるような気がする。タメといっぱい話せたり、楽しい日々が続いたり…。あの先輩の顔を見れないと不安になる。ほんの少しで良いから、先輩の顔を、先輩の笑顔を見たい。先輩の声が聴きたい。見れるとなにもかも、すべてを忘れられる。聴けると、心が鮮やかになる。嫌だったこと、悲しかったことをすべて忘れて。そんな私は、あの先輩がすきなのだろうか?そんな私は、もうタメが好きじゃないのだろうか?教室を1歩出ると、あの先輩を必ず探してしまう。『今日は話せるといいなぁ。』と祈りながら…。
私は自分の気持ちに素直になれるかな?この世に神様がいるのなら、お願いしてみようかな。神様、どうか私を自分の気持ちに素直になれる人間にして下さい。代償は今は何もないけど、いつか私が幸せになれる日が来たら、その分の私の幸せ、与えて下さった神様に、半分お分けします。
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これが私の祈ってはいけない、祈らないほうがいい願いだった。今思ば、なんであんなことを祈ったのだろうと不思議に思う。でも、その時の私なりちゃんと理由があったと言うことで納得してるけど…。あの時、あんなこと祈らなければ、私はアイツを絶対に好きになってなかったかもしれないのに…。