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牢獄生活

―――牢獄生活1日目―――


 朝早くに叩き起こされる。

 部屋順に鍵を開けられ、その階のシャワールームへ連れていかれるのだ。出来れば寝る前がいいんだけど、汗流せるだけいいかな。

 シャワールームから出ると、新しい服を受け取る。

 牢屋帰ると簡素で覚めてるんだけど、ご飯が用意されてる。

 ご飯は美味しくも無ければ不味くもない。まあ、予想してた通り、クラウノの町で食べたご飯の劣化版って感じ。栄養補給はできる。

 その後、昼ご飯、夜ご飯だけは貰えた。

 割と人道的な扱いで助かった。




―――牢獄生活2日目―――


 たぶん、そろそろ丸一日以上経つんだと思う。

 どうやら私たちは禁固刑に近い何かみたい。シャワーの時以外はずっと部屋の中に詰め込まれてる。

 ホントに暇だ。

 横を見る。白とノアちゃんが脳内トレーニングとやらで暇をつぶしている。二人の繋がりを利用して脳をリンクさせて愛歌なしでも戦闘訓練できるんだってさ。暇だし、出来るなら私もやりたいんだけどな。

 はぁ……。アルノ、大丈夫かな。無事だといいんだけど。

 欲を言えばなるだけ早めに助けて欲しい……。




―――牢獄生活三日目――――


「こりゃ、拗れたかな」

「何が?」

「アルノの話だ。これだけ来ないって事は、そのお優しいお父様と仲良くお茶会でもしてんのかなって」

「それって、ヤバいって事じゃん。やっぱりそろそろ……」


 白が眠そうに寝転ぶ。


「そ、そんなのんきやってていいの?」

「良くはないがどうしようもないだろ?」

「いやそうだけど」

「焦るなって。今別にすぐ処刑されるわけでもないんだから、多分」

「多分って……」


 大丈夫かな……。




―――牢獄生活五日目――――


「ねー、五日経ったよ? どうするの?」

「どうするって……。前も言ったろ。どうしようもないんだから」


 そんなんで本当にいいのかな……。

 っていっても私自身いい案を何も思い浮かばないから何も言えないんだけども。


「前も言ったけど、愛歌を待つか、アルノを待つのが今できること」

「あとはエルリフィを待つって手もあるな俺らが捕まったってのがもし公表されてたら、あっちも気づくだろうから」


 ノアちゃんと白がそういった。

 別にまあ不安なのと暇な事以外は特に問題はないんだけどさ?

 その暇に殺されそうなのが問題といえば問題なんだよね。


 そんなんこんなんで暇すぎて、牢獄生活は一瞬で過ぎ去っていった。

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