酒場にて。
自分が書きたいと思っていることを書いていきます。矛盾点などは追々修正していきます。
「いらっしゃいませ!」
店の扉が開くと同時に、店員の溌溂とした声が飛ぶ。
「ご注文は?」
「生で。」
「焼酎。」
「俺はメロンクリームソーダで。あと、今日のおすすめ3人分で。」
三者三様の注文が出る。
「かしこまりました。」
店員は注文を受けると、店の奥に入っていった。
「3名様、注文入りまあす!」
「あいよ。」
店員を見送ると、3人は向かい合った。
「で、今日のあれは何?」
群青色の髪の少女が、最初に口を開いた。
「なんだ、まだあのこと引きずっているのかよ。」
甘党の少年が気怠そうに言い返していた。
「だってそうでしょ、あんた無茶をしすぎなのよ。怪我が無くてよかったものの、かなり危なかったじゃない。」
「自分で言ってるだろ、けががなかったから良いじゃねえか。」
「だから、そういう問題じゃなくて、ねえハンデあなたからも何か言ってくれない?」
静観していた白縹の髪の少年は
「今に始まったことではないでしょうに、夜、今更そいつの心配をしても一緒だよ。」
「はあ。そうね、死なないのだから無理しても構わないってスタンスだものね。こいつは。」
「そうさ、しかも振り回されるのは俺たちだけって、質が悪いよ。」
「あのー、お2人さん、いつの間にか俺への愚痴大会になってない?」
「「ああ”?」」
「すみません。なんでもありません。」
「あのー、注文の品をお持ちしました。」
「「ありがとうございます。」」
店員が恐る恐る品を持ってくると、2人は何事もなかったかのように笑顔で受け取る。しかし、さっきのやり取りを見ていた店員は料理を渡すと、一目散に奥に引っ込んでしまった。
「ごゆっくりどうぞ―。」
「じゃあ、食べようか。」
「そうしましょう。」
「ウン、ソウダネ。」
「いつまでいじけているのよ、あんたの分も食べるわよ。」
「食べるよ。」
3人はか各自の頼んだ飲み物と、店員が運んできたおすすめを食べ始めた。
「ところでよ、結局報酬はどうなるんだ。途中乱入が入ってドロップ品全部焼失してよ、そいつも結局仕留め損ねただろ。」
「あー、それね。さっき組合に聞いてきたけど、ひとまず危険度Aの生物ってことで撃退報酬が出ることになるってさ。」
「まあ、そうだよな。」
「そうだね。」
「そうね。組合にしては太っ腹だと思うよ。あそこいっつも報酬微妙にちょろまかすでしょ。」
「仕方ねえだろ。あそこもシステムで自動的に運営されてるわけじゃないからな。やりくり大変だろ。まあ、さすがに今回は未統治開拓の中でのことだから、ちょろまかしてたら殴り込みかけてたと思うけど。」
「思っても、行わないでくれよ。組合の建物の修繕費前回は結構高くついたんだからさ。」
「はいはい。ナイフ新調したばかりだから、大人しくしてるさ。」
そういうと灰色の髪の甘党の少年は、飲み物を飲み干し、追加の注文をした。
「いやしかし、今回の遠征は割とアイテム使ったからまた地下に潜るか。」
「いや、その前に僕たちにに指名依頼来てるぞ。」
「誰から?」
「薬品ギルドから。」
「まじかあ、あそこからのクエスト時間かかる割に、報酬少ないんだよな。」
「今回は珍しく報酬は回復薬・全だってさ。」
「よし、今すぐ行くか。」
「あんた馬鹿でしょ。もう夜の10時よ明日も普通に授業あるでしょ。」
「ああ、そうだった。じゃあ、明日の夜8時でいいか。」
「ええ、いいわよ。」
「いいよ。君こそ寝過ごしたなんてことはやめてくれよ。」
「わかってるって。じゃあな。」
「ええ。」
「ああ。」
こうして、MMORPGサンクチュアリ・リメインズの全プレイヤー1000万人の内の3人。プレイヤー名スカイボーダー、夜・ウィッチ、ハンドインデッドはログアウトを行った。
ひとまずなんとなくの人物像を知ってもらえればうれしいです。