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神の如き者は誰か

[ショートショート] [ダーク] [ファンタジー度★★★]

 父の仕事の代行は嘗て六対の翼を以て為されていたのだと。

 それを「然り」と答える者はもうこの天のどこにもいない。



 明けに輝く一つの星の光が堕ちた。



 子が三日の永き眠りについたのと同じ地に、打ちつけられて(うず)もれて、黒く泥土にまみれた翼。その数は実に三対。


 蛇よ、竜よ。汝は今、我が足下に居る。

 父の代行を為せ。威光を以て存在を遍く知らしめよ。この三対の光り輝く翼にて。


「神の御心の(もと)に! 神の御心の下に!」


 昏い夜が明ける。眩い光が満ちる。

 (から)の星の光を掻き消すかのように。


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