空中戦
「ねえ! どんだけいるの?!」
私は5機目、ノアちゃんは8機目を撃墜したがまだ追手が来る。
「それはそうだろう。貴様らには高値がついてる。無力化され捕まっているとなればその状態で、捕まえちたいとなるのは当然だろう」
「そっかぁ……」
ん?
「あのさぁ。結局、賞金首として捕まるんだったら、別に私たちってこんな風に全力だす意味って無いんじゃないの?」
今は枷の効果を薄くされているし、まあ死にはしないだろうし。
「好きにすればいいが、お前らはここにいるやつ以外、生死を問われてはいない。賞金稼ぎっていうのは荒っぽいやつらばかりだ。泣いてる女が好きな奴、血が好きな奴、嬲るのが好きな奴、色々いるぞ。俺はまだ紳士的な方だと思うがな」
「あーはいはい、それはありがとうございました」
仕方ない。
今は敵を倒すことに集中しよう。
飛び回っている船は荒野地帯に来ていた。渓谷の間を走り抜けていく。
「これなら!」
2つの岩塔の根元を破壊し、いくつかの敵を巻き込んだ。
「よっしゃ」
「気を抜くなまだまだ来るぞ」
確かにその岩の流れから逃れ宙を泳いでくる敵機がまだまだこちらへ向かってきた。
「あーもう!」
めんどくさい!
「もっとスピード出して振り切れないの?!」
「こちらもやれることはやっている」
そうだろうけどさぁ!
「落ち着け、数は減っている。あと3機だ」
その3機はさっきから中々撃ち落とせないんだ。
「完全に枷の効果消してくれたら簡単に撃ち落とせるんだけどな!」
「それは無理な相談だ」
ですよね。
その後しばらく空中戦を続け。
「いまだ!」
5度そんな事を言い、やっと一機撃墜できた。
「ん」
ノアちゃんも一機撃墜したようだ。
気が付くと、船は森の上を飛んでいた。
それに気が付いた時……。
ドン!
嫌な音と共に、船が大きく揺れた。
「なに?!」
「今のは船の心臓部がやられた音だな」
「なに冷静に言ってくれちゃってんの?!」
すぐに音を立てて船が森に向かってダイブし始めた。
「あ、今だ!」
しかし、その傾きによってちょうどいい位置に敵がいてくれ、そいつも撃墜することができた。
それを見届けたあたりで私の記憶は止まっている。
ドッグファイトを文字で伝えようとするのは流石に自分の力量では難しく結局多くを省くことになってしまいました……。




