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ミシェル中将の考え

これから精霊の会話は『』にします。それと度々ジャンル変更申し訳ないですが宇宙の話しを出したいのでジャンルを宇宙に戻します。コロコロ変えてすいません。よろしくお願い致します。

 一通り小さな魔法を連発して不毛な争いはウンディーネによって止められた。


 

 『ウォーターボール!お姉ちゃんもルクスももう辞めて・・・』


 『ウンディーネもやるようになったわね!?いや・・・光の上級精霊ルクスだったわよね?やり過ぎた。謝るわ』


 『私の方こそ熱くなりすぎましたね。謝ります』


 それから俺達は簡単な朝ご飯、パンを食べミラを迎えに行く事にした。




 ソフィーの父親の店に着くと執事のクロノアさん達と冒険者みたいな格好の人が何やら喋っていた


 「いいか?旦那様や奥様を襲ったのは間違いなく帝都の貴族オルクスと口を割ったーー」


 「おはようございます。クロノアさん」


 「あっ!おはようございます。トレノ様。旦那様はまだ来て居なくて・・・」


 「いえ、ミラを迎えに来ただけですよ。それと盗み聞きするつもりはなかったですが声が聞こえたもので・・・オルクスって貴族が例の犯人だったのですか?」


 「ここでは言いにくいので・・・とりあえずあなた達は先行して行動を調べて下さい。報酬はギルド提示の倍は払います」


 「さすがタルタさんだな!分かった!この真紅の稲妻に任せてくれ!」


 多分パーティーの名だろうと思うが中々凄い名前だな。俺には真似できん。


 中に案内され色々事情を聞くと、この3日ずっと同じ奴がこの家を張り込みし、その張り込みした奴が居てさっきの冒険者は良くタルタさんの指名依頼を受ける冒険者らしいのだが、その冒険者が捕まえてくれたらしく、拷問に近い事をして口を割らさせたらしい。

 

 それでこのタルタ商会をとことん嫌がらせして安い金額で店を乗っ取る事だと言ったらしい。


 「なんとも浅ましい考えですね。私の方もしばらく暇なので帝都に行って様子でも見て来ましょうか?」


 「トレノ?私もそのオルクスって人は許せない!」


 珍しくシルビアまで怒ってるな。シルビアも怒らせると中々怖いからな。


 「いえ、そんなトレノ様は奥様を治して頂いたし、そこまでは申し訳ないので旦那様はお断りすると思います。なのでお気持ちだけで・・・」


 「まあさっきの冒険者の手前、俺達まで動けば印象が悪いよな。俺達だけじゃ信用できないのか!?ってね。もしして欲しい事とかあれば言ってください」


 「はい。ありがとうございます。旦那様にお伝えしておきます。それとミラ様をお呼びしますね」


 「曹長はサハリン帝国を潰す予定ですか?」


 「う〜ん・・・潰すとまではいかなくてもまず奴隷制度をなくしたいってのはあるけど簡単にはいかないしな。とりあえずあの競売終わるまでは大人しくしておく。それまでに方向を考えよう。このままゆっくり過ごすのでもいいかもしれないしな」


 『あーしはトレノと一緒に居るのは悪くないと思うぜ?最初はポセイドン様からの指令だったけど案外トレノの魔力は美味かったしな!それにトレノの記憶を見るのが楽しいな!お前とルクスの世界は楽しそうだな!』


 「記憶見るのは良いけど変な所見るなよ!?」


 ルカと契約?したんだけどなんと精霊と契約すれば精霊は契約者の記憶が見えるらしい。それでルカはエクセルシオの俺の記憶を見まくってるみたいだった。



 「トレノ様!シルビア様、ルクス様、あれ!?」


 「あぁ、この人?は昨日契約した水氷の上級精霊ルカだ。ウンディーネのお姉さんらしい。仲良くしてやってくれ」


 「は、はい!ミラと申します!よろしくおーー」


 『あぁ〜、この人間がウンディーネやアグニ、シルフが見ている子ね?トレノ程じゃないけどこの人間も中々魔力が美味しいそうね?ただマナが小さいね?人間にしては中々だと思うけど』


 『お姉ちゃん・・・ミラの事悪く言ったら・・・許さない・・・』


 『おぉ〜怖怖っ!何も手を出しゃしないよ』


 ソフィーとクロノアさんと少し雑談して、食べ物などの消耗品を買い物させてもらって一度拠点に戻った。


 「ミラはお母さんと話しできたか?」


 「はい!お母さんはあのお店の品出しや掃除をしてるみたいでした!」


 「良かったな。それとさっきはみんなにも言ったが競売が終わるまでゆっくりしよう。その後の事はそれから考えよう。だからアグニ達精霊はシルビアやミラに魔法とかを教えてやってほしい」


 『俺っちは賛成だ!』


 『私もよ!』


 『私も・・・』


 『あーしは面倒臭いからいいや』


 『お姉ちゃん・・・ポセイドン様に言うよ・・・』


 『分かった!分かったよ!おい!エルフ!あーしの訓練はキツいぞ!』


 「ルカさんありがとうございます。けどルクスの方が厳しいと思います」


 あぁ〜あ。シルビアが変な事言うからまたルクスとルカがバチバチし出したじゃないか・・・










 〜エクセルシオ航宙技術局〜


 「何回も言うがこれは片道キップに近い。しかも一人乗りしか作れない」


 「あぁ。私がトレノを迎えに行く!」


 「ミシェル中将!それは俺が行きーー」


 「部下をそんな任務に抜擢できるか!!私の部下は私が救う!例えトレノの命が尽きててもエクセルシオに連れて帰る!お前は私がこのデコイから発射されるのを見届けた後24時間後にビクトリア大将・・・私の姉にこの手紙を渡せ。命令だ」


 「クッ・・・分かりましたよ!!ミシェル中将は絶対帰ってきてくださいよ!」


 「ミシェル?あの戦闘があった宙域にたどり着く前に必ず次元溝がある。間違っても入るなよ?二度と戻れないぞ?それと何があってもあんたのビーコンは消すなよ!?幼馴染が死んだとなれば私しゃこの仕事続けれないよ!」


 「アマンダ?ありがとう。発射はいつできる?」


 「10時間後に宇宙ゴミ回収機を投下するからその時に一緒に。一人乗りだけど荷物置くスペースは確保している。必要な武器、食糧、転送機、機体の修理キッドを積めるだけ用意しておく。燃料はこれだけしか用意できないから寄り道するな!あの宙域に到着すれば脱出ポッドの曳航が一機だけ違う座標に向かってるはずだからそれを辿るのだぞ!?」


 「一機だけ違う座標を辿るのだな。それにこれだけ物資があれば大丈夫だ!アマンダ!本当にありがとう。フーバー!準備手伝え!」


 "中将?本当に部下を救うのですか 私の演算ではーー"


 "黙れ!これは絶対だ!仮に可能性が0でも私は行く"


 "了解致しました 最善を尽くします ただ最近知識の泉にやたら変な事がアップデートされてます おもに雑談ジャンルなのですが精霊の事とかアップデートされてますね"


 "データバンクの事は知らん!AI達の憩いの場なんだろ?"


 "そうですが 誰のAIか匿名でアップデートするのが知識の泉の流儀なのですが気になりますね"


 "AIの流儀は分からんがとりあえず10時間後に出発だ。今回の任務も頼むぞ?オリビア"


 "任せてください"





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