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競売にかける

 次の日みんなでオギゴに向かい冒険者ギルドに行き7枚の鱗のうち一枚をギルドマスター、ハースに見せた。


 「おい!これは・・・・まさかとは思うがドラゴンの鱗か!?」


 「そうですね。ちょっと戦闘になり魔法剣で斬りつけたら何枚か鱗が剥がれドラゴンが逃げたので鱗だけ持って帰った感じです」


 「カエラは今日は来てないのか!?これは凄い事になったぞ!?」


 「他にもまだあるのですが出していいです?」


 また裏の部屋に呼ばれあの島で倒した色々な魔物をマジックバッグから出していき、魔石もこんなに持っていてもしょうがないので売ろうと出していった。


 「これはなんだ!?特殊個体ばかりどこでこんなに狩ったんだ!?」


 「海を出てとある島に上陸したらそこがこんな魔物ばっかだっただけです」


 「その島はまさか忘れられた島か!?」


 「うん?その島かは分からないけど・・」


 マスターのハースが教えてくれた。魔導帝国が栄えていた時代に大きな特殊個体ばかりが居る島があると書かれている冒険者の書物がかなり発見されているがその島がどこにあるか、どの方角にあるかすらも分からないらしいく、サハリン帝国が必死で探しているらしい。


 「どこの島だ!?教えてくれないか!?」


 「いや、悪いがそれは無理だ。教えろと無理矢理聞くなら素材は売らない」


 「チッ。分かった!分かったよ!場所は聞かないがこんなレアな素材、見た事ない素材も、肉も帝国の商会の人間が見ればすぐに噂が広まりどこで狩ったか聞かれるぞ?」


 「その時はその時だ。それでいくらくらいになりそうだ?」


 「待て待て!こんなに一気には支払えない。競売にでもかけるとかどうだ?ここオギゴの広場で大々的にだ!オギゴに向かってくる商人や商会の人間は護衛が必要になる。護衛くらいなら冒険者達に任せればいい。いい小遣い稼ぎにもなるしな」


 「まあ好きなようにしてくれればいい」


 「曹長?どうせ大々的にするならあの例の祭りみたいに出店とか出したらいかがですか?」


 「日本の祭りみたいな事か?」


 「そうです。ハース様?中々良い案だと思いますけど?外から人が集まり更にお金まで落とさせて一気にここオギゴが潤いますよね?それを冒険者ギルドが仕切れば・・・」


 「トレノの彼女・・名はたしかルクスと言ったか?お前達が言った日本というのがどこかは分からないがその催しがあるなら真似させてもらうか。少し日にちがかかっても良いか?」


 「どのくらいを予定している?」


 「帝都に使いを出し許可を貰い・・・40日程かかるが大丈夫か?」


 「魔物の死骸はギルドのマジックバッグで保管してくれるならかまわない」


 「良し!決定だ!手数料の話しにーー」


 「ざっくり、ギルドが30%俺達が70%でどうだ?」


 「おい!お前と言う奴は・・・本当にそれでいいのだな?」


 「あぁ。かまわない」


 「決定だ!なら全部出していってくれ予備のマジックバッグも持ってこよう」


 


 「トレノ?本当に良かったの?あまり目立つ事が嫌いなのかと思ったのだけど?」


 「そんな事ないぞ?カリホルニウムの任務はなんとかなったから後は好きに暮らしていくだけだしな。それにシルビアにも本物の日本の祭りを見せてあげたいくらいだ」


 「祭りとはなんなのですか?」


 「祭りは、その土地その場所の神様や豊穣を願うための催しだったりするらしいんだ。俺も見ただけだから分からないが色々な屋台が出て甘い物や見た事ない料理なんかを歩きながら色々食べて、その神様にお願い事したりするんだ」


 「曹長、お好み焼き、たこ焼き、クレープ、焼きそば色々ありましたね!」


 「あぁ。思い出すだけで食べたくなるな」


 「ルクス様、私も食べてみたいです!」


 「ミラ?あなたは見所があるからいずれ食べさせてあげましょう!」


 「え!?私は!?」


 「シルビアは俺がいつか作ってやるよ!」


 「チッ」


 「「「え!?」」」


 「なにか?」


 「「「・・・・・・・・・・」」」


 明らかに舌打ちだったよな!?何か張り合う所あったか!?


 「待たせた!ちょっと古いがこれに入れてくれ!」


 マスターが持ってきたマジックバッグに俺とミラとシルビアのバッグから中身を全部入れ替えした。


 「おい!これはワイバーンか!?こっちはレッドワイバーン!?雷鳥もいるのか!?ギガマンティスもいるぞ!」


 いつのまにか俺達しか居なかった部屋には色々な冒険者が現れて見学者で凄い事になっていた。


 「とりあえずはこんなもんですかね」


 「お前達!いつの間に!?誰が入って良いと言った!?散れ!散れ!!とりあえず分かった!また日取りが決まれば言うから一度30日後を目処にギルドに来てくれ!


 「分かった。まあしばらくは依頼は休むからよろしく頼む」


 「意外に時間掛かったな。オギゴを出て転送でサクソンに行こう」


 そう言い転送でサクソンに向かった。





 

 見たっすよ!?あの魔法はなんすか!?まさかテレポートすか!?それにトレノさん達はあの魔物はなんですか!?あんなのどうやって狩ったのですか!?テレポートも使え、あんな雷鳥も倒せワイバーンも数えれないくらい狩って・・・本当に魔人ですか!?私も追いかけよう・・・

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