ミシェル中将AI オリビアの追跡
"オリビア?今どの辺かマップを出せるか?"
"ここがエクセルシオとすれば今この辺りです"
"まあワープ使わずよくここまでこれたよな。後どのくらいで目的にたどり着けそうだ?先行させてる機は何か見つけたか?"
"いえ 残骸物は見当たりません ただ明確に曳航線は続いてます この宙域はエクセルシオも探索してない場所ですが トレノは何故知っていたのでしょう"
"その言い方は・・・生存してると言うのか!?"
"このスピードで航行して後18日経てば人類が繁栄していてもおかしくない惑星はあります 名前も分かりません"
"なに!?それはどんな惑星だ!?"
"平均公転半径 1.49592370700×1011 m 公転周期 365.22568 主な主成分 酸素49.5%、シリコン25.8%、アルミニウム7.56%・鉄4.70%・カルシウム3.39%・ナトリウム2.63%・カリウム2.40%・マグネシウム1.93%の惑星です"
"そこまで調べたのか?オリビアやるな!?"
"ちなみに知識の泉におとめ座銀河団の天の川銀河系に地球と言う人類が繁栄している惑星があるそうですが主成分、公転速度など酷似してる所が多いですね"
"そんな田舎の宙域誰が調べたんだ!?"
"知識の泉は匿名でアップデートするのがAIの流儀です そして気になっても誰がアップデートしたか調べない事が ルールです"
"はいはい分かった分かったよ!とりあえずその地球に似た惑星を発見したからそこにトレノが不時着してる可能性があるということだな?"
"はい。曳航線はそこに向かってますので間違いないかと思います"
"了解。引き続き確認を頼む"
"了解致しました"
〜エクセルシオ エクセルシオ軍 第147宙域探査艦ブリーフィングルーム〜
「フーバー、かまわないか?」
「オリバーか。人員選抜の件か?」
「そうだ。声掛けた奴みんなが着いて行くと言い10人に減らすのが大変だった」
「トレノの人望の厚さだな」
「名簿を作った。だが一斉に辞めるとさすがに調査が入りそうだからそこらへんの事をなんとかしないといけないんだが・・・」
「まあ、待て。ミシェル中将が連れて帰ってくればこの話しはなかった事になる。まだ30日も経っていない」
「そうだがどうもオレは胸騒ぎがしてな・・・」
「縁起でもない事言うな!まあその辞める件は俺が考えておく。持って行く装備も軍の物は拝借できないから自腹で揃えておく必要がある。手を出せ」
「こんなに多くのクレジットを!?」
「この前の任務の危険手当てだ。それを使え。だが一日で購入するな。人も全員使い怪しまれないようにしろ。最低でもチャージライフルはいる。ディスラプターは軍以外では購入できないからしょうがない」
「では、チャージライフルともしもの時の為にケアポット、指向性クラスターグレネード、シンクロトン放射銃、サージ電流砲なんかを用意しておこう」
「ソンブレロの奴らと会ったとして、戦闘しても勝ち目はないから逃げれるようなデコイ艦とカモフラージュパルスも用意しておけ」
「了解」




