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私立探偵 三条百合子の事件簿2  作者: ひろーら


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1/3

エピソード3.豪華特急連続殺人事件 第1話 豪華な旅立ち

登場人物紹介

三条 百合子   私立探偵

浜松 義郎    探偵助手

ランド キャシー モデル

三田 恒義    ハサウェル社、社長

坂上 翔子    サーカス団、団長

神宮寺 是清   陶芸家の師範

矢崎 晴華    新聞記者

野崎 敦子    裏千家師範

安倍 聖子    有名占い師

神田 麗子    神田財閥令嬢

剛力 哲也    カメラマン

謎の女性     正体不明

比嘉 桐子    豪華特急車掌

桜井 真美    警視庁捜査一課警部


*登場する名称は全てフィクションです。

ん...こんな朝っぱらから...誰よ...。

「はい...三条...。」

「百合子、おはよー。」

「ん?真美?」

「何寝ぼけてんのよ。今時間ある?」

「まあ...あるっちゃあるわね。」

「この後話があるんだけど、いいかな?」

「じゃあ...うちくる?」

「分かった。今から向かうね。」


高校、大学と同期だった桜井真美。

そういや、卒業してから会ってないな。

「おじゃましますね。」

「急にどうしたのよ、真美。」

「ちょっと百合子に相談があるのよ。」

「真美の言うことなら協力するわよ。」

「あのさ...列車...好き?」

「わたし鉄道ヲタクとかじゃないケド。」

「百合子、実はある列車に私と一緒に乗って欲しいのよ。」

「列車の旅ねぇ、悪くないじゃない。」

「私、今警視庁の捜査一課で仕事してんのよ。」

「天貝警部がいる所じゃない。」

「えっ、何で百合子が天貝さん知ってるのよ。」

「これでも私立探偵だからね。事件の捜査、天貝さんから依頼されたりしたな。」

「そう、天貝さんは地方に転属になったわ。」

「あの人筋肉バカだからね。しゃーないよ。」

「百合子が探偵なら話が早いわ。今回の列車に神田財閥のお嬢様が乗るのよ。」

「へぇ...あの神田財閥ねぇ。令嬢に何かあったら大変だよね。」

「そうなのよ。だから極秘に警備するんだけど、私1人だと怪しまれるかもしれなくて。」

「女子旅にカモフラージュするってことね。」

「正式に依頼しても構わないけど。」

「まあ、様子見るだけでしょ。いいわよ、一緒に行きましょ。」

「じゃあ、これチケット。現地で会いましょう。」


神田財閥、日本有数の上場企業を有するグループだ。

そこのお嬢さんがフラフラ電車旅とは...何か裏がありそうだな。真美に電話だ。

「もしもし、真美。」

「どうしたのよ、百合子。」

「列車の乗客名簿とかある?」

「流石ね、そう言うと思って用意しておいたわ、名探偵さん。」

「あなた、私が探偵と知ってこの案件持って来たわね。」

「天貝警部が去り際に、困ったら百合子に相談するよう言い残したのよ。」

「なんか、嫌な予感がする。真美、データ受け取ったわ。ありがと。」

「それじゃ、準備よろしくね、名探偵。」

「ちょ...、名探偵は止めてよ真美。」

「はいはい、百合子。当日遅れないでね。」


何よこの名簿のメンツ...VIPだらけじゃない。

それにしても...たかが列車に何があるのよ...。


「真美、お待たせ。」

「百合子、早かったじゃない。」

「私、遅刻魔じゃないよ。」

「この列車よ、豪華特急ミルファール号。」

「この駅からどこ行くのよ。」

「西方面に一直線よ。中には様々な施設があって、ノンストップで終点まで行くわ。」

「動くホテルってやつね。ねぇ、真美。乗客だけどさ。」

「百合子も分かったようね。この列車に乗るのは、各分野のVIPなのよ。私は神田令嬢の護衛だけど、何か怪しいわ。」

「さて、私は客室に行くわよ。」

「待ってよ、百合子。相部屋なんだから。」

「真美、今夜は女子トーク久しぶりにできるね。」

「私は神田さんを見るから、あなたは食堂車で何か飲んだら。」

「神田令嬢は真美のこと知ってんの?」

「知らないわよ。極秘って言ったじゃない。」

「この三田って言う社長だけど。」

「百合子、抜け目ないわね。イケメン社長を落とすつもり?」

「まあ...ちょっとね...。」

ハサウェル社は最近急激に業績を伸ばした会社だ。胡散臭いな。


「マジか...これ...列車なの...。」

「何ボーっとしてんのよ、百合子。」

「ホテルのスイートルームと言っても過言ではないわ。よくこんな部屋作ったわね。」

「金持ちのすることは分からないわ。」

「リビング車に乗客が集まるみたいね。」

部屋に車掌が入って来た。

「桜井様、三条様、間もなく発車セレモニーが始まります。リビング車にお越し下さい。」

「あの...比嘉さん...。」

「何でしょうか三条様。それに何故私の名前が分かったのでしょうか?」

「あなたの持つレジュメの上に司会比嘉と書いてあるわ。この列車の乗客が司会をする訳はないから、車掌であるあなたが司会をすると考えたのよ。」

「凄いです。探偵みたいですね。」

「私...これでも私立探偵なのよ...。」

「しっ...失礼しました、三条様。」

「さて、セレモニー見に行きましょうか。」


リビング車には乗客が集まっていた。

「あの人、モデルのキャシーじゃない。あっちは陶芸家の神宮寺。その横は裏千家の野崎ね。」

「百合子、他に取材関係で、記者の矢崎、カメラマンの剛力もいるわ。」

「あっ...忘れてた!助手の浜松...おいて...きちゃった...。」

「三条所長、私ならここですよ。」

「なによ、浜松のくせにやるじゃない。」

「桜井さんから連絡もらいました。所長...たまにボケたりするからフォローしてって。」

「余計なお世話よ。あっ、三田社長。真美、あちらの女性は?」

「サーカス団の坂上と占い師の安倍、神田お嬢様と...誰?」

「ねぇ、比嘉さん。あちらの女性は誰なの。」

「はい...よく分かりません。チケットはお持ちなのでお客様なんですが...。」

あの女性...嫌な感じがするわ...。


第2話 予告

様々な人を乗せ、豪華列車は発車した。

目的地までノンストップの車内で、今惨劇が始まる。

次回 「悲劇の始まり」

さあ、三条百合子の第三段、始まりました。

車内では何が...。

ではまた。

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