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間話   仲間達の決意

 "オリビア?まだどこに着いたか分からないか?"


 "あまりスピードを出すと敵に気づかれるといけないので調査が進んでいません"


 "私のふねとどのくらいの距離が離れている?"


 "時間で言えば456時間程離れた距離です"


 "オリビアの演算でトレノはどのくらい離れている?"


 "このスピードで行けば10年はかかりそうです"


 "はっ!?さすがにそれはだめだ!ワープを使える宙域までは後どのくらいだ!?"


 "後28時間待ってください ターンワープを使います"


 "アマンダはそんな装置まで着けてくれたのか!?"


 "ミシェル中将には内緒にしておくようにアマンダ局長のAIに言われましたが私の予想を超えた距離にトレノ曹長が居るようなので言いました"


 "なら全ての装備を駆使して行けば後どのくらいだ?"


 "700時間あれば不時着してるにしろ遭難してるにしろ痕跡は見つけれると思います"


 "約一ヶ月か・・・。分かった。できるだけ早く頼む"


 "了解致しました"


 レーションは五ヶ月分積んである。もし戦闘になってもエネルギー弾も余裕がある。ステルスモードも四回は使える燃料もある。これは帰ればアマンダに酒の一杯だけじゃ済まされないくらいの借りができてしまったな。











〜ビクトリア大将執務室〜



 バンッ!!!!!


 「おい!フーバー!貴様は何故止めなかった!?」


 「はい!私は命令されたのでそれを実行したまでであります!」


 「貴様は事情を知っていただろう!私を舐めているのか!?」


 「軍で上官の命令は絶対です!逆らう事ができなかっただけであります!」


 「クソッ・・・・ミシェルのやつ・・・」


 なんとか誤魔化してるけどこんな圧・・・感じた事ないぞ!?ミシェル中将!?なんとか頼みますよ!?


 「おい!フーバー!AIにデフラグを指示しろ!」


 「はっ。今デフラグ入りました」


 「今からの会話は記録には残さん。ミシェルは任務予想日数は言っていたか?」


 「早くて30日遅くて90日と聞いております」


 「やはり知っていたではないかッ!!!クッ・・・・ミシェルのビーコンは追えているのか!?」


 「はい。生存確認だけのビーコンですがちゃんと確認できます」


 「60日経って何も変化がなければ私は軍を辞めて全身全霊を掛けてミシェルを救助しに行く!その時は貴様も覚悟しておけ!」


 私が個人の感情で軍は動かさないと知ってミシェルは通常航行で追えない距離に離れたら手紙を見せるようにしたか・・・ミシェル!絶対に帰ってこい!



 はぁ〜・・・。怖かった・・・ミシェル中将もたいがいだけどビクトリア大将の圧はエクセルシオ1だ!ヤバイし怖すぎだよ・・・


 "フーバー曹長もトレノ曹長を助けに行くの?"


 "いやミシェル中将がどうにかしてくれるはずだ"


 「おーいフーバー!ビクトリア大将に怒られたのか!?」


 「「「ははははは」」」


 「・・・・・・・・・・・・」


 「うん?本当に怒られたのか?何かあったのか!?」


 俺はもうどうにでもなれ!と思いビクトリア大将との話しとミシェル中将がトレノを捜索しに行った事を仲間に伝えた


 「おい!トレノは生きてるのか!?」


 「どうしてミシェル中将は俺も連れて行ってくれなかったんだ!?」


 「黙れ!俺達は幾度となく死線を潜り抜けてきた!ミシェル中将もだ!安心しろ!ミシェル中将が連れて帰ってくださるはずだ!だがもし・・・・60日経って連絡なければ俺も軍を辞めてビクトリア大将に着いて行くつもりだ」


 「ふん。そんなの俺もだ!」 「私も!」


 「俺も!」 「オレも」 


 「オリバー!お前は俺と同じ468期生だが俺の方が階級は上だな?・・・・気をつけッ!!!!!」


 「多分、ミシェル中将がこの秘密任務、トレノ救出作戦を成功してくださると信じているが万が一を考え、第二救出班の選抜をオリバーに任せる!人数は10名!あまり事を大きくするな!この任務は軍を辞める事前提の話しだ!」


 「はっ!秘密任務、人員選抜の件承りました!」


 「それとライアン上等兵!」


 「はっ。自分は行きます!誰がなんと言おうと着いて行きます!」


 「ならば良し!では各々頼む・・・・」

 

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