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22.私立探偵 三条百合子の事件簿2  作者: ひろーら


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4/4

エピソード3.豪華特急連続殺人事件 第4話 不自然な書類

登場人物紹介

三条 百合子   私立探偵

浜松 義郎    探偵助手

ランド キャシー モデル

三田 恒義    ハサウェル社、社長

坂上 翔子    サーカス団、団長

神宮寺 是清   陶芸家の師範

矢崎 晴華    新聞記者

野崎 敦子    裏千家師範

安倍 聖子    有名占い師

神田 麗子    神田財閥令嬢

剛力 哲也    カメラマン

謎の女性     正体不明

比嘉 桐子    豪華特急車掌

桜井 真美    警視庁捜査一課警部


*登場する名称は全てフィクションです。

この紙は...。

「これ...何かのメモのようね。」

「こう言うの得意でしょ、百合子。」

「まあ、見てみましょうかね。」

どれどれ、9時からの公表メモだね。

前置き、本題、質疑、スペシャル、ん?

スペシャル?!なんなのよこれ。

「真美、三田さんのスペシャルって何?」

「そんなの知る訳ないじゃない。聞き取り調査で聞いてみたら。」

うーむ、単なる発表では無く何かをしようとしたんだね。

その内容がこの殺人事件と関わっていそうだね。

「ねぇ、他に何かあるかな、真美。」

「そうね、凶器が無いようだから犯人が持っているわね。」

凶器か...1つでは無さそうだな。

「ねぇ百合子、今日はもう遅いから、本格的な捜査は明日からが良さそうね。」

「乗客には休んでもらいましょう。」


何か引っ掛かる。

三田さんイケメンだからワンチャン狙ってたけど、会社も胡散臭いんだよね。

食堂車で一杯飲むかな。

「あっ、比嘉さんまだドリンクいいですかね。」

「三条様、構いませんよ。こんな時ですから飲んでくつろいで下さい。」

「比嘉さんは車掌長く勤めてるんですか。」

「三条様、それは聞き取りですか。」

「単なる私の興味ですよ。」

「まあ、この列車は初めてですが、普通の車両でしたら数年やってますよ。」

「ならキャリアが認められてこんな豪華な列車を任されたんですね。」

「いえ、キャリアでしたら私より優れた方はいます。むしろ何で私が選ばれたのか不思議なくらいです。」

「では、比嘉さんは何で選ばれたんでしょうか。」

「さあ、分かりません。この列車に詳しい方は沢山いますが、全く分からない私がするなんて、どうなっているんでしょうね。」

ん?なんだろ...。

こんな凄い列車だから...あえて知らない比嘉さんを選び、秘密を守ろうとした?

この列車、何か仕掛けがありそうだね。

「比嘉さん、この列車のマニュアルとかありますか。」

「さあ、本社にはあると思いますが、この列車内にはありませんよ。」

「そうですか。あっ、ドリンクありがとうございます。」

「それでは三条様、ごゆっくりと。」

比嘉さんは車掌室に向かった。


「ねぇ真美、神田令嬢の件だけど、どこから依頼が来たの。」

「それがね、分からないのよ。」

「いやいや、分からないで本庁は動かないでしょ。」

「最初はデマとか疑ったらしいけど、この鉄道の本社に確認したら本当だったの。」

「それで護衛することになったのね。」

「何かあったら大変だからね。神田財閥が危機に陥るわよ。」

ん?神田財閥の危機とハサウェル社の何かの発表か。三田社長が何らかの事件に巻き込まれたのかな。

「三田さんと神田さんに接点とかあるかな。」

「流石百合子ね。両者は業務提携とか買収とか怪しい関係よ。」

「両者が仮にライバルだったとしても、お嬢さんを殺そうとか誘拐とかあるかな。」

「それは分からないけど、何かあるかもね。」

「そろそろ寝るわ。真美...お休み。」

「じゃあ、百合子明日よろしくね。」


ん?なんだろ...急に...眠く...。

「三条様、三条様、起きて下さい。」

朝...、ご飯かな...。

「比嘉さん、お早う。」

「何寝ぼけているんです。今真夜中ですよ。」

「百合子、大変よ。」

「何、皆慌てちゃって。」

「カメラマンの剛力さん。」

「ああ、あやめじゃない人ね。」

「殺されたわよ。」

なっ、なに!

「剛力さんが殺されたってどういうことよ。」

「先程神宮寺様から連絡が来て、部屋から出て行った剛力様の戻りが遅いので心配との内線が入りました。車内を捜索しましたら、リビング車で遺体となって発見されました。」

「現在現場の車両は閉鎖し、鑑識にデータを送ったわ。」

「剛力さんの状況は確認したの。」

「だから、あなたを呼びに来たら爆睡してたじゃない。早く行くわよ。」


剛力さん...何で殺されなきゃならないの。

ん?カメラマンか...。犯人の写真を撮った!

「真美、剛力さんのカメラデータってあるかしら。」

「消去されてるわよ。きっと犯人が写っていたんでしょうね。」

「車内には犯人がまだいるわね。」

同一犯か別の事件か...。遺体を調べよう。

どれどれ、後頭部に打撃痕ね。撲殺かしら。

あら、首に絞め痕だわ...絞殺?

さっきの三田さん、こちらの剛力さん、両方とも単独犯じゃないわね。

犯人は複数いる。

でも...おかしいわね。

「浜松君。」

「はい、所長。何か。」

「君はどう思う、この犯行。」

「私の意見としては、三田さんは計画的犯行、剛力さんは衝動的犯行かと。」

「やるわね浜松君。その通りよ。恐らく複数人の犯人グループ、犯人たちは三田さんの犯行に及んだ際、剛力さんに目撃され証拠の写真を撮られた。だから、その証拠隠滅の為の殺害が必要だったのよ。」

「所長、気になる点がもう一つ。」

「犯人を手引きしている者がいると言いたいんでしょ。」

「はい、この列車でなければならない理由があるとも考えます。」

「どうやら、かなり深い事件になりそうね。」

「所長、剛力さんが亡くなった為、私が神宮寺さんの部屋へ行きます。」

「そうして頂戴。私は車掌の比嘉さんと一緒にいることにするわ。」


第5話 予告

ついに2人目の犠牲者が。百合子、真美、浜松は犯人たちを見つけることが出来るか。

次回 「写真機の秘密」

浜松君、最初に比べ成長したね。

さて、聞き取りで何が分かるのかな。

ではまた。

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